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INTERVIEW

THE SPAM

2014.08.11UPDATE

2014年08月号掲載

THE SPAM

Member:イッチャン (Vo/Gt) セイヤ (Ba) テッチャン (Dr)

Interviewer:山本 真由

-今回のデビュー・シングル『キャンディー』を聴いて、今のTHE SPAMの充実ぶりが伝わってきました。今作に収録の3曲はいつ作られたものなのでしょうか?

I:3曲ともセイヤくん加入前くらいですかね。確かに苦労もありましたが、それ以上に充実していました!幸せですね。

-夏にぴったりの爽やかな曲調の楽曲が揃っていますが、本作に込めた思いや全体的なテーマ、楽曲ごとのテーマなどあれば教えて下さい。

I:「キャンディー」はプライドや価値観を捨ててもっとナチュラルに生きようというテーマです。なくしたモノを探し続ける人生よりも現実を受け止めて前に進んでいこうという。前に進めば大切なモノがまた見つかると思うんです。「MY LIFE」はライヴでも話していますが、"当たり前のような小さな幸せに気付いて、皆が今の日常をもっと幸せに過ごせますように!"というテーマでポジティヴ・ソングです!!「エナジー」はテッチャンが今の奥さんと付き合い出した時にお互いが最愛の人になりますようにとひっそり願いを込めて作りました。これいい話じゃないですかね?目から汗が(笑)。まとめてテッチャンが一言!

T:「エナジー」に関しては、そうですね、歌詞からもわかると思いますが、本当にお互いがお互いを必要とし"相手のことを想い一緒に生きて行こう!"って思える良い歌です。イッチャンの願いがこもっていたのもあり、2013年に結婚しました!!

-音楽のパワーですね!おめでとうございます!続いて歌詞について伺います。正直で等身大の歌詞は多くの若者の心をとらえると思いますが、歌詞はどなたが担当しているのでしょうか?

I:歌詞は私が慎んで担当しております(笑)。僕アホなんですかね。たまに作詞しながら自分で感動して泣いていることとかありますよ(笑)。こんな僕でも気持ちが上下することもありますし、この気持ち忘れたらいけないとか、とにかくストレートですね!そのまま!
告白だってストレートが1番!美味しいステーキも塩だけでいい!

T:(笑)結局飯ネタ!!

S:僕はリスナー目線で歌詞を聴いていますが、今の時代にここまでストレートな気持ちを歌詞にできる人ってなかなかいないと思います。

-メンバーが安定する前と現在とでは楽曲制作の方法は変わりましたか?

I:全く変わりません!!僕が持ってきた曲を2人に大筋とポイントだけ伝えて、後は各パート・ラインなどは任せていますよ!ね、セイヤ、テッチャン!

S:ヴォーカルの石岡さんが持ってきた曲を聴いて、3人でイメージを共有、膨らましながら制作しています。

T:そうだね!全く変わらない(笑)!

-2009年リリースの前作『JUST YOU AND ME』は、ミュージック・ビデオのある「DARK MAKE SHINE」しか聴けていないのですが、新作と比べるとよりパンクやオルタナ色が濃かったように思います。今作は、ポップ・パンクを主軸としながらもエモーショナルなギター・ロック寄りのサウンドになっていて、より明るいアプローチになっているように感じられましたが、ここ数年で描きたいものや手法は変化しつつあるのでしょうか?

I:2007年に作った「DARK MAKE SHINE」は、友達やお婆ちゃんが死んだ時に書いたんです。それまで経験した全ての中で1番悲しい出来事でした。未だに人の死を超える悲しみはありません。背負いながら生きて行こうと決心して忘れないように筆を走らせました。バンド活動を始めた頃は、売れたいとか思っていましたよ(笑)。今は活動を通して、本当にたくさんの仲間に出会いましたし。かっこいいバンドもたくさんいるし、仲間の有り難みや温かい人柄、先輩方の存在。THE SPAMなんてちっぽけなバンドですよ(笑)。でもたくさんの仲間が支えてくれる、一緒にライヴをする。お酒を飲む!もうそれだけで生きてて良かったと思える毎日です。そんな曲が多くなったんですかね。常に強く感じることを歌うだけです。昔から何も変わってません。自分が納得いく歌しか魂が入らなくて胸張って歌えません。あ、でも売れる曲とかは意識しません(笑)。自分がかっこいいと思う曲をこれからも作りたいです。