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INTERVIEW

THE SILVERBLACK

2016.09.14UPDATE

2016年09月号掲載

THE SILVERBLACK

Member:Claudio Ravinale(Vo)

Interviewer:山本 真由

-THE SILVERBLACKの中心人物であるNEROARGENTO(Gt/Vo/Syn/Loops/Prog)は、イタリア語で"黒い銀"という意味だそうですが、バンド名が表しているようにTHE SILVERBLACKはNEROARGENTOと対になるプロジェクトだと考えていいのでしょうか?

そうだね。THE SILVERBLACKはNEROARGENTOをもっとメタルにした感じで。すべての曲をNEROARGENTOが書いているし、比較するならばTHE SILVERBLACKはNEROARGENTOのアグレッシヴなダーク・サイドだと言えるね。

-どういった経緯でTHE SILVERBLACKの活動はスタートしたのでしょうか?

もう俺たちは何年も前から知り合いで、たまに俺がやってるバンド DISARMONIA MUNDIのキーボードやリミックスをNEROARGENTOに手伝ってもらってたんだ。逆に彼の曲のゲスト・ヴォーカルを俺がやったこともある。そのあと俺たちは一緒にTHE STRANDEDで『Survivalism Boulevard』(2012年リリースの1stアルバム)をリリースしたんだ。それが本当にクールなプロジェクトで、そのあとも一緒に曲作りをしていくうちに新しくTHE SILVERBLACKを始動させることになったんだ。

-他のメンバーを簡単に紹介していただけますか?

メンバーのIvan King(Ba)はすごい友人でミュージシャンなんだ。彼は、VITA MUSEUMというバンドのヴォーカルとリズム・ギターを担当していて、THE SILVERBLACKのビデオ・ディレクターでもあるんだよ。Rob Gaia(Dr)は5 STAR GRAVEというバンドの元ドラマーで、俺が新しくドラマーを探しているときに知り合ったんだ。彼はライヴで本当にソリッドにドラムを叩くんだよ。Nisha Sara(Live Key/Performance)は素晴らしいパフォーマーだから、すぐ頭に彼女のことが思い浮かんでバンドに迎えたんだ。

-現在の活動状況について教えてください。アルバムのリリースも行い順調にキャリアを積んでいるTHE SILVERBLACKですが、ライヴ活動も積極的に行っているのでしょうか?

最初は曲を書いてレコーディングして、まずは俺たちの音楽を知ってもらうことに時間を費やしているかな。俺たちがどんな奴らなのかも知られてないうちにライヴをしたくなかったからね。今はアルバムもリリースしてファン・ベースもできてきたから、ちょうどツアーを行おうとしているところだよ。

-メタルやラウドロックをベースとしながらも、エレクトロ要素が強く、ダークでゴシックなイメージも持った異色なバンドですが、ライヴではどういったバンドやアーティストと共演することが多いですか? また、ライヴではどんなパフォーマンスを想定していますか?

今はツアーを行おうとしているところだから何とも言えないけど、俺たちは様々なジャンルの音楽を取り入れていて、それでいてディープなインダストリアル・メタルに根づいたバンドで演劇的な視覚的効果も考えて活動をしているよ。

-今回日本での同時リリースが決定した1stアルバム『The Silverblack』は2014年に、2ndアルバム『The Grand Turmoil』は2015年に本国ではすでにリリースされているものですね。イタリアでの反応や、インターネットを通した海外からの反響はいかがでしたか?

『The Grand Turmoil』は実際に本国でもCD化されていて、ファンのみんなも非常に喜んでくれているので本当に満足しているよ。聴いてくれるみんなのことを考えて俺たちは楽しく活動をしているよ。

-今回この2作品が日本で同時リリースされることになった経緯について教えてください。

NEROARGENTOの一番新しいアルバム『One Against All』(2016年1月リリース)がGO WITH ME RECORDSからリリースされて彼は非常に満足していたし、THE SILVERBLACKも日本でリリースすることを考えていたからちょうどいいタイミングだったんだ。『The Grand Turmoil』の日本盤には未発表のボーナス・トラックが収録されていて、『The Silverblack』はリミックスもリマスタリングもしたから、すでに持っているとしても楽しめる新しいサウンドになっているよ。

-『The Grand Turmoil』は、『The Silverblack』よりもフックが効いてバンド感というか、ライヴ感が増したなという印象があるんですが、『The Silverblack』リリース後にメンバーの編成が変わったことも影響していますか?

特に大きく変わったことはないかな。NEROARGENTOは最初からバンドの曲を書いているし、俺も最初から歌詞とヴォーカルをやっているからね。

-作曲に関しては、NEROARGENTOが中心となって行っているのでしょうか? それとも、楽曲ごとにメンバーそれぞれのアイディアが反映されているのでしょうか?

NEROARGENTOがすべてを手掛けていて、俺はヴォーカルを考えている。曲をインストでもらって、コーラスとかそういう部分は自分のアイディアが反映されているかな。