INTERVIEW
DATE MY RECOVERY
2013.12.09UPDATE
2013年12月号掲載
Member:Eugene Zaycev (Gt)
Interviewer:小林 詩央里
-アルバムを通して特に力を入れた部分や、聴きどころを教えてください。
「8-bit Heartbeat」はぜひ聴いてほしいよ。アルバム・タイトルになるくらいのキー・ソングだからね。
-Track.2「Some Thing」はアグレッシヴさもポップさも炸裂していて、ライヴでも非常に盛り上がりそうな曲だと思いました。ライヴでのファンの反応はいかがですか?
曲の部分部分によって違う反応するのがおもしろいね。アグレッシヴな部分では地獄のようなモッシュが起こるし、ポップな部分では休憩したりシンガロングしたりね。
-リード・トラックであるTrack.5「Cynical Autopsy」はへヴィなシャウト・パートとポップなシンセ・パートの融合が特徴的ですが、これはアルバム制作のどのタイミングでできた曲なのでしょうか?
2012年の6月に制作を開始したんだ。ギターとエレクトロのパートを先に作って、その後でヴォーカル・パートを作っていったよ。ブレイクダウンはVitalyが考えて、RECしたんだ。"Ta-ta-ta Da-da-da"ってね(笑)。同じ年の7月にこの曲の最も鍵となる部分、女性の美しいコーラスを入れたんだ。こんな風に様々なピースをつなぎ合わせていってこの曲は完成したんだ。
-Track.6「The Walking Dead Party!」などリズミックなリフが印象的ですね。重いリフとシンセ・パートとのサウンドの振り幅がとても面白いと思いましたが、そういった曲調の"変化"の部分は意識して作られているのですか?
この曲を細かく理解してくれてありがとう。すごく嬉しいよ。そうなんだ、僕らは曲調の"変化"は常に意識してる。リフとダンス・パートは別々に作って、あとから2つを1つに融合させるんだ。タイトルと歌詞も真面目に考えたよ。このリフとダンス・パートの融合をひらめいた後、この曲は血に飢えたゾンビたちのパーティー・ソングだなって思ったよ。想像してみて、きみがパーティーでダンスをしていたらお腹をすかせたゾンビたちがやって来て一緒に踊りだすんだ。彼らの最後の時を踊り狂うんだ。
-日本盤ボーナス・トラックのうちのひとつである「We Are Not Alone」は不穏なグロウルとメロディックな高音ヴォーカルが掛け合いを響かせていますが、ほかのトラックでも出てくるこちらの女性ヴォーカルはどなたが歌われているのですか?
友達のAlexandra"Gaby"だよ。彼女が歌っているのはこの曲だけだけど、今後また一緒に仕事をしたいと思ってるんだ。彼女の歌は素晴らしいからね。
-日本盤ボーナス・トラックの最後を飾る「Glaciers」は曲調のガラッと変わるエモーショナルなピアノ・ナンバーで、バラード調もとても素敵だと思いました。歌詞はどのようなことを歌われていますか?
この曲のテーマは愛、恋に落ちたときの身体の化学反応を歌っているよ。最初はインストだったんだけどね!
-アルバムは14曲入りですが、制作にあたり苦労した点や印象的なエピソードがありましたら教えてください。
「Some Thing」には苦戦させられたよ。何度も修正したし、完成までにすごく時間がかかったんだ。この曲のマスタリングはどの曲よりも難しかったよ。でも、今はとても満足してるんだ。みんなもこの曲を気に入ってくれるといいな。
-THE PRODIGYの「Omen」のCrossfaithによるカヴァー・ヴァージョンをカヴァーしているライヴ映像がFacebookにアップされているのを拝見しましたが、この曲をカヴァーした経緯を教えてください。
僕らはCrossfaithとTHE PRODIGYが大好きなんだ。Crossfaithヴァージョンの「Omen」を聴いたとき、彼らの「Omen」をカヴァーしたいってすぐに思ったよ。彼らの「Omen」はロシアでも人気があって、多くの人が知っているよ。もしCrossfaithがロシア・ツアーをしたら、彼らは大人気だろうな。