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INTERVIEW

ALL ENDS

2010.10.04UPDATE

2010年10月号掲載

ALL ENDS

Member:Joseph Skansås(Dr)

Interviewer:ムラオカ

-今現在の最新のラインナップを教えてください。

現在の編成はヴォーカルのTinna、ヴォーカルのJonna(新メンバー)、ギターのFredrik、ギターのPeter、ドラムのJoseph、ベースのAnders(新メンバー)だよ。

-前任のヴォーカリストEmmaが脱退した理由を教えてください。

彼女はツアーで色んなとこをまわることに対してハッピーではなかったんだ。自分の家族の持ちたかったから脱退したんだよ。

-またEmmaは前回の来日公演のすぐ後に脱退していますが、来日公演の際にはすでに脱退は決まっていたのでしょうか?

いや、ある意味彼女の脱退は予期していなくて、本当に突然やってきた感があったんだけど、彼女がツアーに対してハッピーじゃないことは知っていたし、日本でのツアー時でも若干脱退の事は感じていたのが正直なところかな。

-新任ヴォーカリストのJonnaはどのようにして決まったのでしょうか?

Emmaから脱退の知らせを受けた翌日にマネージャーのTomasに電話をしてどの子を入れるか話しあったんだ。それで、Jonnaが候補にあがって、俺が電話をして20分くらい話したんだ。その翌日ミーティングを開いて、彼女が加入することになったわけさ。

-Youtubeで拝見したのですが、JonnaはSailonとしてソロとしても活動しているのでしょうか?

そんなわけないよ!今は彼女はALL ENDS一本でSailonはもう存在しないんだ。

-前作リリースから約3年と決してアルバム制作が早いほうではないと思うのですが、3年の間、皆さんはどのような活動を行っていたのでしょうか?

2年間程デビュー・アルバムのツアーを行って、去年は今作の楽曲制作とレコーディングを行って、レーベルの方もNuclear Blastに変わったんだ。

-セカンド・アルバム『A Road To Depression』完成おめでとうございます。
今の気持ちを教えてください。

ありがとう!最高の気分だよ!このアルバムをひっさげて早くツアーを行いたいね。正直に言うと、レコードが自分達の知らない人たちに渡るのは複雑な気分もあるから良い点も悪い点も両方あるね。まぁレコードがリリースされなければずっと俺達だけのものだけど(笑)。だからカウントダウンがまさに始まったとこかな。

-フル・アルバムとしては2枚目の作品となりますが、ファースト・アルバム制作時と今作を制作している時とでは気持ちの面で異なるものはありましたか?

もちろん!デビュー・アルバムの頃は俺らは正に王様のような生活をしていたんだ。その頃はドイツ郊外のクソでかい家で生活をしていて、パーソナル・アシスタントが俺らが欲しい食べ物や飲み物をなんでも買ってきてくれて、毎晩クソみたいなパーティーをやってんだ。問題だったのは、アルバムに関して俺らがあまりコントロールしていなかったって事だよ。でも今回は最初に歌詞を書くところから最後のアートワークの部分まで俺らがすべてコントロールしたんだ。たまに食事をとる金すらなかった時期があるんだけど、そんな時はプロデューサーにおごってもらったりしてさ。そういう意味ではクソみたいだったけど、アルバム制作に関して完全に俺らがコントロールできたことは最高だったね。だから前作と今作では全然状況が違うよ。

-IF Studiosというスタジオでレコーディングをしたとのことですが、IF Studiosはあなたがたの地元にあるスタジオなのでしょうか?

イエテボリだよ。

-IN FLAMESのJesper Stromblad、Bjorn Gelotteの2人が今回も作曲を携わっているようですが、アルバム中、どの程度関わっているのでしょうか?

Bjornはアルバムの中で楽曲制作者と言うよりはアレンジャーとして3曲関わってて、ドラム・エディティングやギター・ソロ(Hear Me Now)を彼がやったんだ。だから彼はこのアルバムの中のミュージシャンであり、いつでも俺らをサポートしてくれる良き友人でもあったんだ。彼は最高だよ!
Jesperは俺とTinnaが楽曲制作をしている最初から関わっていたから、俺らがレコーディングに入った時には彼はクレイジーなバケーションに旅立っていったよ。

-前作『All Ends』ではもう少しデジタルでヘヴィメタルなサウンドという印象を感じましたが、今作ではよりヴォーカルを強調した王道的なサウンドのロックという印象を感じました。これはあなたがた自身意識したことでしょうか?

その通りだよ!デビュー作はもっとメタルでデジタル・サウンドだったね。今作はただ純粋に良い楽曲を作りたくて、それ以外の事はほとんど考えなかったんだ。また、ギターがメインのアルバムを作りたくなかったから、ドラムス/ループや素晴らしいヴォーカルでグルーヴィな音を作りこんでからギター・ソロを持ってくるようにしたんだ。
Tinnaと歌詞について話した時は楽曲制作にとりかかるタイミングより随分と前で、俺達らしい歌詞で、誰もが歌っているようなありふれた愛については歌いたくなかったんだ。今作の歌詞にはすごい満足だし、みんなも共感できる歌詞が入っているはずだよ。
今回は色んなサウンドにチャレンジしたわけだけど、レコーディングを始める前に、各楽曲で使用するスネアとかアンプを厳選したんだ。俺自身は、何個のスネアとシンバルを試したかすら覚えてないくらいだ。このアルバムを制作するためにスタジオにいることがすごい楽しかったよ。