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INTERVIEW

RAGE

2012.03.09UPDATE

2012年03月号掲載

RAGE

Member:André Hilgers (Dr)

Interviewer:ムラオカ

-ニュー・アルバム『21』完成おめでとうございます。恐らく充実して満足している状況だとは思いますが、完成した今の気持ちを教えてください。

俺たちは作品の出来栄えに凄く満足してるよ。Victor Smolski(Gt)は素晴らしいミキシングの仕事をしてくれたよ。そして今俺たちはいつでもステージに出られる状態になっている。

-楽曲制作に入ったのはいつ頃からでしょうか?また、完成までにどのくらいの時間がかかりましたか?

全てに掛った時間が3ヶ月だよ。曲を書いてレコーディングをするのにね。俺たちは曲を書いたりレコーディングをしたりが物凄く速いんだ。今のメンバーになって5年経つから、新曲を一緒に書くのも随分やりやすくなったしね。

-またどういった点を意識して曲作りをされましたか?

とにかくヘヴィにすることだね。俺たちはオーケストラと通常のヘヴィなものを分けるから。だから俺たちはとにかくヘヴィでアグレッシヴで強烈なインパクトを与えるアルバムを作りたいと思ってる。

-伝統的なメタルとモダンで刺激的なメタルが融合した“今”のサウンドで非常に聴き応えがありました。あなた自身は今作をどういうアルバムだと考えていますか?

俺たちはギターとドラム・サウンドに随分時間を掛けて取り組んできた。Victorは凄くへヴィなサウンドを作ることができるENGLアンプを持っているんだ。ドラムに関しても音をかなり変えたよ。俺たちは常に何かを新しくしていこうと決めているんだ。だから結果的にキミが感じたようなサウンドに仕上がったんだと思う。

-初期のRAGEサウンドから一貫していますが、あなたがたは他のドイツやその近郊のいかにもなパワー・メタル・バンドたちとは一線を画するオリジナリティの高い本格的なヘヴィ・メタルを奏でていますよね。あなた自身が考えるRAGEと他のバンドとの違いは何だと思いますか?

高く評価してくれてありがとう。でも理由は分からないなぁ。自分たちがやりたいことをやっているだけなんだ。でも俺たちは、あまりたくさんドイツのバンドの音楽を聴いてこなかったっていうのはあるかもしれない。俺たちが常に心掛けているのは、他のバンドと比較することなく、ただ自分たち独自のものを作るってことなんだ。

-「Forever Dead」はメロディもフックがあって、且つ非常にアグレッシヴな名曲ですね。非常に気に入っています。あなた自身気に入っている収録曲を教えてください。

俺は全部大好きだなぁ。でも俺が最初に書いた曲「Psycho Terror」をアルバムに加えられて喜んでるんだ。凄く誇りに思うよ。

-数作前まで1年に1枚のペースで、最近でも2年に1枚のペースと非常に多作家ですね。あなたのアイディアは尽きることがないのでしょうか?

俺たちにはたくさんのアイディアがあってね。特にVictorはたくさんの曲の素材を持っているんだ。だから俺たちにとって新しい曲を書くっていうのは難しいことじゃないんだよね。

-今作のタイトルは『21』ですが、このタイトルはAVENGER時代のアルバムも入れて21枚目の作品というところから取ったタイトルでしょうか?

そうだね。それにブラックジャックに関する曲も収録されているから、そこと二重の意味になるかな。;-)

-また切りの良い20作品目ではなく21枚目をタイトルに付けた理由を教えてください。

見栄えが良いから!ハハハハハ(笑)。

-前作でも起用していますが、プロデューサーのCharlie Bauefeindとの作業は順調に進みましたか?

もちろん!特にVictorとCharlieは10年来の知り合いだから、一緒に仕事をするのも慣れたもんだよ。俺もCharlieが大好きだ。彼はいつも最高レベルで俺をビックリさせてくれるからね。

-メンバー交代は行いつつも失速することなく、30年近く第一線で活動し続けてこれたのはなぜでしょうか?

俺たちは今まで自分たちのサウンドを完全に変えることはなかったし、ファンはみんな“RAGEがCDを出したなら中にあるのはRAGEだ!”って分かってくれていたからだろうね。

-前作リリース後の2010年4月にGAMMA RAYのゲストとして来日していましたね。その際に思い出に残っていることはありますか?

日本はいつ行っても素晴らしいよ。GAMMA RAYとのツアーも楽しかった。