INTERVIEW
RAMPANT
2010.11.04UPDATE
2010年11月号掲載
Member:Hiroko(Vo) / KA+U(Dr)
Interviewer:ムラオカ
-ヘヴィメタルっていうのは洋邦含めて?
H:そうです。
-曲作りをしているのは主にどなたなのでしょうか?
KA:メロディを付けているのはHirokoなんですけど、曲を持ってくるのはギターのTomoyaだったりとか、僕KA+U であったりとかが多いですね。
-『BLOSSOM』に命名した理由を教えてください。
H:花って、咲いてるっていうのは、生きるっていうことじゃないですか。生きるっていうことは凄い必死なことやのに、見てる側からすれば、すごい綺麗。それなのに必死に生きてるって感じが見えなくて。生きるっていうことって美しいことなんやなぁっていうことを凄く感じるんですよ。自分たちも頑張って音楽やってるっていうのを、美しく花咲いて見せたいなっていう思いを込めて、『BLOSSOM』ってタイトルを付けました。
-タイトルはHirokoさんが?
H:私が付けました。
-全編日本語詞ですね。日本語詞でしかもはっきりとした発音で歌っているので良くも悪くも日本語を強く意識させるアルバムだと感じました。日本語詞に拘った理由を教えてください。
H:歌ってメロディだけでも全然歌として成り立つんですけど、意味があったら余計心に入ってくるものだと思うんですよ。歌詞ってすごい大事なんだなって、今まで何度か英語の歌詞で歌ってた時より、やっぱり気持ちでも伝えたいなぁって想いがあったんで、今回のアルバム『BLOSSOM』では分かりにくいよりかは分かりやすい歌詞にしようと思って日本語詞にしました。
-以前は英語詞だったのでしょうか?
H:英語詞もありましたね。
-逆に日本語で歌っているのが、海外の人たちには、なんかよく分からない言葉だけど英語の響きにはない点が新鮮に聴こえたりすることもありますよね。
H:基本英語を書けないっていうのが正直なところなんですけど、でも向こうの人は自分の言葉で書いてるだけであって、私たちは私たちの言葉で伝えたらいいやんって思ってます。 英語で歌ってもめっちゃめちゃ発音良い訳じゃないから、結局伝わらないと思うんですよ。でも向こうのファンサイトって日本の音楽って知って受け取っている部分もあるんで日本語のメロディの付け方が気持ち良かったりとかもするのかなって思います。
-女性がヴォーカルであることで特徴になっている部分もあると思いますが、女性ヴォーカルのバンドであることを意識していますか?
K:そうですね。やっぱり紅一点というのは当然売りにできるので、そういうのを意識しつつ、それでヴォーカルだけがフューチャーされてもそれで特に僕らは嫌とかはなくて、それはそれで僕らもうまく引き立たせられれば良いという考えなんですけど、その辺はうまく出していけたらなと思っています。
-4曲目の「シロイハナ」はアニメのオープニングになっても可笑しくないほどにポップですね。曲のふり幅もRAMPANTの特徴の1つですね。
H:最初はアカペラで私が前から残していたものを今回のアルバムで持ってきたんですけど、最初はそんなバラードになる予定は自分の中ではなかったんですけど、バンド全体でやっていくうちにバラードになっていった・・
K:やっぱりこの曲だけメロディから作っていったっていうのがあって、メロディを凄く意識していったので、ポップでキャッチーな感じになったっていうのがありますね。
-メンバー皆さんにとってもひとつの新しい方向性という感じで。
H&K:そうですね。
-最近ではブレイクダウン・パートやヘヴィなパートが満載のメタルが流行っていますが、よりポップになっていくことが逆に今までのファン層を失うという不安はありませんでしたか?
H:特にはないですね。元々めっちゃコアな音楽性でやっていたわけではないので、結構ライヴではヘヴィにやったりするところもあるんで・・
K:聴いてる側からすると変わったっていうのもあるのかもしれないけど、やってる側からするとそんなに変わった感じでやってないのでシャウトが減ったっていうくらいにしか考えていないので、ファンの人たちにも分かってもらえるかなとは思ってるんですけど。
H:今までのシャウトとかもめっちゃヘヴィなフレーズとかっていうのを意識してやっていた訳ではないので、シャウトがちょっと少なかったとしても、あえて少なくしたわけでもないので・・・なんてまとめたらいいんだろうい(笑)。
K:まあ聴いてくれよと(笑)。