−"泣き疲れたら 顔を上げて 進もう"という歌詞もいいですね。

あゆみ：私もその歌詞は好きです。

まき：あゆくまは泣き虫なところがあるから。他にも"貴方なりの くしゃくしゃなfaceで"の歌詞はこだわったところですね。泣き顔は人に見られたくないじゃないですか。でも溢れる涙を流しきることで、スッキリすると思うから、どんなにかっこ悪い泣き顔でもいいから見せて、前に進んでいこうって思っています。そういうポジティヴな気持ちを込めています。

−弱さを見せられるのは強さの証拠ですからね。

まき：最初はステージでも強がってばかりいたんですよ。だけど、ありのままの自分の気持ちを知ってもらえないと、心と心でふれあえない気がして。3頭同士でも自分の弱さを見せることで、絆が深まりました。

あゆみ：泣いたらダメと言われることもあるじゃないですか。特に男性は泣くなと言われることも多いかもしれないけど。あゆくまのライヴではそういう感情も全部出してほしいんです。

−Track.2「WAR CRY」はスカ風リズムとホーンを用いたゴージャスな曲調ですね。

くりか：この曲はくりか的に今のあゆくまの1番強いテーマやなぁと思ってます。3頭で一丸となって頑張っていこうという曲ですからね。自分たちも夢に向かってもがいている身なので、かっこいいことは言えないけど、一緒に頑張っていこうよって。

−歌詞にも闘ってる感じが出てますね。

くりか：はい、すごく力強い歌詞だと思います。壁を乗り越えるんじゃなく、ぶち壊して、こじ開けるようなイメージですね。"WAR CRY"という言葉はラグビーの試合前にチームで雄叫びを上げることで、あゆくまのライヴ前のイメージに近いんですよ。

まき：今やりましょうか？

−もしよければ！

3頭：今日も1日、全力出し切って、頑張って行きましょう！ 3 as 10！

くりか：最後のフレーズは3頭で10の力があるという意味です。

まき：あと、先にDJでくりかがステージに出ているときに、2頭（あゆみ、まき）で違う雄叫びもやるんですよ。

あゆみ：これ人前でやるの恥ずかしいなあ（笑）。

まき：まずふたりでお互いに背中を叩き合うんですよ。それから......。

あゆみ＆まき：イエス、兄弟ペロペロッ！

くりか：これはくりかも意味が全然わからないです。

−（笑）次のTrack.7「What's my name?」は硬派なロック・チューンですね。

まき：メンバーそれぞれの名前を織り込んで、"あゆみだせ（歩み出せ）！"、"くりかえせ（繰り返せ）！"、"まきおこせ（巻き起こせ）！"をライヴでもみなさんにコールしてもらっているんですけど。自分たちの名前を呼んでもらうことで、愛を感じますね。他に"常に愛を与えて／その見返りだなんて／求めたりはしないぜ／けど ほしいものがあるの"という歌詞は愛を見せて求めたりはしないけど、たまに欲しいという気持ちを書いているんですよ。ロックなサウンドで、歌詞も相まって胸に響く曲ですね。

あゆみ：あゆくまも素の女の子に化けるときがあるので、それが出てると思います。最初は恥ずかしかったけど、そういう部分も見せていきたいなと。

−歌詞は赤裸々ですね。それはかっこつけなくなったから？

まき：ありのままの姿を見せることが1番ですからね。

くりか：ライヴで何度かこの曲をやっているけど、今まで味わったことがない空気感になるんですよ。DJブースからステージを見ると、色が見えるんですよね。生々しい紅色みたいな。ホントの気持ちを曝け出しているからこそ、生々しく感じるのかなと。また違う色のあゆくまを見せられた曲ですね。