INTERVIEW
TSP
2012.10.12UPDATE
2012年10月号掲載
Member:you+ (Ba) Shu (Gt) 【K】 (Vo) HINA (Dr/Vo) TAIJI (Ba)
Interviewer:荒金 良介
-相田みつを的な?
Shu:そうですそうです(笑)。粗が出てる部分もOKにしようと。今回の「MAD CLUSTER!!」も微妙にドラムのニュアンスが違うんですよ。今回の方がリズムが生っぽくなってると思います。
-サウンド的には90年代のヘヴィ・ロック色も濃厚にありながら、今の空気感も入っている辺りがいいですね。
Shu:ギターが90年代のヘヴィ・ロック、ベースが何にも該当してなくて(笑)、ヴォーカルは今の時代のスタイルだし、ドラムはビジュアル系?
HINA:何でビジュアル系なの(笑)?
-はははは。そういう意味ではメタル、ヘヴィ・ロック、ミクスチャー好きまで巻き込んでいける、全方位に向けた音になってると思いますよ。
Shu:そう言ってもらえると、いちばん嬉しいですね。よく言われるのは落とし所がないと言われますね(笑)。
HINA:どこと対バンしていいかわからないんですよね。メタルの対バンもあれだし、スクリーモのバンドとやってもあれだし、ハードロックとやってもなあって。よくわからないジャンルになってます(笑)。
-逆に言えば、誰とでも対バンできる間口の広さがあるじゃないですか。パンク系のバンドとやっても違和感ないと思います。
Shu:そうですね。結局は、個性をどうやって出すかがいちばんの課題ですからね。曲を作る時も、投げたものに対して違うものが返ってくるから、そこがこのバンドの面白さに繋がってると思うんですよ。TAIJIも古かろうが新しかろうが、どんな音楽でも認めてくれてましたからね。面白いものは面白いと言ってくれるし、ダメなものははっきりダメと言ってましたからね。その考えが僕の根底にもあるので、この曲ならTAIJIは絶対気に入ってくれる、この曲はNGかなって、何となくわかるんですよ。その感覚がこのアルバムにも出てると思います。