INTERVIEW
SCUMGAMES
2018.07.14UPDATE
2018年07月号掲載
Member:Dollman Tocco(Vo)
Interviewer:山本 真由
-そして、初の全国流通盤『Fuck The Fucking Fuckers』がついにリリースされますが、どうしてこのタイミングでリリースを?
タイミングですか。うーん、それで言いますと......。リリースしたら、全国ツアー回るじゃないですか。恥ずかしながら僕、日本各地の港、そしてまた港に女がいまして......。その人たちに会いに行くんです。国籍も様々、ロシア系から中東系、南米系まで。その人たちに4年に1回は会いに行く約束をしてるんですよ。向こうもずっと待っててくれるんで。その4年がちょうど今年です。でも残念なことに、今回のツアーでは港に行かないので会えずじまいです......。また4年先、8年先まで待たすことになりますが。8年も経てば顔も変わってるやろなぁ。まあ、わけありの女性が多いので、整形も繰り返してますし。ボロボロです。年齢も、21歳から87歳まで幅も広いので。8年後となれば、一番上で95歳になってしまいます。罪な男です。誰か俺を殺してください。
-なんだか挑戦的とも言えるようなタイトルですが、今作のテーマやタイトルに込められた意味を教えてください。
この言葉の意味はわかりません! が、とにかく僕は怒ってます! 何に怒ってるか定かではないですが、Zack De La Rocha(RAGE AGAINST THE MACHINE/Vo)くらい怒ってます! あの人めちゃめちゃ怒ってるでしょ!? 僕も子供のころから、なぜか目に見えない敵にずっと怒ってます。最近で言うと、日大アメフト部の危険タックル問題に怒ってます! めっちゃ。
-作曲は主にどなたが担当されているのでしょうか? また、楽曲制作のプロセスやメンバーの役割分担などはどうなっていますか?
僕が作曲はします。そこにAYAMO ADAMSが歌詞をつけるというのが最近の流れです。あっ、僕というのはDollman Tocco! メンバーからは、僕が作る曲は構成が覚えにくいとボヤかれます。そのたびに、ゲンコツどーん食らわします!
-今作の目玉は、なんと言っても「The Cry Of A Newborn Babe」ですね。"世界最短曲0.9秒"と謳っている楽曲ですが、なぜこのような曲を?
"産まれてオギャーと泣く前に叫んだ言葉"という意味でこのタイトルを付けました。歌詞カードを見ていただけたらわかるのですが、長々と美しい言葉が並んでいます。それをひと言、一瞬で片づけました。ぜひ聴いてください! 国内外からのコーラス参加アーティストにも、わざわざ名前は言いませんが感謝感謝です!
-現在はNAPALM DEATHの「You Suffer」が1.316秒で、ギネス記録として登録されていますが、0.9秒という尺はもちろん記録を意識されたということですよね? 1秒を切る楽曲というのは、タイミングを合わせたり、レコーディングしたりするのも難しかったのではないかと思いますが、そういった苦労はありましたか?
それは......エンジ......ニア......さんの......お力を......。
-ちなみに、こちらの楽曲はミュージック・ビデオを作る予定とのことですが、この一瞬の楽曲がどのような映像になるのでしょうか?
お楽しみに! B級ホラーが大好きなんで。
-また、ライヴでもみくちゃになって盛り上がる感じが想像できる楽曲「I HATE」や、疾走感のあるパートとグルーヴ感のあるパートのギャップが心地よい「BIRTH FROM DEATH」など、すでにミュージック・ビデオが公開されている楽曲も今作に収録されていますが、今回アルバムに収録するにあたって、ライヴで演奏してきたことで、作曲当初と変化した部分などありますか?
めちゃめちゃあります! ライヴでは曲の"間"みたいなものが変わってくるので、それを意識して作品化しました。エンジニアさんの力で!
-そのほかの収録曲に関しては、曲名などはまだ公開されていないですが、SCUMGAMESらしいミクスチャー・ナンバーが揃っていますね。これらの楽曲はいつごろ書かれた曲なのでしょうか?
レコーディング近々に書いてます! ついてきてくれてるメンバーに感謝です! ゲスの極み(ゲスの極み乙女。)さんくらいの作曲スピードです。
-レコーディングは順調に進みましたか? 初のリリース作品ということで、特にこだわった点など教えてください。
めちゃめちゃ時間かかりました! お忙しいエンジニアさんなので、無理矢理時間を作っていただき、寝ずの作業で。そちらも感謝感謝です!
-CDアルバムの帯を持ってライヴ会場に行くと、特典Tシャツがプレゼントとパンチある企画がありますが、こちらには特別な想いがあるのでしょうか?
重ね重ねになりますが、ライヴハウス、現場が大好きなんで、どうしてもライヴに来てほしいな、という想いの表れです! "CD=GIG=Internet"だったらいいなと。CD買ったら絶対ライヴに来て体感してほしいです! 書を捨てよ、町へ出よう by 寺山修司
-今作を引っ提げてのリリース・ツアー(2018年7月20日より開催する"SCUMGAMES 『Fuck The Fucking Fuckers』 Release Tour")も決定していますね。ツアーへの意気込みをお願いします。
初めてお会いする人も多いと思いますが、よろしくお願いします。思ってる以上に、僕ら肌ツルツルです! 唇プルプルです!
-今後はさらに活発に活動していく予定ですか? これからの目標など教えてください。
U.S.A.です。そっちしか見てません!
-最後に、激ロック読者へメッセージをお願いします。
僕みたいなもんがなんですが、これからも激ロックはじめ、ロック・カルチャーを愛してください。あっ、僕というのはDollman Toccoです! 今日からやで~! 急に名前変わるで~! 恥ずいで~! 鋼鉄のメンタルやで~! 略して"DT"。松っちゃん浜ちゃん、ダウンタウンと一緒やで~。