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INTERVIEW

CIPHER SYSTEM

2011.10.14UPDATE

2011年10月号掲載

CIPHER SYSTEM

Member:Henric Carlsson(Ba)

Interviewer:ムラオカ  Translator : Yuga

-アルバムのトータル・コンセプト、またはテーマを教えてください。

人生について、また人生が人々にどれだけ異なった形で現れるかを書いたよ。人生とは苦労であり、一部の人は他の人よりも運がいい。何事も当たり前だと思わずに、毎日を楽しもう、みたいな感じかな。

-アルバム・タイトルの意味を教えてください。

『Communicate the Storms』は、ある精神病の男の人の話なんだ。彼は怒りを感じる度に、それを自分の内側にしまい込んでいたから、心の中で声が聞こえるようになってしまったんだ。何度も繰り返し過ぎてしまってから、彼は長い間自分の中に閉じ込めていた激動(Storms)とコミュニケートするんだ。

-ジャケット・デザインのコンセプトを教えてください。

このアートワークは、上で言った彼の犠牲者のうちの一人を表現しているよ。

-プロデューサーはどなたでしょうか?

Johanがプロデュースして、Henrik UddとFredrik NordströmがFredman Studiosでミックスしたよ。

-目標とした作品はありますか?

特に目標とした作品はなかったよ。でも、ビッグでクリーンで、それでいて重くて歪んだ音を作りたかったんだ。

-最も苦労したことを教えてください。

Fredman Studiosでは、最初の2日間でたくさんの問題が発生したんだ。だから2日半ミックスにかかったんだよ。

-クリーン・ヴォーカルはどなたが担当しているのでしょうか?

Johanがほとんどを歌っているよ。だから彼とAndreasがライヴでそれを歌うんだ。

-スクリーム・ヴォーカルはどなたが担当しているのでしょうか?

このアルバムではKarlが全部やってるよ。

-あなた方の音楽性は資料にはメロディック・デス・メタルと書いてありましたが、メタルコアやデス・メタル、ハードコアなどの要素がミックスしたなんとも形容しがたい音楽性だと感じました。あなた方自身自分たちの音楽性についてどう思いますか?

そうだね、これは本当にリスナーの1人1人が判断すべきことだと思うんだけれど、俺の意見では、プログレッシヴなタッチを含んだメロディック・メタルといったところだと思うよ。でも、俺たちの音楽からは様々なジャンルの要素を見つけられると思う。俺は、全てのジャンルが別のジャンルから良いところを借り合っていると思うし、もうバンドにジャンルをつけることは難しくなってきていると考えているんだ。これは良い音楽かそれとも悪い音楽か?これはポップ、それともメタル?これからは、もっとそういう考え方をし始めるべきだと思うんだよね。

-イエテボリ出身とのことですが、イエテボリというとメロディック・デス・メタル発祥の地として世界的に有名ですが、実際IN FLAMESやAT THE GATESやDARK TRANQUILLITYなど素晴らしいバンドがたくさんいますが、実際彼らから影響は受けていますか?

うん、もちろんだよ。挙げてくれたバンドの中のいくつかは友達だし、彼らの成功や成し遂げたことをとても尊敬しているんだ。彼らは歴史に残る素晴らしいメタル・アルバムといえる作品を作ったし、俺たちもいつか、俺らのオリジナル・バージョンの『Slaughter Of The Soul』を作りたいと思っているよ!!

-あなたがたが尊敬するバンド、目標とするバンドがいましたらその理由と共に教えてください。

さっきの質問でも言ったとおり、彼らは数々の素晴らしい功績を残しているし、それはSOILWORKやARCH ENEMYなどの他のスウェーデンのバンドにも言えることで、僕たちは彼らが本当に大好きだし心から尊敬しているんだ。彼らは似たような音楽をやっているし同じエリアの出身だからね。でもMariosとNIGHTRAGEがああいった位置にい続けけていることや、FotisとSEPTICFLESHが出した過去2作についても、とても尊敬しているよ。OZZY OSBOURNEのギタリストであり、最高のライヴを見せてくれるGus Gも。でも俺がメタルというジャンルの中で一番尊敬しているバンドは常にPANTERAだよ。彼らのしたことやどうやって有名になっていったかとかを含めて、いつでも俺にとって一番のバンドのひとつだよ。

-こうやって日本でもリリースされることは感慨深いのではないでしょうか?

俺は前から日本の文化やアートが大好きだったんだ。その証拠に、いくつか刺青を入れているよ。スウェーデンのバンドにとって夢は、まずヨーロッパ・ツアーで、次はアメリカでのツアー、最終的な目標は日本に行って演奏することなんだ。最初に挙げた2つはもうクリアしたから、僕は本当に本当に日本に行ってみたいんだ。だからもしこのアルバムを通してたくさんのサポートを受けられたら、絶対に日本に行って演奏したいと思っているよ。