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INTERVIEW

RAUNCHY

2011.01.25UPDATE

RAUNCHY

Member:Morten Toft Hansen(Dr)

Interviewer:米沢 彰  Interpreter:ジンジャー国田

-最近のシーンでは、キーボードや打ち込みをフィーチャーしたサウンドの上で、ボコーダーを使ったり、ディストーションを使ったりするのが一種の流行りみたいになっていますが、あなた方は逆にこれまで以上に生の質感を大事にしたヴォーカル・トラックを今作でも展開しているように感じられます。そこには何かこだわりや意思があるのでしょうか?

Jeppeがクリーン・ヴォーカルを担当していて、素晴らしいヴォーカリストなので、ボコーダーを使う必要がないんだ。ボコーダーってシンガーが正しい音程が出せない時に使うものだったりするしね。でも、エフェクターとしても用いるので、いつかエフェクター的に使うかもしれない。
音に迫力がでるので過去に試したことはあるけど、アルバムを長く愛してもらいたいなら、やっぱりナチュラルにすることが重要だと思う。過去の作品を見ると、一番息の長い作品はナチュラル・サウンドのものだって気づくと思うよ。

-3rdアルバムのタイトル『Death Pop Romance』などからも、そもそもバンドとしてヘヴィネスとポップの融合を一つのテーマにしているように感じられますが、実際のところいかがでしょうか?

確かにそうだね。デスからポップまですべてのサウンドをミックスし、ロマンスやブロマンス(男の友情)についての歌詞をつけている(笑)

-RAUNCHYのサウンドはヘヴィ・ミュージックに限らず、非常に多くの音楽からの影響が感じられますが、普段はどういった音楽を聴いていますか?また、強く影響を受けたアーティストや作品を教えて下さい。

様々なアーティストが好きなんだ。今はSYBREEDの最新アルバムをよく聴いているし、RAMMSTEIN、DUNE、PANTERA、MUSE、AIR、FAITH NO MORE、MORBID ANGELや MADONNA、何でも好きだね。

-今作に限らず、あなた方のトラックは一曲の中に非常に多くの展開を入れ込みながらも非常にスムーズに展開し、かつ、聴かせるメロディが随所に入ってきていますが、どのようなステップで曲作りを行っているのでしょうか?その工程に何か秘密はないのですか?

リハーサル・ルームで生まれたアイディアから始まるんだ。そのあとコンピューターでアイディアのデモを録音して、みんなで細かいことやキーボード、ヴォーカルなどを考える。別に秘密なんてないよ!

-デンマーク出身ということですが、デンマークはあまり日本では馴染みの無い国です。デンマークの音楽シーンはどのような状況なのでしょうか?

デンマークって小さな国なんだけど、才能あるミュージシャンが大勢いる。550万人の人口だけどとてもいいバンドが沢山いるんだ。特に今、音楽シーンは非常に栄えているよ。

-同じデンマーク出身と言えば、HATESPHEREやMNEMICが世界的に活躍していますが、彼らとの交流はありますか?

そうだね、小さい国だからみんなお互いのことを知っている。俺は以前HATESPHEREでドラムを叩いていたこともあるんだ。2,000−3,000人の会場で彼らとプレイしていたし、『Bloodred Hatred』というアルバムに参加しているんだ。

-ところで、日本人には全く馴染みの無い語感ですので、非常にインパクトがある名前ですが、RAUNCHYというバンド名にはどういった意味が込められているのでしょうか?

卑猥、惚れっぽいとかそういう意味がある。いやらしいって意味に惚れっぽさも意味するなんてカッコいいだろ?

-Lars Christensen(Gt)がバンドの全てのアートワークを担当しているそうですが、今作のジャケットも彼によるものですか?また、彼はバンド以外にもアート面で活動していたりするのですか?

そう、彼がアートワークを担当している。彼はグラフィック・デザイナーなんだ。今まですべてのデザインを彼が作り出している。Tシャツのデザインもしてくれるし、他のバンドのアートワークも手がけているよ。

-最後に、日本のファンへのメッセージをお願いします。

俺たちのアルバムをチェックしてほしいけど、もっと重要なことは俺たちが日本でプレイできるようにしてくれ!最高に楽しみにしているから!


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