MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

VILLES

2014.10.08UPDATE

2014年10月号掲載

VILLES

Member:Dominic Tan(Vo) Bryan Ulric(Vo/Gt) Harith Shah(Gt) Agung Anakagunggde(Ba)

Interviewer:田村 公平

-みなさんはマレーシアだけでなくシンガポールなどの近隣東南アジアでもライヴをおこなっているようですが、自国以外での知名度や反応はいかがでしょうか?

B:海外からの反応は本当に素晴らしいよ。インターネットのおかげで、国境をこえて音楽が広がりやすくなったことを実感してる。同時に音楽は手段さえあれば、簡単に国境、人種、そして国籍もこえるものだと痛感した。こうやって俺たちの知らない国で俺たちの音楽を聴いてくれている人がいるということは嬉しいし、最初の俺たちの目標は自分たちの音楽を世界中で多くの人に聴いてもらうことだったということを思い出させてくれたよ。

Agung(以下A):東南アジアのポスト・ハードコア・シーンはとても盛り上がっているよ。特に俺たちのファンも多いインドネシアではね。マレーシアやフィリピンでもいい反応があるから、早く日本にも行ってみたいよ。

-私はシンガポールで行なわれているBaybeatsに一昨年伺ったのですが、今年はみなさんも出演したそうですね。ロケーションも規模も素晴らしいイベントでしたがみなさんのライヴの際はいかがでしたでしょうか?

B:Baybeatsはシンガポールで最大規模のフェスで今までシンガポールのレジェンドたちはみんな1度は立っているステージなんだ。今年そんなフェスに呼んでもらえたことは本当に光栄だったよ。キッズとして足を運んでいたフェスのステージにいざ自分が立って、若い子たちが自分たちの歌を歌っている姿を見て自分も成長したものだと思った。あのステージに立てたことは本当に誇らしかったよ。

-また、日本からSurvive Said The Prophetが出演しましたがご覧になられましたか?

B:もちろん!BaybeatsでSurvive Said The ProphetのヴォーカルのYoshが「The Levy」という曲でゲスト・ヴォーカルをしてくれたんだ。俺は逆にSurvive Said The Prophetの「Let Us Party!!」でゲスト・ヴォーカルをしたよ。Yosh(Vo)とはFacebookで結構前に知り合っていて、同じ時期にバンドを始めた友達なんだ。だからいつか一緒にライヴしたいねって話をずっとしていたんだけど、Baybeatsで一緒にライヴできたのは本当に偶然だった。まるでVILLESとSurvive Said The Prophetは出会う運命だったかのようにね。フェスの間はずっと一緒に遊んだり飲んだりしていたよ。YudaiもShoもIvanもTakuyaも最高なミュージシャンで兄弟だと思っているよ。

-みなさんを取り巻くマレーシアや東南アジアの音楽シーンは盛り上がっていますか?

A:シンガポールは、他の東南アジアの国に比べてると、そもそも国自体も小さいし人口が少ないってこともあってシーンは小さいよ。だから、この国でバンドを始めるにはどのジャンルもまずは小さなライヴハウスから始めないといけない。でも、バンドのことを応援してくれるこの国のシーンは本当に素晴らしいよ。

-2014年よりエクストリーム・ミュージック最大手のマネジメントThe Artery Foundationと契約を結んだとのことですが、その後バンドとしての動きはどう変わりましたか?

D:俺たちが『City Of Gold』というシングルをリリースしたときにオーストラリアのThe Artery FoundationにいるJaydenから一緒に仕事したいと連絡をもらった。それ以降は本当に最高だよ。彼のおかげでELEGISTやVOID OF VISIONとのオーストラリア・ツアーも実現したんだ。彼は知識人でアツい人だから一緒に仕事ができるのは最高さ。