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INTERVIEW

DARK MIRROR OV TRAGEDY

2018.09.18UPDATE

2018年09月号掲載

DARK MIRROR OV TRAGEDY

Member:M.Pneuma(Vo) Senyt(Gt) Gash(Gt) Reverof(Ba) Confyverse(Dr) Genie(Pf)

Interviewer:菅谷 透

-アルバムを通して、ツイン・リードのギターとシンフォニック・サウンドが絶妙に調和していると感じましたが、音作りでこだわったことがあれば教えてください。

M.Pneuma:聴いてくれてありがとう(笑)。まさにそのとおりで、それぞれに3割ずつ割り当てて演奏できるように作曲したんだよ。俺たちは民主主義だからね。みんな公平で、平和なのがいいんだ(笑)。

-アルバムはクワイアを用いた緊迫感のあるトラック「Chapter I. Creation Of The Alter Self」で始まりますが、楽曲の意図を教えていただけますか?

M.Pneuma:意図というよりは、作曲のテクニックとしてクワイアを取り入れたんだ。現代ではエピック・オーケストラを構成するときの合唱をクワイアと表現するけど、クワイアは音響を通してボリューム感を推し進めていく技術なんだよ。実際に合唱団を使って録音することができれば良かったんだけど......(笑)。

-「Chapter III. The Annunciation In Lust」はアグレッシヴに進行し、曲調が劇的に変化していきます。どのような効果を狙ったのでしょうか?

M.Pneuma:アルバム全体では47分と長いひとつの作品になっていて、「Chapter III. The Annunciation In Lust」は作品の中でもやや飽きやすい部分になるだろうから、曲の構成についてとても悩んでいたんだ。だから、前半では演奏のテクニック的な面よりも雰囲気を強調し、そこから少しずつ演奏に力を入れていき、どんどん盛り上がっていくようにしたよ。

-「Chapter V. I Am The Lord Ov Shadows」は実に20分を超える楽曲ながら、スリリングな展開の連続となっています。作曲をするうえでも大変だったのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

M.Pneuma:実際には16分で、無音部分と隠しトラックがあって計約20分だね。自分としては作曲するうえでの問題は特に感じなかったけど、どこで曲を終わらせればいいのかというのが難しかったよ。最初から最後まで曲を何度も繰り返し聴いて、トータルで38分、あるいは51分、47分と、どこで終わらせるかとても悩んだけど、最終的には、飽きがこないようにしつつ、俺たちの伝えたいことが伝えられるような、今の長さにしたんだ。

-"I Am The Lord Ov Shadows"というタイトルが象徴するように、本作のクライマックスを担う楽曲になっていますが、本曲はどのようなストーリーになっていますか?

Senyt:"The Lord Ov Shadows"は自分自身の内面にも、人々の内面にも存在する。彼の登場は人々に恐怖を与えるけど、それを恐れずに自分を見つめ直して、"The Lord Ov Shadows"に立ち向かっていかなければならないということを描いているんだ。

-アルバムをリリースして、今後どのような活動を行う予定でしょうか?

M.Pneuma:今後も創作活動、ライヴ活動を行うつもりだけど、しばらくはライヴに集中したいね。呼んでくれるところがあったら、どこにでも行くつもりだよ(笑)。いろいろな人に『The Lord Ov Shadows』を聴いてもらいたいと思っているんだ。

Senyt:しばらくは韓国、日本、そしてアジアを中心にライヴ・ツアーを行う予定だよ。

-個人的には、今作の再現ライヴを観てみたいです。

Senyt:俺たちはいつもライヴで『The Lord Ov Shadows』の全曲を演奏しているんだ。良かったら今日のライヴに来てくれよ(笑)。

-ぜひおうかがいしたいです。最後に、読者に向けてメッセージをお願いいたします。

Senyt:俺たちは、『The Lord Ov Shadows』に魂を込めたんだ。アルバムを制作していくなかで、メンバーそれぞれが自分なりのエッセンスを反映することに注力したから、ファンのみんなにもきっと満足してもらえる作品になったと思う。ぜひアルバムを聴いて、自分自身の内面の"The Lord Ov Shadows"に向き合ってもらいたいよ。

Reverof:長い間アルバムの制作に取り組んできて、ほんまに一生懸命作ってん。アルバムを聴いたら、それがわかってもらえると思うで。ここは大阪弁で書いてくれ(笑)。

M.Pneuma:『The Lord Ov Shadows』を聴いて、曲を気に入って、自分自身の内面の"The Lord Ov Shadows"に向き合うことができたら、ぜひ俺たちのFacebookページをチェックして"いいね!"を押してくれ(笑)! そうすれば我々の情報を定期的に知ることができるからね。

-そこもちゃんと記事に書いておきます(笑)。本日はありがとうございました!

一同:ありがとう!