INTERVIEW
GRAND MAGUS
2012.07.17UPDATE
2012年07月号掲載
Member:JB (Gt&Vo)
Interviewer:櫻井 カオリ Translator : Yuga
-分かります(笑)。そして「Storm King」は拳を振り上げたくなる勇ましさが印象的でした。特に男性ファン好みな1曲ですよね。ここでもギター・ソロが美しく、個人的な感想ですがJBのギターはまるでIRON MADENのAdrian Smithが頭をよぎりました。
ありがとう!Adrian Smithは素晴らしいギタリストだと思うよ。そして俺たちは、ただのリック(お決まりなメロディなど)の集まりじゃなくて、何かを伝えられるようなギター・ソロを作ることに注力したんだ!
-「Silver Moon」のスローになる時のグルーヴは最高ですね。かと思ったら、スピード感のある間奏もあったり、ライヴでフロアー全体がシンガロングしている光景が目に浮かぶようでした。
その通り!最高の気分さ(笑)。
-GRAND MAGUSの楽曲の特徴と言ってもよいかと思うのですが、テンポ展開が絶妙ですよね。1曲の中で変化を加えることはお好きですか?
うん、たまにね。ただし、常にじゃない。俺たちの曲は結構シンプルで単純なものが多いと思うな。
-そして、アルバムのタイトルにもなっている曲「The Hunt」ですが、エピックなアコースティック・ギターのソロから始まり、途中からその静寂を断ち切るかのようにドラムが追いかけてきて悠々としたイントロが始まる、という流れがとてもドラマティックですよね。
ありがとう。確かにあの曲は上手くいったね!実は最初のバースで、俺は普段よりも低い声で歌っているんだ。だからこれまでの楽曲とは少し印象が違うんだ。今作では、過去のアルバムよりも多くのバリエーションを欲しかったんだよ。
-アルバムの中でかなり異彩を放っているなと思ったのが「Son Of Last Breath」です。前半は神秘的な物語の読み聞かせを聴いているかのような幻想的な世界、かと思ったら後半はその雰囲気をガラっと変えてきます。どうしてこうしたタイプの楽曲を加えようとなったのでしょうか?
さっきも言ったように、今作ではたくさんのバリエーションを入れられるように、また1曲1曲が次の曲に負けないくらい良いものになるようにすることに集中していたんだ。それに、様々な感情や気持ちをカバーするエピックな作品を完成させたいと思っていたからね。
-ところで、母国での現在のメタル・シーンにおいてGRAND MAGUSの立ち位置についてどう感じられていますか?
そんなに凄いものじゃないかな、ハハハ(笑)! 実際、俺たちはスウェーデン国外の方が人気だよ!
-あなたが“HUNT”と言う言葉からイメージするものは何ですか?
自由かな!
-新作を引っさげた活動がますます広がるかと思います。これから夏にかけて、どのような活動を予定されていますか?
夏にヨーロッパで大きいメタルフェスティバルに出演する予定さ。
-日本のファンは1日でも早いGRAND MAGUSの来日を期待しています。日本のファンにメッセージをお願いします。
俺たち、本当に日本に行きたいんだ!!!!どういうわけか、GRAND MAGUSは日本で演奏する機会がこれまで一度もなかった。だから、俺たちのことが好きな人はみんな“GRAND MAGUSを日本に呼ばなければいけない!”ってあちこちに言って回ってくれよ!俺たちは日本という国はもちろん文化、人々が大好きなんだ。早く会えることを望んでいるよ!