INTERVIEW
WALKING AFTER U
2015.09.09UPDATE
2015年09月号掲載
Member:Baek Haein(Vo/Ba) Song Jia(Gt/Cho) Kim Sunny(Key) A-zzang(Dr/Cho)
Interviewer:今谷 重治
-はじめまして! 激ロックです。本誌初登場となりますので、まずは自己紹介をお願います。
一同:こんにちは。私たちは韓国のガールズ・ロック・バンド、WALKING AFTER Uです。みなさんにご挨拶できて嬉しいです。
-WALKING AFTER Uの"U"はおそらく"you=(あなた)"という意味だと捉えていますが、"U"という文字に込めた思いや、バンド名を決めたときのエピソードなどがあれば教えてください。
Song:はい、その通りです。WALKING AFTER Uの"U"は"you"で、"あなたたちのあとをついて行く"という意味です。ファンの立場で"WALKING AFTER U!"と叫べば"私たちのすべてについて行く"という意味になります。そして、私たちが観客に向かって同じように叫べば"私たちがファンについて行く"という意味になります。私たちはみなさんのために音楽を始めて、今も、そしてこれからも、私たちを応援してくださるみなさんのために音楽をやるつもりです。
-韓国のガールズ・ロック・シーンを牽引してきたRUBBER DUCKIEとSWINGZが、2013年の4月にソウルで開催された"GIRLS ROCK FESTIVAL"にて初のコラボレーションを実現させてスタートしたWALKING AFTER Uですが、実際どのようにしてふたつのバンドのコラボが実現したのでしょうか。また、そのときのオーディエンスの反応や手応えはどうでしたか?
Kim:韓国の全州(チョンジュ)という地方都市でライヴがあったときに、リハーサル後に一緒に食事をしながら"いっぺんコラボしてみようか"というやりとりがあって実現しました。実際にライヴでの反応は本当によかったです。そのあと、世界市場への進出を目的として引き続きWALKING AFTER Uとして活動することになりました。
-昨年10月に初来日を果たし、その後、年末より約3ヶ月に及ぶ来日ツアーを敢行していますが、それより以前にミュージシャンとして、もしくはプライベートで来日されたことはありましたか?
A-zzang:2013年の8月に日本のガールズ・バンドの実力を知るために東京へ短期で行ったことがあります。もちろんYouTubeを通してたくさんの情報を得ていましたが、実際のライヴではどのくらいのレベルなのかを知りたかったんです。直接観てびっくりしました。日本のガールズ・ロック・バンドのレベルはとても高いということがわかって、私たちも頑張るきっかけになりました。
-東京で50回弱の公演を敢行したというのは驚異的でもあります。日本のバンドでもなかなかない公演数ですが、ツアーを終えてみて得られたものや見つけられたものはありましたか?
A-zzang:東京で 約50回のライヴをする間に日本のロック・バンドから多くのことを学びました。例えば、音楽を考える姿勢とか、ステージ上で見せる真面目なところや徹底しているところなどです。特に、演奏後にCDやグッズを販売するために努力する姿は、韓国のバンドには見られない光景でした。
-実際に日本のフェス"WOMEN'S POWER"に出演してみて、観客の反応はどうでしたか? 本国のフェス"GIRLS ROCK FESTIVAL"とは違った雰囲気でしたでしょうか?
Kim:まずは私たちが"WOMEN'S POWER"に参加できたということ自体を光栄に思っています。招待してくださったみなさんに感謝しています。観客の反応は韓国の"GIRLS ROCK FESTIVAL"の方がアツかったような気がします。多少スタイルは違いますが、日本の観客もとてもステキです。
-出演者にはSHOW-YAやAldiousなど、日本では有名な女性バンドが多数出演していましたが、日本のバンドとの直接的な交流などはありましたか? また、日本のアーティストで好きなアーティストや気になるバンドはいますか?
Baek:SHOW-YAは、韓国でもロック・マニアの間で非常に有名なバンドです。もちろん私たちもガールズ・ロック・バンドなので当然知っていましたし、尊敬しているバンドです。SHOW-YAと一緒に公演するということだけでも光栄すぎて、ものすごく幸せでした。Aldiousも韓国ではよく知られてるバンドです。その他にはexist†traceも本当にカッコいいと思います。
-日本ツアー前に公開された動画で、"お好み焼きが食べたい"と盛り上がっていましたが、実際お好み焼きは食べましたか? また、日本滞在中のエピソードがあれば、ぜひお聞かせください。
A-zzang:東京でお好み焼きをたくさん食べました。その他にもいろいろな日本食を食べましたが、どれも美味しかったです。日本にいる間、ほとんど毎日のようにライヴをして、終電に乗って宿に戻ると、前の路地に焼き鳥を売っているおじさんがいました。いつもお腹が空いていたので、ほとんど毎日夜遅くにそこの焼き鳥を買って食べていました。その店のおじさんが私たちにとても親切にしてくれたので、今でもよく思い出します。また東京に行ったら、絶対その焼き鳥屋のおじさんに会いたいです。