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INTERVIEW

FLESH JUICER

2015.08.08UPDATE

2015年08月号掲載

FLESH JUICER

メンバー:Gigo Pro(Vo)

インタビュアー:米沢 彰

- 初めてのインタビューとなりますので、まずは自己紹介をお願いできますでしょうか?

はじめまして!俺たちはFLESH JUICER。メンバーはGigo Pro(Vo)、Qing(Gt)、Zero(Gt)、Jen(Ba)とChung(Dr)の5人。FLESH JUICERは台湾の台中出身のアジアン・メタル・バンドで、2006年に結成したんだ。

-"FLESH JUICER"というバンド名はかなりショッキングですね。台湾語表記の"血肉果汁機"という漢字もかなりインパクトがあります。このバンド名はどのようにして決めたのでしょうか?

バンドを結成して間もないころ、地元のコンクールにエントリーしようとしたんだけど、当時まだバンド名が決まってなくて。でも、もうその場で名前を決めないと応募ができないっていう状況だったから、しばらくその楽器屋の前で立ち止まって考えているときに、ふと浮かんだ名前が"血肉果汁機"という台湾語での表記に、英語で"FLESH JUICER"と添えるというアイディアだったんだ。俺たちのバンド・ロゴには"血肉"という生肉を意味する漢字が入っているんだけど、これは台湾人の友達のBlakeにデザインしてもらったんだ。

-1stフル・アルバム『Gigo』の日本リリースおめでとうございます。バンドとして初のフル・アルバム、そして日本でのリリースと、バンドのキャリアとしてひとつの節目となる作品だと思いますが、完成しての率直な感想を教えていただけますか?

俺たちにとってひとつの目標が実現したというのが本心だね。人に伝えたいことがたくさんあったんだけど、それを13の異なる時期、異なる出来事に見立てて13の曲としてまとめることができた。これはずっと達成したかったことで、最初のミッションはこれで成し遂げたと言っていいと思う。

-デス・メタル~デスコアの流れを汲みつつ、台湾のトライバルなフレーズや音色を取り込んだサウンドが独特ですね。どういったバンドや音楽に影響を受けて今のサウンドにたどり着いたのでしょうか?

最も影響を受けたのは、CHTHONIC、台湾の寺行事音楽や葬式演奏者(Sisomi)だね。

-あなた方のサウンドからはブルータリティとともに、どこか悲哀も感じられるのですが、どういった想いや歌詞を楽曲に乗せているのでしょうか?

このアルバムのコンセプトとなるストーリーに登場する人物が墓場に葬られるシーンがあって、その悲しみを台湾式の葬式音楽で表現し、メタルと融合させているんだ。

-直球のデス・メタルかと思えば、ハードコア的なアプローチを見せたり、様々なスタイルが曲ごとに絡み合う構成が印象的でした。曲の構成を考えるうえで意識していたことや狙っていたことなどはありますか?

俺たちはこのアルバムのすべての曲がちゃんと"FLESH JUICERの曲"になっているかどうか、ヴォーカルはもちろん、ギターのフレーズ、ドラムのリズム、すべてを入念にチェックしながら制作したんだ。台湾の伝統的な音楽をしっかりと継承していることには相当こだわったよ。

-様々なトライバル・サウンドが随所で聴かれますが、どういった楽器を使っているのでしょうか?

基本的に俺たちが使っている楽器は"スオナ"と呼ばれる楽器なんだ。これは大音量で高音を発するとても独特な楽器で、中国全域の主に野外での行事などで使われている。山東省や河南省といった中国北部で古くから祭りや軍事的な行事で使われてきた。現在でも冠婚葬祭といった儀式で他の楽器と一緒に使われることが多い楽器なんだ。

-デス・メタルはともすると一本調子になりがちですが、様々な音色が入ることでサウンド面での広がりがよりはっきりと出ているように感じます。トライバルな楽器を使うというアイディアはどのようにしてたどり着いたのでしょうか?

台湾では"スオナ"の特殊なサウンドは葬式や祭りで常に耳にするものなんだ。そのサウンドやメロディは子供のころから耳にするもので、台湾人の生活の一部となっていると言っても過言ではない。だからこそ俺たちは自分たちの音楽にその要素を入れて、独自のサウンドとして世界に向けて曲を作ってきた。