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INTERVIEW

METHODS OF MAYHEM

2010.10.07UPDATE

2010年10月号掲載

METHODS OF MAYHEM

Member:Tommy Lee

Interviewer:ムラオカ  Interpreter:ジンジャー国田

-METHODS OF MAYHEM(以下MOM)復活おめでとうございます!!
なぜ今このタイミングでMOMを復活させたのでしょうか?

その時が来たって感じだったんだ。みんなにこの質問をされるんだよ。“なんで10年も待っていたんだ?”とか。でもね、その答えは“人生”というものなんだ。いつも何かが起きていて、MOTLEY CRUEのツアーとか、おかしなテレビ番組を作っているとか、ソロ・アルバムを出すとか、MOMをやる時間がなかったけど、やりたくてたまらなかった。ずっとやりたい、やりたいと思っていたから、もうその時だと決めたんだ。もっと早くにやればよかったと思っているけど、次に出す時はこんなに長いインターバルは絶対にないと誓うよ。

-このMOMにとってだいぶ空白の年月がありました。もっと前にMOMを復活させようと思ったことはありましたか?

いつも考えていたけど、今のタイミングがすごくいいのは、モトリーが一年間オフを取ることになったことなんだ。オフが決まった時点で俺は“今しかない”と思った。

-ファースト・アルバムに収録されている「Get Naked」、「Hypocritical」が日本においてクラブヒットし、今でもかなりの頻度でプレイされていますがアメリカでは1stアルバムは今現在どのように評価されていますか?

そうなんだ、最高だね。アメリカでの評価はすごくよくて、大成功したと言っても過言ではないんだ。そのせいで今回はもっといいものを作らないといけないというポジティブなプレッシャーがあって、今回このアルバムを制作するにあたって、入念にプランニングをしたいと思った。ファーストには様々なゲストが参加してくれたから、今回もエキサイティングで斬新で面白くするにはどうすればいいかって頭を使った。その時に“全世界と一緒にアルバムを作ったらどうだろう?”って思いついたんだ。その考えをみんなと話し合って、計画をして、すぐに実行させた。あと2週間でリリースされるんだけど、みんなに聴いてもらいたくてむずむずしているんだ(笑)。

-11年ぶりのアルバム『A Public Disservice Announcement』が完成しての今の気持ちを教えてください。

ちょうど一年前の9月から取り掛かっているんだけど、曲作りやレコーディングはそれほど手間がかからず、スムーズな作業だった。ただ、それをオンラインにアップして、告知して、応募してきた人達のパート~これも1万件以上の応募があったんだけど、それを全部聴いて、審査するのに数カ月間、一日15時間くらい費やした。すごい作業だった。

-あなたが作成したアルバムはMOMのファースト・アルバム『Methods of Mayhem』の次にTommy Lee個人名義のアルバム『Never a Dull Moment』でしたね?このアルバムは『Never a Dull Moment』の延長線上的な部分も感じましたが、このアルバムをTommy Leeのソロ名義でリリースするということは考えなかったのでしょうか?

いや、ソロは考えてなかった。ずっとファンからMOMのアルバムはいつ?って問合せのメールが来ていたし、MOTLEY CRUEのオフが決まったから、MOMをやる時期が来たと俺は考えたんだ。

-今作は切ないバラードから「Fight Song」のようなイケイケなトラックまでバラエティに富んでいますね。このアルバムはあなたが表現したいと感じたものを具現化したような自由奔放な作品だと感じたのですがいかがでしょうか?

そうだと思う。折衷的で幅広い要素をうまくミックスした作品になっていると思う。可能なら、俺はずっと音楽を作り続けたいし、どんどんアイデアが浮かぶんだけど、誰かに止めてもらわないとキリがない。これが俺の生き甲斐だからずっと続けたいんだ。音楽を作っている時が信じられないくらいハッピーな状態なんだ。これが早くリリースされて、みんなに俺の音を聴いてもらいたい。

-今作では豪華なゲストがいないとあなたはコメントしていますが、DEFTONESのChino、BUCKCHERRYのJosh、NICKELBACKのChad、SUM41のDeryckと今作も豪華なゲスト陣が参加していますね?彼らの参加はどうやって決まったのでしょうか?

本当は、前作のようにゲスト参加と言う形を避けたかったんだ。世界と一緒に作って、無名な人達とやりたかったんだけど、スタジオでアルバム作りをしていると、友達が顔を出し、遊びに来てくれるから、そういう時にギターを弾いて!とかマイクを持って!みたいなノリになってしまうんだ。だから今行ったゲストはたまたまこの近所に居たり、近くに来ていた友達なんだ。常にパーティー状態だった。

-あなたは外見も作り出すサウンドも全く歳を取らないですね?若さを保つ秘訣を教えてください。

音楽が若さを保つ秘訣だよ。朝、目を覚ますとすぐにアイデアが浮かんでいて、モチベーションが上昇している。これがしたい、あれがしたいっていつも考えているから、常にインスピレーションを受けている。