－あなたとMitch LuckerがCOMMISSIONERを立ち上げるきっかけは、あなたがMitchの所属するSUICIDE SILENCEのREMIXを手掛けたことがきっかけだと聞いていますが、二人の出会いから意気投合するに至るまでを教えてください。

そうだよ、そのREMIXがきっかけさ。あのREMIXを完成させてしばらくして、Mitchがオレに電話をしてきたんだ。そのREMIXみたいな音楽を作るプロジェクトを一緒に始めようってね、今度はオリジナルのトラックでさ。

－ユニット名をCOMMISSIONER（全権を委任された最高責任者の意）に決めたのはなぜでしょうか？

Cam-mitch-iorでCamitchionerだよ。Century MediaのA&Rであり最高の人物でもあるSteve Johがオレたちをそう呼び始めたんだ。それが自然に馴染んできて、スペルが意味を持つように変えたんだ。

－記念すべき1stアルバム『What Is?』完成おめでとうございます。どのような作業工程を経て完成に至ったのでしょうか？詳しく教えてください。

去年のWarped TourにSUICIDE SILENCEが出演していたときにアルバムのほとんどを書いたんだ。最初の数曲は、オレとMitchの生まれ故郷であり、その時に住んでいたハンティング・ビーチで書いたんだけど、最初のSUICIDE SILENCEのREMIXと同じように作られたんだよ。「Pray For The Sun」は、最初に1分30秒のメタル・トラックを作って、それをその曲にリミックスして入れたんだ。他のはSUICIDE SILENCEのバスの中で、最初から全部作ったよ。

－Mitchと手を組むという初めての試みから生まれた作品だと思うのですが、完成した作品には満足していますか？

もちろん。このコラボレーションは本当に上手く行っていると思うよ。Mitchは一番のお気に入りの仕事仲間の一人だよ。それにオレたちはこれを始めてからすごく仲良くなったから、それも作品を更に良くしていると思うね。

－革新的なエレクトロ・サウンドとブルータルなヴォーカルは一見相性が悪いように感じますが、実際にこのアルバムを聴くとお互いが引き立て合って刺激的なサウンドが生まれていますね？デスコアやメタルコアのバンドのREMIXをたくさんしてきた経験からこのようなサウンドを作ることができたのでしょうか？

実は、オレがその二つの音楽性を組み合わせようとした経験はCOMMISSIONERが実は一番最初だったんだ。決まった形の外に飛び出して、あんまりやり方を知らないことを始めるのはリスクがあるけど、それが実際できて俺は嬉しいよ :)

－あなたはDISFIGURING THE GODDESSでシンガーとしても活躍していますが、BIG CHOCOLATEとしての活動とDISFIGURING THE GODDESSのシンガーとしての活動はどちらが先行して行っていたのでしょうか？また現在はどちらの活動をメインで行っているのでしょうか？

オレがDISFIGURING THE GODDESSなんだ。ギターもドラムのプログラミングも全部やってるんだよ。DISFIGURING THE GODDESSの中で自分の名前としてBIG CHOCOLATEを使っていたんだけど、リミックスを始めた時にBIG CHOCOLATEという名前を残したんだ。DISFIGURING THE GODDESSがメインの活動になったことは一度もないよ、いつも遊びでやっているんだ。

－日本では『What Is?』が8/24にリリースされる予定ですが、欧米ではいつリリース予定でしょうか？またパッケージとしてはリリースされるのでしょうか？

デジタルでもパッケージでも両方リリースされたよ。でも本当に限られた枚数だったんだ。1000枚作ってオレと彼で500枚ずつ分けたけど、たぶんそれらは完全に売り切れてしまったと思う。

－COMMISSIONERとしてライヴ活動は行っているのでしょうか？またライヴを行う際（あるいは今後行う時に）はどのような編成で行うのでしょうか？

まだライヴは始めていないんだ。今のところはデュオ形式のままでいこうと考えているよ。ライヴ活動のことはよく話に上がるし相談しているけれど、まだ正式に決まったものは何もないんだ。

－COMMISSIONERの音楽性は“DEATHSTEP（DUBSTEP meets DEATH METAL）”と呼ばれているそうですが、DEATHSTEPという呼称はいかがですか？

すごくかっこいいと思うと同時に安っぽくも感じるかな。それが『What is?』と名付けた本当の理由だよ。オレたちの音楽性を自分で主張するのではなくて、リスナーのみんなに判断してほしかったからね。