INTERVIEW
MYPROOF
2012.12.20UPDATE
2013年01月号掲載
Member:Thor (Vo)
Interviewer:ムラオカ
-海外での活動も目立つMYPROOFですが、海外での活動も視野に入れて英語詞にしようという考えを持ったことはありませんでしたか?
海外でライヴをして強く感じたのは、日本語詞であっても関係なく受け入れてくれますし、そればかりか日本語へ対しての興味を広げてくれるんです。僕らの曲の歌詞を読むために日本語の勉強しているノートを持ってきて見せてくれたファンの子もいました。マレーシアのライヴで、Shimpeiのクリーン・ヴォーカル・パートで日本語の大合唱が起きた時には本当に感動しました。日本語詞に抵抗を感じる人というのは、どちらかと言うと日本国内に多いのかもしれませんね。それでも最近はそういう傾向もずっと減ってきていると思います。
-また、特にアジア圏でのネットワークが強いように感じるのですが、アジアのバンドとの交流を積極的に行っているのでしょうか?
韓国のメタルコア・バンドVASSLINEとメールでコンタクトをとったのが、1番最初の海外交流でした。アジア圏には本当に良いバンドがたくさんいますし、感性が近いのか多くを語らずと理解し合える部分があると思っています。それにアジア諸国を旅行するのもすごく好きなんです。
-あなた方の音楽性は、海外ではどういったように評価されるのでしょうか?
日本だと“懐かしいメロディ”とか“歌謡曲的”と捉えられている部分が、海外の人たちには新しく珍しく感じられるのかな、と感じました。そういうところが凄く刺激的に聴こえるのではないでしょうか。
-今作を完成させる上で最もこだわった点、ここだけは言っておきたい点がありましたら教えていただけますか?
今回は電子音を出来る限り排除し、バンドの持つソリッドさや勢いを重点に作りました。オーバーダブやパソコンでの修正も極力したくなかったので、納得いくまで録り直したりと、レコーディング初期段階から全てを見直し、メンバーの意見をより強く反映したアルバムになっていると思います。
-活動初期からの6年間メンバー・チェンジなしで活動してきたようですが、メンバーが団結し続けられる秘訣を教えてください。
秘訣と言えるか分かりませんが、些細なことでも時間をかけ全員で話し合い対応する、といったところですね。メンバーであり、仲間なので、コミュニケーションを1番大切に考えています。あとは、わりと趣味も近いので、皆でよく遊んだりとか(笑)。
-リリース以降の予定を教えてください。
リリース後はツアーで国内を回ります!それから2月には東京でアルバム収録曲の全曲再現ライヴを行います。たくさんの人たちに今のMYPROOFを見て、感じてほしいという想いが強いので、今はとにかくいろいろな場所で、出来るだけ多く演奏しに行きたいと思っています。
-ありがとうございました。最後に激ロック読者にメッセージをお願いします。
12/12に僕達の6年振りのニュー・アルバム「Metal For Silent Fury」が発売になりました。今回のアルバムは、誰もが秘めている内なる怒りをMYPROOFのヘヴィ・メタルに込めました。日常を生きる中でつまづいたり、言葉にならない怒りを感じた時こそ、このアルバムを聴いて欲しいです。