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INTERVIEW

MCBUSTED

2015.02.17UPDATE

2015年03月号掲載

MCBUSTED

Member:Tom Fletcher(Vo/Gt/Pf) Danny Jones(Vo/Gt) Dougie Poynter(Vo/Ba/Gt) Harry Judd(Dr) James Bourne(Vo/Gt /Pf) Matt Willis(Vo/Ba)

Interviewer:山口 智男

-バンドに対する、みんなの熱い想いはデビュー・アルバムからも伝わってきます。そのデビュー・アルバムはポップ・パンクを中心にエレポップ風の曲からトラッドっぽい曲まで、幅広い曲が収められ、とても聴き応えあるものになっていますが、幅広い曲のみならず、どちらかというと、"どこにでもいるイケていない男の心情"を歌った歌詞も面白い。そういう歌詞だからこそ、多くの人が共感できると思うんですけど、そういう歌詞はどんなところから出てきたものなんですか?

Tom:中には実体験に基づいたものもあるし、想像で作ったものもあるし、曲によっていろいろなんだけどね。ただ、MCBUSTEDに関しては、より遊んでいるというか、テーマを設けて、それを表現するのに1番相応しいストーリーを作るっていう歌詞の書き方を楽しんでいるんだ。情感たっぷりにとかセンチメンタルにとかってことではなくてね。遊び心を持った歌詞が書けてるんじゃないかな。

-遊び心っていうのはユーモアってこと?

Tom:そうだね。これまで書いた曲の中にもそういう曲はあったけどね。たとえばBUSTEDのメンバーと書いた(BUSTEDの)「Air Hostess」も、ただ男の子と女の子が出会って、恋に落ちるという単純なものではなかったしね。テーマを決めて、その中で想像を膨らませながら歌詞を書くっていうのは、書いてても楽しいんだよ。

-今回のアルバムで、実体験が基になっている曲って?

Tom:「Sensitive Guy」は敏感すぎる男の歌なんだけど、どんなときにあれこれ気にしてしまうか、みんなでアイディアを出し合ったよ。

-「Sensitive Guy」の歌詞は最高ですね。

全員:だろ(笑)?

Matt:「What Happened To Your Band」と「How's My Hair?」もけっこうリアルだね。

James:「How's My Hair?」は絶対、みんな共感できると思うよ。「In Da Club」もそうかな。

Harry:僕たちもかつては夜な夜なクラブに行って、いわゆる精神的にアガるようなものを試したこともあるけど、「In Da Club」は、もうそういうことをやらなくなった今、たまたまクラブに行ったとき、"なんでこんなところにいるんだ?!"って不思議に感じたことを歌ったものなんだ。

Danny:俺は音楽を楽しむためにクラブに行くのは未だに好きだけどね。

-女の子たちにキャーキャー言われているみんなから「Sensitive Guy」みたいな歌詞が出てくるなんて、世の中の人たちは驚きなんじゃないですか?

Tom:そうかもね。

Danny:もちろん、俺たち全員がそうだってわけじゃないよ。主に、この曲でヴォーカルを取ってるメンバーだけに当てはまるってことさ(笑)。

-これからツアーが控えているので、この質問は気が早いかもしれないんですけど、ツアーが終わった後はMCBUSTEDとしてはどんな活動を考えているんですか?

Tom:まだ何も決めてない。やりながら決めていこうと思ってるんだ。

Danny:またツアーするか? ジャパン・ツアーはどう?

Matt:日本の夏フェスに出たいな。

Danny:だね!

-2枚目のアルバムを作る可能性はあるんですか?

Tom:今年の夏までにことしかまだ見えてないから、それについてもまだ白紙だよ。

Danny:もちろんチャンスがあるなら作りたいよ。

Matt:でも、まだ1枚目が出たばかりだしね。

James:出てからまだ2ヶ月しか経ってないんだぜ(笑)。

-それはそうなんですけど(笑)。

Harry:デビュー・アルバムがあまりに良すぎて、次を早く聴きたいって気持ちもわかけるけどね(笑)。

-そう、それを言いたかったんです。

Harry:15曲入ってるから聴き応えあると思うんだ(日本盤は海外デラックス・エディションに4曲を追加した全19曲を収録)。BUSTEDの2ndアルバム『A Present For Everyone』もNEW FOUND GLORYの『Catalyst』も曲がたくさん入ってたけど、どの曲も良くて、すごく聴き応えがあったんだ。MCBUSTEDのアルバムもそういうアルバムだと思うんだ。

Danny:最近1曲とか2曲とかしかいい曲が入っていないアルバムばかりだろ?

Harry:だから次のアルバムが出るまで、じっくりと聴き込んでほしいし、長く付き合えるアルバムになってると思うよ。