INTERVIEW
ME IN A MILLION
2014.05.15UPDATE
2014年05月号掲載
Member:Lukas Conrad (Vo)
Interviewer:米沢 彰 Translator:Hiro (Peanuts For A Party Boy)
-はじめまして!初めてのインタビューになりますのでよろしくお願いします。
はじめまして、ドイツのバンド、ME IN A MILLIONのヴォーカルのLukeだよ、日本のみんなよろしくね!
-ドイツ出身ながら、デビュー・アルバムからI SEE STARSやWOE, IS ME、MEMPHIS MAY FIREらのプロデューサーとして知られるCameron Mizellのプロデュースとなりましたが、これはどのようにして決まったのでしょうか?Cameron Mizellとの制作作業はいかがでしたか?
レコーディングに入る前から最高のものができると信じていたよ。Chango Studiosは初めて俺たちが選んだ場所なんだけど、俺たちはCameronの作品などからとても影響を受けていたんだ。実際彼との仕事は文句なしだったよ。彼はプロデューサーというだけでなく、最高のヴォーカリストで音楽家でもあるんだ。
-デビュー・アルバムとは思えない完成度ですね。レコーディングに当たっては相当な準備と作曲を行ったのではないですか?
作曲にはとても時間がかかったよ。今回のアルバムが全曲書き終わったのはアメリカに出発する2週間前だったんだ。彼のスタジオで最高のものが作りたかったから時間もかかったよ。
-JulianとLukeというツイン・ヴォーカル体制ですが、どのようにパートを分けているのでしょうか?
実は曲の歌詞は2人で書いているよ。そしてお互いにメロディなどを出し合って良い方を選んで徐々に完成させていくんだ。基本的に俺がスクリームをしてJulianがコーラスをする感じだね。
-ポスト・ハードコアのメイン・ストリームをしっかりと受け継いだ正統派のサウンドを中心に据えていますが、この音楽性は結成当初から意識していたものでしょうか?
そうだなー......。ハードコアに限らずあらゆるところから音楽の影響は受けているよ。実際のところ見た目や1つのジャンルを貫くのも大事だけど。俺たちは他にもポップスやリズム・アンド・ブルース、80年代の音楽からも特に影響されている。とりあえず、ひとつのジャンルにこだわらず好きな曲を作るようにしているよ。その点はCameronも納得してくれていたよ。
-どのトラックもアグレッションやヘヴィネスをしっかりと取り込みながらも、ヴォーカルのメロディを非常に大事にしているように感じましたが、ご自身ではどういったポイントを特に大事にして制作に臨みましたか?
作曲するにあたって1番大事にしていることは、いかに俺たちの曲に入り込み、歌詞を理解してくれるかだよ。あとリスナーにももっと自分自身を信じて常に挑戦し続けることを大事にしてほしいということを、曲を通して分かってほしいな。
-SEやストリングスが生み出すバンド・サウンド全体の表情付けがあなた方のサウンドの深さをより引き出しているように感じました。これらのサウンドはどなたが制作しているのですか?
スタジオで制作する前にもある程度サンプルはあったんだけど、ほとんどのSEはレコーディング中に仕上げたよ。Cameronはもちろんだけど、PALISADESのEarl Halasanが手がけてくれた。めちゃくちゃイカしてる音をつけてくれたんだ(笑)。