－「player」は“まだまだ行けるぜ俺らなら”、“逃げるぐらいなら砕けた方がマシ”という歌詞がありますが、この楽曲は東北の震災後に作ったのではないかと思ったのですが、いかがでしょうか？

純-pay：震災後に作った曲ですね。

－この曲に込められた意味がありましたら教えてください。

純-pay：歌詞の通りと言えば歌詞の通りなんですが、最近周りに諦める人が多すぎるんです。それは別に音楽じゃなくて、仕事でもそうなんですけど。好きでやっているのに、なんでもうちょっと頑張れないのかな、なんでそんなに簡単に諦められるのかなって思うことがたくさんあったんです。まだまだ行けるんじゃないのかなと思って作った曲ですね。

－この曲によってそういう諦めていく人を含め、みんなを奮い立たせるという意味を込めた曲ということですね？

純-pay：そうですね。

－7曲目「fam’meets.緒方リア」では緒形リアさんをゲスト・ヴォーカルとして迎えていますね。今作のベスト・アルバムでは唯一女性ヴォーカルをフィーチャーしたトラックとなりますが、女性ヴォーカルを入れようと思った経緯を教えてください。

純-pay：元々頭の中で女性ヴォーカル、シンガーさんと一緒にやりたいとは考えていたんです。リアちゃんとは元々知り合いで、ライヴなどで聴いていて綺麗な声をしているなと思ってたんです。それで新しい試みとしてやってみようということになりました。

－自主イベント“ごっくん祭り”が、来年夏に自身初主催の野外大規模ライヴ“ぶっかけ祭り”として、名前も規模もヴォリューム・アップして開催予定となっていますが、このイベントに“かける”思いをお1人ずつ教えて頂けますか？

純-pay：本当に“宴”、“祭”ですよね。本当に単純なことで、好きなアーティストが出演して、好きな音楽を聴いてみんなで酒を飲んでという風に、ワイワイ出来たらいいなということだけですね。

－盛大なパーティーということですね？

純-pay：そうですね。

橋本：俺は“ミクスチャー”と“夏”と“太陽”と“海辺”というのはセットだろうと考えていて、これは絶対にやりたいと思っていたんです。千葉の稲毛というところにちょうどいい会場があるので、みんなでワイワイしながら横には水着ギャルもいたりとか、こんなにミクスチャーなことはないなという感覚で。そこまでやっている仲間内のバンドもいないですし、じゃあ俺たちでやってみんなで集まって馬鹿騒ぎできたらいいなと思っています。

youth-K：何よりも楽しけりゃいいかなってことぐらいですかね。あとは水着のおねーちゃんを拝めれば俺は満足ですね。いや、ちょっとポロリもあったら嬉しいな。

一同：（笑）

KICKS：そうですね……やっぱりぶっかけるなら、かた焼きそばに五目あんだと思うんですよね。

一同：（爆笑）

KICKS：絶対ぶっかけるなら、かた焼きそばに五目あんだと思うんですよ。

－そこは譲れずに料理人の血が騒いでしまうんですね？

KICKS：そうですね。かた焼きそばを見ると是が非でも“ぶっかけ”たくなるんですよ。

一同：（笑）

KICKS：よし、俺の出番は終わった。

一同：（笑）

－『天我』を引っ提げ、11月には自身2回目となるワンマン・ライヴを決行予定ということですが、意気込みをお願い致します。

純-pay：やるしかないので、何がなんでも成功させたいと思っているし、その為ならどんな手でも打ってやります。プレッシャーもあるけど、やり切ったらその先にいい部分も悪い部分も含めて、また何かが見えるんじゃないかなと思ってます。やることはいつもと変わらないので、実際にはそんなに堅くならずに割と肩の力を抜いて挑んでいる感じですね。

橋本：僕も純-payと同じで１つの通過点だと思っているので、バンドとして自分たちの名刺代わりの『天我』を作って、それを引っ提げてclubasiaという大きな箱でワンマンをやって、“俺たちのミクスチャーはまだ死んでないぞ”ということを証明したいんです。俺たちみたいなライヴハウス・バンド、ミクスチャー・バンドでもclubasiaでワンマンできるんだぞってことを世間に見せ付けてやりたいと思ってます。ミクスチャーを代表しているという気持ちで渋谷で頑張っているし、俺たち意外にも頑張っている仲間がたくさんいるので、その中でフラッグシップじゃないですけど、渋谷で見せつけてやりたいなという気持ちを持っています。

youth-K：大きなステップ・アップの為のワンマンだと思っていますが、そんなに意気込んでいる訳ではないですね。いつも通りにライヴをやって、来てくれたお客さんに楽しんでもらって、俺たちも何か得るものがあればいいのかなと思います。

KICKS：他のメンバーとは違って俺はすごく意気込んでいて、“絶対良いコックになる”って強い気持ちがあるんです。渋谷に店を出したいと思っているので、俺はこの渋谷ワンマンにめちゃくちゃ強い意気込みがあります。 一同：（爆笑）