MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

小野正利

2017.12.13UPDATE

2017年12月号掲載

小野正利

インタビュアー:荒金 良介

-「A Question Of Honour」はキーを下げても、とんでもなく高いですよ!

この曲ヤバいですよね?

-これ小野さんの歌声ですか? って、驚きました。

最初に無理だと言ったんです。もっと正確に言えば、"嫌だ!"と言ったんですよ。

-ははははは(笑)。

"どう歌えばいいの?"って言ったんです。そしたら、アレンジャーの方から"普段の小野の歌い方でやればいいんじゃないの"って。レコーディング当日まで口ずさんでみたけど、オペラ曲を普通に歌っても、味も何もないなと思って、仕方ないから、"なんちゃってオペラ風"でやろうと。よく"手打ち風うどん"ってあるけど、あれは手打ちじゃないですからね。なので、今回は"オペラ風"で歌いました(笑)。

-「A Question Of Honour」には度肝を抜かれました。

他にMariah Careyの「Hero」、Céline Dionの「My Heart Will Go On」とか、このへんの曲も形として残せて良かったですね。

-女性ヴォーカルの楽曲を、男性でこれほど違和感なく歌いこなせる人は小野さん以外いないんじゃないかと。

そんなことはないですよ。

-「Hero」の歌声を聴いた瞬間、ゾクッとしました。

僕はヒヤッとしますね(笑)。曲によっては歌ったことがあるもの、曲は知ってるけど、歌ったことはないものもあったんですよ。「Any Way You Want It」、「Livin' On A Prayer」、「Dreams」とかこのへんは歌ったことがあるんですけど。あとは、レコーディングのときに初めて本気で歌うものばかりでした。女性曲は全部歌ったことがないものばかりだったし、「Hero」なんてレコーディングでどハマりして何時間も歌いましたから。

-そうでしたか。「Livin' On A Prayer」のアレンジもいい意味で予想を裏切られました。しっとりした仕上がりで。

ですよね。それはGALNERYUSプロデューサーの久武(頼正)さんの発案なんですよ。女性で同じようなテンポ感で歌っている人もいるから、その雰囲気でやってみようかなと。

-あと、「Never Gonna Give You Up」のアレンジはかなり攻めてますよね。

GALNERYUSの鍵盤のYUHKIさんがアレンジをしてくれたんですよ。ノリノリでやってくれたけど、もう少し原曲のイメージを残してくださいとお願いしました(笑)。

-個人的には「Dreams」が一番好きで、和製Sammy Hagar(ex-VAN HALEN)と言っても過言ではないです。聴いた瞬間、笑っちゃいました。

ははははは(笑)。

-ものすごくハマってますよね。キーも高いと思うんですが、見事に歌いこなしてます。

この曲はGALNERYUSチームが演奏しているんですよ。それもあって、勢いで歌えたのかなと。いつもの現場っぽい感じで歌えましたからね。あと、余談になりますが、Syu(GALNERYUS)君のギターに慣れていると、ほかのギターだと、音程が取りづらかったりするんですよ。そういう意味でもうまくハマったと思います。

-そして、ボーナス・トラックに新曲「Never say good-bye」が収録されてて、これがまた素晴しかったです。中森明菜の「北ウイング」、上田正樹の「悲しい色やね~OSAKA BAY BLUES」など、数々のヒット曲を手掛けた林 哲司さん作曲によるものですね。

僕が子供のころに世の中の歌謡曲を聴いて、いいなぁ、好きだなぁと思ったものはほとんどが筒美京平さんの作品で。そのあと、中学生、高校生になって、この曲いいなぁと思ったものは、林 哲司さんが手掛けていたんですよ。哲司さんに曲を書いてもらいたいと思ったところ、会社のスタッフに哲司さんを知ってる人がいて、お話をさせてもらって書いていただきました。そういう意味でも周りの人に恵まれてますね。来年1月には東名阪ツアー("Birthday and Release Tour 2018「V.S」")もありますけど、練習しないと歌えないものばかりなので(笑)、頑張ります!