INTERVIEW
LILLIX
2011.09.06UPDATE
2011年09月号掲載
Member:Tasha-Ray Evin(Vo&Gt) Lacey-Lee Evin(Vo&Key)
Interviewer:山本 真由 Translator : 国田 ジンジャー
-「Nowhere To Run」、「Back Up Girl」どちらのMusic Videoでも、LaceyとTashaはロックなファッションでカッコよくきめていますが、ファッションにはこだわりはありますか?
T:あのミュージック・ビデオの撮影は楽しかった!服はかっこいいし、失踪している設定だったから、役に相応しい格好をしないといけなかった。Laceyと私は荒々しいロッカー・スタイルが大好きなの。洋服って楽しい。私たちは女の子だからオシャレするのが大好きよ!
L:ファッションは大好き。それにファッションと音楽は密接な関係がある、特に女の子にとってはね。Tashaと私は特定のスタイルがないけど、とても心が広くて新しいものをトライするのが好きなの。変化も好きよ。変わることってエキサイティングだから、ファッションはそれを表現する手段だと思うわ。
-そして、どちらのミュージック・ビデオもTashaが車を運転しているシーンが出てきますが、ツアーの際も運転は自分たちでするのでしょうか?
T:バンドが私の運転に耐えられるかしら(笑)?ちょっとクレイジーな運転をするの。
L:免許のないAlex以外みんな交代しながら運転しているわ。バスの時は特別な免許が必要なので、運転手がいるの。
-当初、LILLIXはMADONNAに見出されたガールズ・バンドとしてデビューし、1stアルバムがヒットしましたね。LILLIXにとってMADONNAはどんな存在ですか?所属レーベルを手放してしまったことで、複雑な思いはあるでしょうが、LILLIXの持つポップネスやパワフルなガールズ・ヴォーカルのイメージはMADONNAにも通じるところがあると思います。
T:MADONNAは多くの女性アーティストのために扉を開いてくれた。そして、彼女は自分がやっていることに自信があるので、私たちは後悔して過去に振り向かないことを学んだわ。そのお陰で今は昔よりずっと情熱的に歌うことができるの。
L:MADONNAのようなキャリアの持ち主はあまりいないので、とてもインスピレーションになっているわ。とてもクリエイティヴで賢いし。Tashaと私は小さい頃、5才と7才の頃に彼女の音楽をよく聴いていたの。「Like A Virgin」(その意味も知らずに)!Maverick Records / Warner Musicに関しては相反する感情は何も無いわ。何があったか理解できるの。ビジネスだからムキになる必要はないわ。
-これまでLILLIXといえば、キュートなガールズ・ロック、もしくはポップ・アイドルというイメージを持っているファンが多かったと思います。今作では、そういった作られたイメージを打ち壊すかのように、ずっとタフで自然体のバンドとして生まれ変わったLILLIXを感じることが出来ました。この先、バンドとしてどういうポジションのバンドになりたい等、目標はありますか?
T:私たちは今とても強くなった。自分たちでこのアルバムを作ったので、何もうまく行ってなくても、立ち上がれることを世の中に見せてあげたい。でも次の目標は日本にまた行くこと!
L:あの頃はとても若かった。いつもただのバンドだったけど、ガール・バンドとしてしか人は見てくれなかった。別に策略とかレーベルが作ったものではなかったのに。言いたくないけど、男性を加入させたことで人の見方が変わったと思う。私たちのことを真剣に聴き入れて貰えるようになったので、いい変化だと思うわ。次の目標はスタジオに戻って5人で(『Tigerlily』は3人、Tasha, Ericと私で作った)次のアルバムを作りたい。このラインナップにとても自信があるの。才能があって、共通の目標を目指す集まりだからこれからはどんどん良くなるばかりよ。
-LILLIXのアルバム、そしてライヴを心待ちにしている日本のファンへ、メッセージをお願いします。
T:日本のファンにありがとうって言いたい。リリースするのにこんなに時間がかかってしまって申し訳ないと思うわ。このニュー・アルバムがあなたたちの辛い時を乗り越えさせ、励ませればいいと思う。あなたたちを愛し、応援してくれて感謝しているわ。早く会いたい!
L:まず先に、辛抱強く待ってくれてありがとう。日本のファンは私たちが一番好きなファンよ。日本のみんなの力、正直さ、尊敬ともちろんファッションに沢山のインスピレーションをもらった。早く戻ってツアーがしたいわ。アルバムは9月7日にリリースされるので買ってね!また会いましょう xoxo