INTERVIEW
C-LA
2014.02.14UPDATE
2014年02月号掲載
Member:brutal man (Vo)
Interviewer:田村 公平
-1stアルバム『Breakup Of The Mind』のリリースおめでとうございます。激ロックマガジン初登場ということでバンドの紹介もかねてプロフィールを教えて下さい。
全員が同じ父親を持つ夢のようなバンドだよ。よく結婚式で聞くだろ。夢は子供9人産んで野球チーム作りたいって無茶な夢。それのバンド・バージョンだよ。ただ、俺たちは腹違いだ。
-C-LAというバンド名の由来はありますか?
ないよ。響きだけでつけたんだ。かっこいいだろ??ただ、同じくファンからも意味をよく聞かれて、回答に困っていたから強引に当て込んだんだ。少し強引だが、"CRAZY-LARK ADDICTS"ということにした。"いかれた!楽しいこと中毒者たち"という意味なんだ。ただ、アメリカ人の友人からは"少し変な英語だ"と言われてしまったけどね。本当、意味なんて何でも良いんだよ。俺たちは気に入っているんだ。
-C-LAは2010年に結成されたそうですが、当時から比べるとメンバー編成や音楽性に変化はありましたか?
メンバー編成はまた親父が"やんちゃ"すれば強制的に増えるんだよ。生まれた子供の未来はC-LAなんだ。音楽性の変化を考える時間よりも家庭事情の変化を年表にまとめている時間のほうが長いからよくわからないよ。
-元々友達同士だったのでしょうか?結成のいきさつを教えて下さい。
友達も何も家族だからね。ただ、俺は五男だから、いきさつははっきり覚えていないんだ。物心ついたときには、すでに兄たちは音楽を奏でていたからね。俺が赤ん坊のときの泣き声が奴らの音楽に乗ったとき。それが、結成の瞬間かもしれないな。
-C-LAの皆さんが強く影響を受けたアーティストはいらっしゃいますか?
個人的なことを言うと、よく聴いて歌ってたのは母校の校歌だったな。とすれば、あの曲を作った音楽の先生かもな。俺はあの曲で2ステップをして育ったんだ。
-アルバム・タイトルにもなっているイントロ・ソング「Breakup Of The Mind」(直訳で精神の崩壊)から繋がる「Liberation」(直訳で解放)と、題名からも繋がりを感じますが、1枚のアルバムを通してコンセプトがあるのでしょうか?
コンセプトはない。聴いたみんながそれぞれ感じればいいんだよ。親父には"幸せ家族計画についてのコンセプト"を寝る前によく聞かされていたよ。いわゆる、寝る前に絵本を読んでくれる感覚でね。
-キャッチ・コピーが"ルール無視のミクスチャー・パーティ集団"とのことですが、C-LAのライヴはどのような雰囲気なのでしょうか?
とても残念だけど......。間違いなく東京ディズニーランドより面白くない!!!夢なんて与えられないしね。でも、現実を忘れたい人や、思いっきり笑ったり楽しみたい人が最高の笑顔になっている空間だよ。それを俺はステージから大人見してるんだ。
-どの曲もジャンルで括ることできない様々な要素を持っていると感じましたが、楽曲はどのように作られているのでしょうか?どなたかが元ネタを持ってきてそれをメンバーでアレンジしていくのでしょうか?
アレンジは家族でする。曲はだいたい三男(SiDe=hed:Gt/Vo/Prog)が作っている。あいつは1番親父に近い才能をもってるんだ。ガリガリなのに、プロレスを見ながら曲を作るらしい。どうかしてると思わないか?正直このアルバムで1番疲れがたまってると思うし......。だから"肩たたき券"をプレゼントしたんだ。そしたら、あいつ泣いて喜んでいたよ。やっぱりどうかしてる......。