－この作品を聴かせていただきましたが、STORY OF THE YEAR、SILVERSTEINなどの王道のスクリーモと最新のポスト・ハードコアという新旧のサウンドがミックスされた、余り類を見ないスタイルの音楽性ですね？このような音楽性が形成された経緯を教えてください。

嬉しいことを言ってくれてありがとう！！このアルバムの制作は長い過程を踏んでいて……制作期間中に僕ら自身も成長したと思う。君が感じとったように、僕らはSTORY OF THE YEARやA DAY TO REMEMBERの大ファンだよ。でも僕らはファンってだけで、いろんなものがミックスされた僕らの音楽性は僕ら独自のものさ。ポスト・ハードコアの枠からはみ出さず、いろんなことを試みたよ。収録曲のうち何曲かは作るのに本当に苦労したよ。でもそういう曲は他の曲に比べてやっぱり、より愛情が深いかもね。

－あなたがたのサウンドはアグレッシヴなパートも素晴らしいですが、メロディが非常に印象的ですね。フックがあるメロディを作る際のこだわりなどがありましたら教えてください。

こだわりは特にないんだ。浮かんだメロディをそのままに、それに正直にしたがっているだけさ。僕らはたいてい、最初に曲を作って、最後にヴォーカルをのせるんだ。だから、メロディ・ラインにこだわる時間はたくさんとれるんだよ。

－あなた方が最終的に目指している究極のサウンドを教えてください。

僕らはいつだって、その時感じたことを感じたままにやるだけだよ。最終的なサウンドなんてないと思うんだ。影響されるものは日々変化することだし、好みだって変わると思う。だから、次の作品ではさらに攻撃的でヘヴィな感じになったりするんじゃないかな。メロディックさやクリーンさも増した感じに。作曲するにあたって、僕らはそのとき感じたことをそのままぶつけるだけさ。

－私はまだ聴けてないのですが、新曲2曲のデモが収録されるようですね。この2曲はどういったサウンドに仕上がっているのでしょうか？

君の言うとおり、この夏にできたばかりの新曲のデモが2曲収録されるよ。この曲にはたくさんの苦しみと攻撃性が込められているんだ。僕らはそれぞれ生活において、また、オーストリアのミュージック・シーンにおいて少なからずの問題を抱えている。それらの問題が僕らにこの2曲を書かせたんだ。この2曲は少しヘヴィで、チューニングをドロップCに変えてるよ。でも、いつもの信念は変えたくないからね。へヴィだけど聴いてみてね！

－『Face The Truth』が本国でリリースされたのが去年ですので、もしかしたら、もう新作の制作に入っているのではと思ったのですが、実際いかがでしょうか？

YES!!!この夏から新曲の制作を始めているよ。もっと早くから始めたかったんだけど、ツアーや仕事でなかなかスタートさせられなくて。でもここ最近やっとスタジオに入れる時間ができたよ。

－最後に日本のロック、メタル・ファンにメッセージをお願いいたします。

僕らのアルバムを聴いてくれたみんな、本当にありがとう！僕らのFacebook (http://www.facebook.com/allfacesdown）もぜひフォローしてね。そして、アルバムの感想を聞かせてよ！この秋、日本で僕らのアルバムが発売されることを僕らはすごく楽しみにしています。みんなが気に入ってくれるといいな。いつの日か日本へ行って、みんなに僕らのライヴを観てもらいたいなって思っているよ！日本へ行くことは僕らの夢なんだ！AFDより、愛をこめて。またね！