－ジャケットのデザインが秀逸ですね！これはどなたのデザインによるものですか？

Taylorだよ！僕たちは本当に全部のレイアウトが気に入ってるんだ。彼から『Heartbound』をやりたいと話を持ち込んでくれたんだ。誇りに思っているよ！

－モッシュしやすいとか2ステップがしやすいとかという機能面より、アーティスティックな側面が強調されているように感じたのですが、実際のところはいかがでしょうか？

僕たちは僕たちの曲を書いたんだ。何を感じたか、どう感じたか。決まったひとつの方法で書こうとかは考えていなくて、ただ書いただけだよ。このアルバムがそれを君たちに分かりやすく説明してくれるといいな。

－個人的にはマシーナリーなアグレッションとプログレッシヴなリズム、そして美しいクリーン・パートが共存している3曲目の｢Downfall｣が特に気に入りました。アルバムを代表してこの曲が出来るまでを解説してください。

親切な言葉をありがとう。「Downfall」は、DREAM ON, DREAMERの要素を全て一曲に詰め込みたいと思って作った曲なんだ。プログレッシヴからメロディック、プリティで、スラッシーで…それを全部ひとつにね。これはアルバムの中では重い方の曲なんだけど、これについては色々な反応をもらったよ。それは良いことだと思うんだ。時にはある曲を嫌うような人がいる方が、必死になれるからね。

－あなた方がこのアルバムを制作するに最もこだわった点を教えてください。

多分レコーディングに間に合うように書き上げることかな、ハハ。でも真面目に、それこそ僕たちが一番気にしていたことだよ。すべてを正しくみんなが満足できる状態に完成させることがね。
アルバムをレコーディングするっていうのはたった一つのことに見えても、それを海外でやろうとすると全く違う新しいことになるんだ。EP『Hope』がとても良かったから、それを超えるために更に良いものを作る必要があったんだ。

－RISE RECORDSとアメリカ、UK、ヨーロッパ・エリアで契約しましたが、RISEは非常に勢いのある人気レーベルですね。RISEと契約に至った経緯を教えてもらえますか？

とんでもない試練だったよ。10リットルの牛乳を吐かずに最初に飲み切った人が契約の権利をもらえるという約束だったんだよ、ハハ…… 冗談だよ！あんまり明確な答えはないんだけれど、同時にたくさんのバンドと比べられながら、何ヶ月もかけて決められたことだと思う。たぶん僕たちの決意や努力と前向きな態度が、彼らのその時探していたものだったのかもしれない。僕たちはとても幸運なことにファンのみんなのサポートをもらえたから、それが決め手だったのかな。

－オーストラリアのバンドでRISE RECORDSと契約したバンドはあなた方が初めてなのではないでしょうか？

そうだよ。僕たちは本当に大喜びしているし、この数ヶ月間で達成できたことやそれを可能にしてくれた人々に対して心から感謝しているよ。こんな素晴らしくて有名なレコード会社に僕たちの存在に気付いてもらえるなんて、夢でしか起こらないことだと思っていたよ。これまでしてきた努力の成果が、少しずつ実って来ているような感じがするよ。これからもたくさんの努力が要されることは分かっているけれど、今は手助けしてくれる素晴らしい人たちが僕たちにはついているんだ。

－ワールドワイドでのデビューということで、今後国外でのツアーも行っていく予定なのでしょうか？

もちろん、世界征服するよ！ハハハハハ。9月、10月にMEMPHIS MAY FIREやTHE COLOR MORALEと行う30日間のヨーロッパ・ツアーのお知らせをすることがすごく楽しみだよ。それが第一歩かな。これから可能な限りいろいろなところに行きたいと考えているんだ。いくつか行く予定の場所があって、その中には日本も含まれているかもね。

－Marcelはドイツ人でAaronはアメリカ人と、ヨーロッパ大陸、アメリカ大陸それぞれ一人ずついるので欧米のツアーの際も心強いですね（笑）？

ハハ、そう思うかもね。でも彼らが僕たちにできることなんて、いろんな町で泊まるところを探してもらうくらいなんだ。これは全部の関係するレーベルや海外ツアーを可能にしてくれるプロモーターたちのおかげなんだよ。

－10月にTHE DEVIL WEARS PRADAとのツアーが決まったとのことですね？彼らの人気は凄まじいものがあります。また前回のインタビューでCallan Orrが影響を受けたバンドとしてTDWPからの影響を挙げていましたが、そんなバンドと一緒にツアーをすることは非常にテンションが上がるんじゃないですか？

THE DEVIL WEARS PRADAは近頃本当にかっこよくて、確実にどんどん人気を築いて行っているよ！そしてそんな彼らと10月に仕事ができる機会をもらえたことが、本当に誇らしいよ。もう知っているかもしれないけれど、Callanが一番喜んでいるよ。僕たちは彼らの大ファンだし、彼らにオーストラリアを案内するのが待ちきれないよ。