INTERVIEW
SOWLKVE
2014.01.07UPDATE
2014年01月号掲載
Member:HOLLY (Vo) MANTALOW (Gt) Q-CHOW (Dr)
Interviewer:小林 詩央里
-2012年12月の大切な仲間との別れがきっかけで英語詞から日本語詞に変わったと資料に書いてありました。率直に伺いますが、この"仲間"というのはPay money To my PainのKさんのことでしょうか?
HOLLY:そうですね。初めて演ったライヴの打ち上げではいつの間にか皆で路上呑みしてましたね。あいつの笑い声モノマネしたりして。何回MANTALOWとの喧嘩を止めたことか(笑)。 どっちがバンダナ頭に巻いてライヴするかとか、ライヴ直前にジャージャー麺いきなり食い出してP氏に怒られたり、とにかく天然ボケなところに笑いまくってました。本当にいつ何が起こるか解らないということを実感しました。伝えられる時に自分の言葉で。Kとはいつもシンプルな言葉で会話していたので......でも奥が深かった。よりダイレクトに伝わる言葉選びを考えました。
-日本語詞で歌われていることにより、曲の持つメッセージ性が非常にストレートに伝わってくると感じました。演奏する側として、そのような点は実感されていますか?
HOLLY:生まれ育った国の言葉で歌うことによって、楽器隊の音も聴こえ方ががらっと変わりました。以前と同じようなスピードの曲でもより図太く一体感のあるサウンドになりましたね。日本語で歌うことで一言一言がストレートに耳に入るから言葉を伝えるという意識がより上がりました。もうそれからはステージとフロアとの境界線がなくなりましたね。
-歌詞のメッセージ性もさることながら、楽器隊ひとつひとつの音もグイグイ前に出てくる熱量の強さが印象的でした。サウンド・スタイルにも変化があったと伺いましたが、以前はどのようなサウンドだったのでしょうか?
MANTALOW:以前はヴォーカルも楽器隊も一気にまとめて、ドーンとトラックに乗ってぶつけるといったイメージを作っていました。でも今作は声も楽器とし、それぞれのパートがバトンを渡しあい、Aメロ、Bメロといった流れの中にストーリーをもたせるイメージで楽曲を作ったつもりです。どう言った心境の変化があったのかとかはHOLLYが話してくれると思いますが(笑)。
HOLLY:もちろん英詞の時もちゃんとした意味を歌ってたんですが、聴いている人たちには音でしかなかったのかもしれません。そういう迷いも今作からは楽器隊と共に伝える、前に前に出るという思いが強くなったからだと感じます。
Q-CHOW:まあ僕は以前も今もPay money To my PainのZAX氏からしか...(以下略)。
-INSOLENCEやMY GRAINなど海外バンドのツアー・サポートも務められていたとのことですが、日本のバンドとの対バンとはまた違った発見がありましたか?
HOLLY:サウンドも太いですし、腕も太い(笑)。
-『ANSWER』発売に伴い公開されたポスターを拝見しましたが、一見するとR&Bのテイストも感じるような意外性がありました。こちらのポスターにまつわるエピソードをきかせてください。
MANTALOW:はっきりいいますと、R&Bというそんなかっこいいものではないんです。いつもメンバーで集まると、悪ノリを無茶ぶりされたり、揚げ足を取って取られての毎日なので、自身、メンバーを落とし込むためにあんな恥ずかしい公然わいせつ的なものを作りました。
自分で作ったものの、自分を含めメンバー各々、貼り出されてる場所の前を通る時はゆっくりと目を閉じてやりすごしています。
-年明けには彼女 in the displayの企画にも出演が決まっていますね。同じ福岡で活躍されているバンドですが、福岡のラウドロック・シーンについてはどのように感じていますか?
HOLLY:勢いは増していると思います。以前よりイベントの数もオーディエンスも増えてますし。ラウドロック・シーン以外でも福岡には世に出ていないけど、とてつもなくかっこいいアーティストがゴロゴロいます。お互いに色んなシーンで戦いながら福岡、九州という土地を盛り上げて、遠方からでも福岡に遊びに来たくなるようなシーンを作っていきたいですね。
-2014年は全国10ヶ所でレコ発ツアーも回られるそうですが、ズバリ、どんなツアーにしたいですか?
HOLLY:RYUTA加入後の初の自らのツアー。原点回帰のツアーにしたいです!
-今後の活動の展望をきかせてください。
HOLLY:今春、今夏を目処にフル・アルバム"gesture"(仮題)を完成させるために自炊を頑張ります!
-最後に、激ロックをご覧になりSOWLKVEに興味を持った読者の方々にメッセージをお願いします。
HOLLY:最後まで読んでいただいてありがとうございます。今回、レコーディング~ジャケット制作、全てにおいてDIYな作品『ANSWER』がリリースになりました。是非、手にとって隅々まで覗いてみてください。"ソウル警部"をよろしくお願いします(笑)!