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INTERVIEW

DRIVE FAR

2013.07.11UPDATE

2013年07月号掲載

DRIVE FAR

Member:ALL MEMBER

Interviewer:ムラオカ

-2002年に結成してから今に至るまでのDRIVE FARの歴史を教えていただけますか?

小学校から幼馴染だったOとBiroが東京でバンド・メンバーを探してて、そこでJulienと出会ったのが始まりです。もう10年前の話だけど、Julienが日本に定住していなかったり、想定外の問題で何度か活動を休止していて、バンドとして正味の活動は半分、5年くらいかもしれないです。サポートをやったりしていたUiが加入して、2007年にBUDDY RECORDSからミニ・アルバムを2枚、2009年にNAYUTAWAVE RECORDSから“蒼天の拳(北斗の拳の続編)”とのコラボでシングルをリリースしました。

-DRIVE FARというバンド名の持つ意味を教えてください。

文字通り、遠くまでドライブする、遠くまで連れていくっていう意味です。O、Biroと初めてセッションした帰りにJulienが“DRIVE FARって感じだった”と感想を言ったところからバンド名になりました。

-今は活動の拠点はどこにおいているのでしょうか?またヴォーカリストのJulienは現在日本に住んでいるのですか?

活動の拠点は、ずっと東京だと思ってます。Julienは海外にも家を持ってるんですけど、今は日本に住んでます。

-今までもいくつも作品をリリースしていますが、フル・アルバムとしては今作『Fragment of Light』が初めてですね。初のフル・アルバムを完成させての気持ちを教えていただけますか?

ずっと理想のサウンドを追いかけてきた中で、初めてそれに近づけたと思ってて、本当の意味での自信作です。やっとできた、っていうのが今の気持ちです。

-今までフル・アルバムを作らなかった理由を教えていただけますか?

できなかったっていうのが本当のところです。ライヴばかりやって、曲を作ってもどんどん変わっていくし。メンバー全員がこの曲はこれでいいだろうってとこまで持っていく前に活動休止になったりして、タイミングがなかったな、と今になると思います。

-1年間掛けて今作を制作してきたとのことですが、曲を作り終えて一気にスタジオでレコーディングではなく、1曲完成したらスタジオに入っての繰り返しというような制作スタイルだったのでしょうか?

純粋に、録音してほしいエンジニアが多忙だったというのがまずあって。1番最初に「Radiant」を録音して、このサウンドでアルバムを作りたい、って思ってから曲を作り始めて、既存の曲もメンバーそれぞれが納得するまでアレンジしてたら、こうなりました。待っててくれたレーベルとか、ずっと応援してくれた人たちには本当に感謝です。

-『Fragment of Light』というアルバム・タイトルに込められた意味がありましたら教えてください。

“光の断片”っていう意味なんですけど、曲ごとの共通のテーマってなんだろう、って話から、メンバーで話し合ってこのタイトルになりました。

-Julienのヴォーカルは透き通っていてすごく綺麗なのに芯がしっかりしていて力強いですね。バンドの特徴の1つだと思うのですが、理想のヴォーカリスト像を教えてください。

理想のヴォーカリスト像にあわせてメンバーをそろえるわけじゃないから、あまりそういうことは考えたことがないです。今回のアルバムとか、最近出したコンピとかを聴いたとき、Julienの声って良いな、って改めて思いました。

-ヴォーカリストのみ外人という国内バンドは最近よく見かけますが、すべてとは言わないですがあまり長続きしているバンドは多くないように思えます。そんな中紆余曲折はあったようですが、10年以上続けてこれたのはなぜでしょうか?

外国籍のメンバーと活動することは時々とても難しくて、長続きしないバンドの大変さもよくわかる気がします。あいつが動けないなら他にメンバー探そう、ってのが普通のバンドだと思うけど、このバンドは違った。Julienが日本を離れたときに3人でスタジオに入り続けたりとか、先の見えない時期もあったけど、この4人でこれまでの集大成と言えるアルバムが発売出来て、本当に嬉しいです。

-あなたがたのサウンド・スタイルは初期スクリーモに通じるものだと思うのですが、自分たちでDRIVE FARの音楽性を表すとしたらいかがでしょうか?

自分たちのサウンドのジャンルっていうのは、正直まったくわからないし、ロックだとしか思ってないです。

-またフロントマンがJulienだということももちろんありますが、前知識なく聴くと洋楽風というレベルではなく完全に海外のバンドに間違えるほどに海外寄りのサウンドですね。こういったサウンドの方向性は意図したものでしょうか?

意図したかどうかは自覚はないけど、エンジニアとどんなサウンドにしたいか、って話をしたときに、やっぱり自分らが好きなサウンドとして話してたのは海外のアーティストでした。