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INTERVIEW

Acacia

2010.11.15UPDATE

2010年11月号掲載

Acacia

Member:Tatsuya Mabuchi(Vo)

Interviewer:MAY-E

-特にアメリカのA SKYLIT DRIVEなんかを彷彿させるサウンドだと感じたのですが、Acaciaがスクリーモだと呼ばれるのは、あなた方にとって不本意だったりするのでしょうか?

いえ、自分らでもスクリーモ・バンドって言っていますからね(笑)。ただA SKYLIT DRIVEは嫌いじゃないけど、好きじゃないです(笑)。まあ音楽の趣味は人それぞれなんで。正直サウンド自体スクリーモにこだわっているわけじゃないんですよ。日本にスクリーモという単語が伝わって来たばかりの時期は、スクリーモ・バンドじゃないバンドもスクリーモって枠に当てはめられていましたからね。だけど、そのおかげで僕らは様々なバンドと出会ったし、スクリーモって言葉自体メディアが作ったもので、昔はディス的な感じに捉えられていたものなのに、それが今や一つのジャンルになっているのが凄いですよね。例えばミクスチャーって言葉もHIP HOP+ROCKってみんな思うけど、ルーツ+ルーツの時点でミクスチャーだから僕らもミクスチャーなのかな? 哀愁を感じるサウンドにクリーンボーカルとシャウトが入ってればスクリーモ?どう呼ばれても気にしませんけど。僕らはスクリーモという言葉から今影響を受けている音楽を知ったので、スクリーモという言葉に誇りを持っているだけです。

-こういった音楽性ですと日本語詞は乗りにくいと思いますが、あなた方が日本語ではなく英語で歌う理由はなんでしょうか?

理由は一緒で、単に乗りにくいからです(笑)。それに英語の方がかっこいいと思ってますからね。けど日本語の方が日本人は何を言っているのかわかりやすいし、メッセージは伝わりやすいですよね。実際、僕も好きな洋楽のアーティストが何を歌っているのかわからない曲もありますよ(笑)。日本人だから当然ですよ。だから日本語でも歌うのも当然だし、別に日本語の曲でもかっこよければかっこいいですよ。今は日本語の歌詞を作ろうとは思わないですけど、いつかチャレンジするのもおもしろそうですよね。

-リスナーに特に伝えていきたいメッセージはどんな事でしょうか。

歌詞のほとんどは日常で感じた事を歌っていますが、水戸黄門じゃないっすけど、生きていれば苦しみもあるけど必ず楽もありますよ。物事を始めるのは自分次第で、終わらすのも自分次第です。何事も始めなきゃわからないし、方法なんていくらでもあります。自分の手足で生きろ。終わりに楽を求めるな。時代に負けるな。自分に負けるな。敵は自分の中にいるんだ。お前は一人じゃないって事を、常に自問自答しながらバンドやっていますよ。メンバーの中でも僕だけかな?(笑)。なんだかんだで生きるって楽しいです。家族、友達、彼女、嫁、子供、上司、部下、そしてまだ出会ってない誰かと生きるから楽しいんでしょうね。まあ自分へのメッセージでもあるんで、それに共感してもらえれば幸いです。

-今、日本のインディーズ・シーンでもスクリーモ~ハードコア・バンドが各地で精力的に活動をしていますが、彼らには刺激を受けることはありますか?

刺激しかないですね。同じ環境、同じ気持ちで頑張っているバンドや、これから頑張ろうとしているバンドからの刺激は本当に大きいです。それをきっかけに出会ったバンドもいますし、もっともっと出会って行きたいですね。

-今後の目標を教えてください。

これからも沢山の人達と音楽を通して遊んで、この街でずっとおっさんになっても遊んいでたいです。それだけです。