－MISSPRAYをきっかけに、邦楽のファンが、洋楽を聴くようになるといいですね？

そういうことが起こってくれれば凄く嬉しいですね。

－普段はどのような音楽を聴いているのですか？

普段は、ほんとにアメリカのポップパンクなどが多いですね。あとは最近はアメリカのビルボード・チャートものとかも聴きますね。

－そういうビルボード・チャートでかかるポップスからも勉強になることはありますか？

そうですね、あんまり自分が作らないようなメロディだったりするので、面白いなと感じることは多いですね。

－イントロがまず1曲目にあって、その後、2、3、4とキラー・チューンが続きますね。中でもTrack.2の｢Good Time, Goodbye｣は非常にエモーショナル且つ疾走感溢れるキラー･チューンでまさにアルバムの出だしに相応しい曲ですが、この曲で聴き手をぐっと掴むことを意識したのでしょうか？

そうですね！曲自体短いんですけど、これは、みんな好きだろうなって思って。まずはこいつを聴けと（笑）。

－曲順を決めるのは悩みましたか？

曲順はすごい悩むんです。どの曲も1曲目にしてもおかしくないくらい、全部聴いて欲しかったんで。アルバム・タイトルである『It's not Goodbye』もそうなんですけど、1曲目の「Good Time, Goodbye」はこれでお別れじゃないよという気持ちを込めていて、仲間とさよならをする時が来るんですけど......。バンド仲間とかってまた別の機会に普通に会ったりするじゃないですか。そういう短い別れだったりと、そういうポジティブな別れを示してるんです。

－PVにもなっているTrack.3｢Break Down The Clock｣ですが、この曲はキャッチーで親しみやすいトラックですね。リード曲をどの曲にするか悩みましたか、あるいはこの曲がリード曲とすんなり決まりましたか？

今までのMISSPRAYらしい部分もありつつ、らしくない部分もあるっていうか。新しい方向性をこの曲で出せるかなと思ったんですね。これからのMISSPRAYはこんな感じだっていうのを、みんなに聴いて欲しくて、見て欲しくて、これを選びました。

－この曲のPVを観させていただきました。CGを使って凝ったストーリー仕立てのものですね？このPVはバンド側のアイデアでしょうか？

今回社長が、ストレイテナーなどを手掛けている小嶋貴之さんを呼んでくれたんです。録ってる段階では全部合成なんで、グリーンシートの上でやってたんですね。なので全然どんな仕上がりになるか分からなかったのですが、仕上がりを見てビックリしました。