INTERVIEW
CIPHER SYSTEM
2011.10.14UPDATE
2011年10月号掲載
Member:Henric Carlsson(Ba)
Interviewer:ムラオカ Translator : Yuga
-1996年結成とかなり歴史のあるバンドですよね。バンド結成の経緯を教えてもらえますか?
俺とJohanは1996年にプレイし始めたんだけど、このバンド名になったのは2001年なんだ。そしてこういった音楽性のバンドにすることを決めたのもこの時と言ってもいいかな。最初のメンバーで5年間そのままやってきたんだけど、今は新しいシンガーのKarlとドラマーのEmilとギタリストのAndreasがいるよ。ここ数年の間は何人かの友達に助けてもらいながら安定したメンバーを構成しようとしてきたんだ。そして今の俺たちがいるよ。
-CIPHER SYSTEMというバンド名を付けた経緯を教えてください。
前のバンド名は、俺たちの音に合わなくなってきてしまったと感じたんだ。だから、新しい音楽性と合うような新しい名前が欲しいと思ったんだよ。
-96年から活動を開始してはいますが、契約が反故にされたり、7年間の休止状態があったりと順風満帆とは言いがたいですよね?バンドを放り出したくなることはありませんでしたか?
一度解散しかけたことがあるよ。でもそれは、新しい方向性を持って違うことを始めたかったという理由なんだ。メンバーも足りなかったしすべてが困難に見えたんだよ。でも俺たちは音楽を心から信じていたから、CIPHER SYSTEMという名前のついた新しいアルバムをリリースするという夢を諦めなかったんだ。
-2004年11月にLIFEFORCE RECORDSから『Central Tunnel Eight』をリリースしていますね?LIFEFORCE RECORDSからリリースすることになった経緯を教えてください。またLIFEFORCE RECORDSとはアルバム一枚限りの付き合いになってしまったのはなぜでしょうか?
2001年にCIPHER SYSTEMとして最初のデモをリリースしたときに彼らからアプローチがあったんだ。彼らはすごく俺たちと契約したがっていたし、彼らと2つ目のデモをリリースした時は完璧なシチュエーションだったよ。今回はレコーディングに俺たち自身でたくさん投資をして、アルバムが完成してからいろんなレーベルを探しにいったんだ。それはすごく良いことだったみたいだ。だってNUCLEAR BLASTと契約できたからね。もちろんLIFEFORCEや他のレーベルとも話をしていたけど、結局今回はNUCLEAR BLASTと一緒にやることになったんだよ。
-『Central Tunnel Eight』は日本のコア・ファン層にも行き届いていたスマッシュ・ヒット・アルバムでしたが、あなた方はこのアルバムの出来栄えには満足していましたか?
全体的にはとても満足しているよ。それにプロダクションもすごくこのアルバムに合っていたと思う。でももちろん、全てのものはそれぞれのタイミングがあるから、もし同じアルバムを今俺たちが作ろうとしても、完全に違った作品になると思うよ。
-それから7年間の沈黙期間がありましたが、実際にこの期間バンドはどのような状態だったのでしょうか?
2、3年の休みをとってから、2006年から2007年にまた曲を書きだしたんだ。それからは去年Karlを見つけるまで、安定したラインナップになるようメンバー探しをしていたよ。
-そして7年の沈黙の後、エクストリーム・メタル・バンドが豊富なNUCLEAR BLASTと契約しました。あなた方にピッタリなカラーにピッタリなレーベルですね。契約することなった経緯を教えてください。
この質問には俺たちのマネージャーが答えるべきだね =) 彼が契約まで持って行ってくれて、俺たちは実際曲を書いたりレコーディングをした以外は何もしていないんだ。でもそれがマネージャーの仕事でしょ?=)
-そして晴れてNUCLEAR BLASTから2ndアルバム『Communicate The Storms』をリリースするに至りますが、この作品について詳しい情報がないのでいろいろ質問させてください。制作期間はどれくらいかかったのでしょうか?
6ヶ月程レコーディングして、2日半ミックスにかかったよ!
-制作したスタジオと場所を教えてください。
Systematicsというスタジオでレコーディングをして、Fredmanというスタジオでミックスしたよ。両方スウェーデンのイエテボリにあるんだ。ABBAからACE OF BASE、ROXETTEやARCH ENEMYを輩出したヨーロッパの小さな町だよ =)
-作曲、作詞を担当しているメンバーを教えてください。
Johanがほぼ全部の曲を書いて、僕がその全部に歌詞を書いたよ。