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INTERVIEW

OZ RAM INDIO

2017.04.06UPDATE

2017年04月号掲載

OZ RAM INDIO

Member:Meg(Vo) KaeDe(Gt) rhythm(Ba) Rin(Dr)

Interviewer:吉羽 さおり

-こういうゴスのテイストは、誰かが好きなものだったりするのですか。

KaeDe:たぶん、自分とMegの境界線上の交わるところが、そのあたりなのかなって思ってるんですよね。だからそういう曲もできていて。

Meg:「LIFESIZE」(Track.8)もゴスっぽい。

-ダークさとポップさがせめぎ合ったサウンドですよね。このサウンドがある程度形になってから、Megさんが歌詞を書くんですか。

Meg:そうですね。彼のデモができて送られてきた時点で、パッとインスピレーションで歌詞を書いています。

-先ほど出た「Dahlia」は、今作の中でもちょっと雰囲気が違った、大人っぽい歌詞ですよね。

Meg:そうなんです、1曲だけ(笑)。大人な感じがありますね。エロな感じ。

rhythm:18歳になった瞬間にね? こんなエロいのどきゃんって出しちゃって。攻めるねぇと思いました(笑)。

Meg:「Dahlia」は結構、攻めてみようと思って。MVになるのも決まっていたので、インパクトが強いものを作りたいなって思っていたんです。インパクトを残すには、やっぱりどきゃんといってみようと。

KaeDe:どきゃんって何?

Meg:わかんない(笑)。

KaeDe:rhythmは特殊な擬音語を使うからね。

-みんなルーツが違うだけに、それこそスタジオではいろんな言葉や擬音語が飛び交っていそうですけどね(笑)。

Rin:たしかに。それぞれ違う意見で、"それ面白いな"ってなる4人なんですよね。それを、うまいこと繋げていく必要はありますけど。

rhythm:実際、「声明」(Track.2)でサビの後半が裏打ちになったりするところも、当初はそういう予定ではなくて。ただ、やってみたらキャッチーになるかも、面白そうっていうのが始まりでやってみたら、意外とハマッたんですよね。最初こそ、ここまでキャッチーにしちゃうのかっていう不安もありつつ。スタジオで合わせてみたのを聴いてみたら"いいじゃん"っていうのは、OZ RAM INDIOのアレンジではよくありますね。

Rin:頑なに"こうじゃなきゃイヤだ"って言う頑固な人がいないんですよ(笑)。

-となると、アレンジでガラッと曲が変化することも多いのでは。

Rin:KaeDeからしたら、あるのかもね。

KaeDe:ありますね。基本的にコード進行が変わることはそんなにないんですけど。でも、メロディはすごく変わります。

Meg:私が変えちゃうから(笑)。もっと伝わるようにとか、絶対にこっちの方がいいとか。メロディに関しては、我が出ちゃうんですよね。

KaeDe:そこは歌い手だからね......。最初のころは1回1回思ってたんですけどね、"え、マジか。変えるんだ"って。

rhythm:今回の制作でも、KaeDeさんが歌詞までがっつり書いた曲を、Megがメロディから歌詞から、尺から、全部変えたのあったもんね。

Meg:「声明」だね。

KaeDe:もう吐きそうになった(笑)。まぁ、結果的にいい曲になったからいいんだけど。

-もう、Megさんは音を聴いたときのインスピレーションで、歌詞はこうだと。

Meg:はい、こういう曲だってなったんですよね。

-そこで先ほどから出ている、よりキャッチーにしていくということで、言葉選びや言い回しは大事にしてますか。

Meg:最近は日本語にすごく敏感になりました(笑)。以前はテレビも観なかったんですけど、意識して観るようにしたりとか。あとはアニメとかを観るようにしてます。アニメの言葉のチョイスって、シンプルだけど、インパクトがあったりするものが多いので。そういうのも参考にしてますね。

rhythm:日本語の勉強を頑張ってるんだ(笑)。

Meg:頑張ってる!

rhythm:普段から、Megは表現が独特なんですよ。

Rin:"冷房弱火で"とかね(笑)。

Meg:はははは(笑)。前に無意識に"アイスティー、ホットで"って言っていて、店員さん困ってました。

KaeDe:あたためろってこと? みたいなね(笑)。

-たしかに独特ですね(笑)。また、「声明」と「LIFESIZE」の歌詞に、"私で在るべき場所へ"というフレーズが出てきますね。これは、今の心境や強い思いが書かせたものですか。

Meg:唯一無二のものになりたい、誰のものでもない自分の場所に行きたいっていう思いが、すごくあるんです。「声明」はそういうメッセージを込めた曲なんです。今回、自主レーベルとして初めての全国流通のCDとなって、全国のみんなにもしかしたら聴いてもらえるかもしれない機会で。メッセージを強くしないと伝わらないかなと思ったので、ありのままの今の思いを書きました。