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INTERVIEW

ONE'S TRUTH

2016.09.13UPDATE

2016年09月号掲載

ONE'S TRUTH

Member:TAKE(Vo/Gt) NORI(Ba/Vo) HIROSHI(Dr/Cho)

Interviewer:荒金 良介

-曲作りはどういうふうに行うんですか?

TAKE:俺がメロディとリフを持って行って、3人でフレーズをつけていく感じですね。

NORI:それから重くしたい部分は考えたり、自分が好きなフレーズはベースをちょっと変えますね。根本的には任せてますけど。

HIROSHI:自分はわからないことが多いので、"こはキメを入れた方がいいんじゃない?"と言われて、"あっ、そうですか!"って。そんな感じです(笑)。

-歌詞は全編日本語詞ですよね。それは青春パンクの影響ですか?

TAKE:それはあるかもしれないですね。日本語が一番伝わりやすいから。

-あと、気になったのはわりと長めの曲が多いですよね。今作は3、4分以上の曲も結構あります。

TAKE:曲を組み立てて、しっくり来るのが4分前後なんですよ。自分でも長いと思うけど、省こうと思わないから、これでいいのかなと。

-そこはメタルの影響が大きいんですかね?

TAKE:あぁ、その影響は確実にありますね(笑)。リフを立たせたいと思ったら、展開も大事だし、ブレイクもわりと多くなりますからね。SHADOWS FALLが俺の中でツボで、曲にドラマ性もあるじゃないですか。

-メタルはドラマチックな曲調が多いですからね。

NORI:ヴォーカルが気持ちいいツボを突いてくるので、長さはあまり感じないんですよね。曲が良ければ10分でも全然OKです。Aメロ、Bメロ、サビとシンプルな構成だけど、そのひとつひとつがいちいち長いんですよ。

一同:はははは(笑)。

NORI:それがONE'S TRUTHに活きてるから、間違ってないのかなと。

HIROSHI:俺もこれが当たり前だと思っているので、何も気にならないですね。作ってくるメロディも気持ちいいし、時間は忘れちゃうんで。

-では、今作を作る前はどんなヴィジョンがありました?

TAKE:ONE'S TRUTHらしさを詰め込もうと。攻める曲もあれば、「Voice」みたいな曲もある。この10曲で自分たちのキャラを伝えたくて。だから、ミニ・アルバムも考えたけど、それだと中途半端に終わりそうな気がしたんですよ。

-自分たちのキャラというと?

TAKE:激しい音と、メロディで聴かせられる部分ですかね。メロディックなロックを聴く人にも、メタル/ハ-ドコアを聴く人にも届けたくて。どっちの人にも興味を持ってもらいたいですね。

-その考えはどこから?

TAKE:それは単純に自分がどっちの音楽も好きだから。それをミックスさせて、自分が望むツボを押さえたバンドを完成させるために、今やってます。自分が、こんなバンドがいたら魅力的だなと思う音を鳴らそうと。

-今作を聴いて、音楽的にはMEANINGの雰囲気に近いですよね。ただ、ONE'S TRUTHの場合は全編日本語詞だし、今のシーンにあまりないタイプの音楽だと思います。やはり他のバンドとは被らないように意識してますか?

TAKE:そうですね。似ている部分は仕方ないとして、MEANINGと比べるとメロディックな要素は強いかなと。そういう意味で伝わりやすいところはあると思います。

-TAKEさんがヴォーカル面で影響を受けた音楽は?

TAKE:ギターを始めたころは兄貴の影響もあって、THE YELLOW MONKEYをよく聴いてました。

-TAKEさんがリード・ヴォーカルだと思うんですが、ツイン・ヴォーカル的なニュアンスもありますよね?

TAKE:そうですね。「心の目」(Track.7)はサビでメインを歌っているけど、ライヴでふたりが歌える箇所があればいいなと思って。

NORI:僕が口ずさんでいたら、"そこはお前が歌って"と言われるので、決めうちではないんですよ。

TAKE:ノリで決めることが多いですね。曲をスタジオに持って行って、しっくりこないときもありますし。スタジオでやってみないとわからないこともありますからね。

-その中でジャッジする基準というと?

TAKE:3人の気持ちいいポイントが合ったときですかね。それで自然と決まることが多いです。

-ギター・ソロも随所に織り込んでますよね。

TAKE:なくてもいいんでしょうけど、今はそういうバンドも少ないから。俺は歌い手の前にギタリストでありたいという気持ちが強くて。

-えっ、そうなんですか?

TAKE:このバンドをやる前はずっとギターだけを弾いていたので、ギター・ヒーロー的な立ち位置は大事にしたくて。雑誌にも出たいですもん、機材紹介みたいな(笑)。