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INTERVIEW

MYPROOF

2012.12.20UPDATE

2013年01月号掲載

MYPROOF

Member:Thor (Vo)

Interviewer:ムラオカ

-初めてのインタビューとなりますので、結成から今に至るまでを教えてください。

はじめましてMYPROOFのヴォーカルThorです。この度はよろしくお願いします!バンドの結成は、高校入学直後に僕と同じクラスだったShimpei (Gt/Vo)が、別のクラスにいたTadashi (Dr)を誘って軽音部でバンドを始めて、そこに僕も誘われ、なんとなく入ってみたのが始まりでした。それからすぐに学校外でも活動するようになり、結成から約1年半後に公募でKai (Gt)が加わり、現在のラインナップになりました。その後、何度かデモを作り定期的にライヴを行い、2005年に香港のGods Child Musicと契約し、2枚のアルバムをリリースしました。2006年には韓国のVASSLINEとスプリットCDをリリースしたりと、アジア圏のシーンに触れる機会が多く、それらをきっかけに何度かアジア・ツアーに出て、数カ国をツアーし、現地のフェスティバルにも出演しました。

-メンバー皆さんはどういったバンドやアーティストから触発されミュージシャンになることを目指したのでしょうか?

元々は軽音部のバンドで、結成当初は音楽的なヴィジョンもなかったので、メンバーの音楽的なバックボーンは本当にバラバラでした。全員が共通して好きなのはIN FLAMESで、他にも、メロディック・デス・メタル創成期のバンドには大きく影響を受けました。ライヴ活動をスタートしてからは、IRATEに代表されるようなメタリック・ハードコア・バンドにも影響されましたね。

-バンド名であるMYPROOFとはどういった意味があるのでしょうか? “自己の証明”という意味かなと想像したのでしょうか?

正にそれです!!そのままですね(笑)。このバンドをやっていくということで、今まで生きてきた軌跡を残していきたい、というような想いが込められています。

-フル・アルバムでは3作目となる『Metal For Silent Fury』完成おめでとうございます。リリース間近ですが今の気持ちを教えてください。

ありがとうございます!現在の僕等の全てを封じ込めたので、ずっと待っていてくれた人にも、これからはじめてMYPROOFの音楽に触れる人にも自信をもって聴いてもらえるアルバムに仕上がりました。

-メジャー流通であるSPIRITUAL BEASTさんからのリリースですね。SBさんからリリースすることになった経緯を教えてください。

もう7~8年前になりますが、当時制作したデモを送った時からSPIRITUAL BEASTとの交流が始まったんです。今回のニュー・アルバムを作るにあたって、タイトルにも『Metal For Silent Fury』とあるように、“メタルであること”にこだわりたいと考えていました。SPIRITUAL BEASTなら、そのコンセプトを最も良く理解し、的確な仕事をしてもらえると感じたのでリリースをお願いすることにしました。

-INHALEの橋本さんがマスタリングを行っていますね。どういった経緯で橋本さんに依頼したのでしょうか?

レーベルが変わったこともあり、サウンドにも新しい血を入れたいとレコーディング前から考えていたんです。そこで数多くの作品を手掛け、名実ともに確かな橋本さんにお願いしました。結果、本当に上手くいったと思います。

-メロディック・デス・メタルを軸にメタルコアやヘヴィ・メタルの要素、そしてどこか懐かしい歌謡曲の要素も感じられる独特のサウンドが特徴的ですが、現在のスタイルは活動初期からのものでしょうか? それとも長年の活動で完成されたものなのでしょうか?

少しずつ変化はしていますが、根本的なところは活動初期から変わっていないと思います。歌謡曲的なメロディや古典的なHR/HMの要素はソングライターのShimpeiが元々持っていたところで、そこに加えて、メンバー全員が多感な時期に経験したメロディック・デス・メタルのムーヴメントや、共演した多くのバンドからの影響も混ざっていったという感じです。

-また、日本人独特のメロディに相性の良い日本語詞はまさに大きな特徴だと思います。日本語詞へのこだわりが大きいのではないでしょうか?

そうですね。人間の考えや思いを言葉で伝えるというのは、凄く難しいことだと思うんです。だから、少しでもしっかりと伝える為には、僕にとって1番日常的で1番理解している日本語しかないと思っています。他の英詞で歌うバンドがそれを必然と考えているように、僕にとっては日本語が必然だった、という感じですね。

-ちなみに歌詞を書く際にインスパイアされる作家や作詞家はいらっしゃいますか?

特に誰かや何かを意識して書いてはいませんね。借り物の言葉ではなく、常に自分自身の言葉で素直に伝わるように意識して書いています。