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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

SIX FEET UNDER

2012.06.12UPDATE

2012年06月号掲載

SIX FEET UNDER

Member:Chris Barnes (Vo)

Interviewer:櫻井 カオリ

-激ロック初登場になります!よろしくお願いします。まずはバンドの自己紹介からお願いします。

SIX FEET UNDERは93年に俺が始めたサイド・プロジェクトで、それ以来コンスタントに活動しているバンドだ。今回のアルバムが9枚目のスタジオ・アルバムになる。

-リリース資料によると“今作はバンドの若返りであり再生でもある”とおっしゃっていましたが、そう感じられるのはやはりメンバーの入れ替えによるものが大きいのでしょうか?

そうだね。新しいメンバーが入ったことで、リフレッシュした気持ちでアルバムの制作に取り組めたよ。新しいメンバーのうち、特にRob Arnoldは全ての作曲を手掛けたから、そういう意味でも全く新しいサウンド作りに成功したしね。

-新メンバーたちがバンドに加入するまでの経歴を教えてください。

ギターのSteve Swansonは98年以来長く一緒にやっているメンバーだね。それ以外のメンバーについてだけど、もう1人のギターのRob Arnoldは最初作曲をお願いするっていう話だったんだ。けれども結局ツアーも同行してくれる話になって、正式にメンバーになった。Robとは随分前から知り合いで、彼の作曲能力を買っていたんだ。Kevin Talleyも昔からの知り合いなんだけど、Robから“Kevinに参加してもらったらどうだ?”っていう提案があってね。それを聞いて“あ、それ最高だね”って言って彼に聞いてみたんだ。そうしたら本人もやるって言ってくれて。彼が入ったことで、またバンドに新たな一面が加わったと思う。Jeff Hughellについては、俺は彼が他のバンドで弾いているのは知っていて、素晴らしいベース・プレイヤーだと思ってたんだ。それで彼についても他のメンバーから“彼がいいんじゃないか”っていう提案をしてもらって。結果、彼が入ったこともバンドにとって大きなプラスになったよ!

-メンバー・チェンジしたことで、あなたの心境に変化はありましたか?

俺とSteveで、バンドとして何か新しい要素が欲しいって言って相談した結果が今回のメンバー・チェンジだったんだ。特に作曲面で限界を感じていた部分があったからね。狙った以上の新しいサウンドやプレイ・スタイルがSIX FEET UNDERに生まれたことで、気持ち的にも凄くリフレッシュしたというのはあるよ。メンバー・チェンジをしたと言っても、クビにしたというよりは自由にしてあげたって感じだけどね(笑)。長年一緒に頑張ってくれた元ベースのTerry ButlerもOBITUARYに集中できるし。

-新作を作るまでの間はメンバー探しに明け暮れていらっしゃったと想像します。その間の音楽活動はどういったことをされていたんでしょうか?

08年の『Death Rituals』の発売後も10年にカヴァー・アルバム『Graveyard Classics 3』を出したし、ツアーもやったし、忙しくコンスタントに活動していたよ。ヨーロッパにも行ったしね。

-9枚目の新作完成おめでとうございます。日本のファンも心待ちにしていました。完成した率直な今の感想を聞かせてください。

今回のアルバムの出来には本当に満足しているんだ。アルバムを楽しみにしてくれている人たちがたくさんいるっていうのもありがたい話だよね。今回は作曲、サウンド・プロダクションどちらを取ってもファンにも喜んでもらえる作品になっていると思う。このアルバムの曲をツアーでやるのが楽しみだよ。日本にもSIX FEET UNDERを気に入ってくれている人たちがいるのは知っているけど、なかなか日本に行く機会がなかったから今回は是非行きたんだけどね。

-アルバム通して、血湧き肉躍るパワーとダークさは健在という印象がとても強いです。バンドを再開し、新作を完成させるまでの間メンバー同士でどのようにしてモチベーションを高めて行ったんでしょうか?

今回のアルバムが特別なのは、ソングライターや演奏するメンバーが新しくなったっていうこともあるし、作曲やレコーディングに掛けた時間を今までより長く取って力を入れたっていうこともある。メンバー全員にとって新たなプロジェクトっていう感覚だから、自然とモチベーションも高くなったと思う。

-メンバーが変わっても、バンドが持つブルータリティは衰えを知りませんね。新作でのソングライティングはどのように進められたんでしょうか。

さっきも言ったように、作曲はRobが担当しているから、曲に関しては彼が全て1人で書いた感じだよ。俺は詞を書いたけどRobがスタジオから音源のデータを送ってくれて、それに合わせて俺も地元の友だちがやっているスタジオで作詞をしたりレコーディングをしたりしたんだ。