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INTERVIEW

HAIL THE VILLAIN

2010.09.27UPDATE

HAIL THE VILLAIN

Member:Bryan Crouch(Vo)

Interviewer:ムラオカ

-サマーソニック大阪公演はいかがでしたか?

ほんと信じられないほど素晴らしかったよ。俺たちが出演する10分前まではステージの前には20人しかいなかったけど、だけど本番までの10分の間に1000人になったんだよ。こんなのは初めての経験だったよ。俺たちが最初のコードを鳴らした瞬間から俺たちの曲を知っているキッズもいて一緒にシンガロングしてくれたりと素晴らしい経験だったよ。

-それではかなり手ごたえが感じられたんじゃないですか?

まあ始まったばっかりだけど、確かに感じたね。

-せっかく東京に来たのですから、サマーソニックの東京公演にも出たかったのではないですか?

そうだね!本当に東京公演も出れたら良かったんだけど、でも大阪に出れたってのもラッキーだったよ。俺たちはたまたまTHE DEVIL WEARS PRADAが大阪公演をキャンセルしたから出ることができたんだ。だけど今日のアストロホールでやることができることになったからホント良かったよ。

-HAIL THE VILLAIN(悪人歓迎)とはなかなかインパクトのあるバンド名ですね?
もともとは他のバンド名で活動を続けていたとのことですが、HTVとこのバンド名を付けたのはどなたのアイデアですか?

このアルバムの曲作りをしていた時に曲がどんどんダークでフェミニンになっていったのが分かったんだ。それに加えてこのストーリーをコミックブックに採用するといったアイデアが出たときに、前のバンド名ってFAHRENHEIT(華氏)だったんだけど、このバンド名からイメージされるものってあまりへヴィなものやダークなものではないんだよね。だからもっとヘヴィでダークなものを想起させるものにしたいって考えたときにこのバンド名が思いついたんだ。

-VILLAIN(悪党)はこのイラスト(※CDジャケットの裏面イラスト参照)のことでしょうか?

物語がちゃんとあって、ジャケットの裏面に描かれているのがVILLAIN(悪党)のリーダーであって、彼の名前はサイアーで俺たちの人間の住む世界とパラレル・ワールドで並行して存在している闇の世界のリーダーなんだ。そしてジャケットの中面に描かれているのがその娘で名前はフェアといって彼女は闇の世界から人間の住む現実の世界に送り込まれてこっちの世界にいるんだ。この車の運転席にいるのがドレイクといって彼は人間なんだが、サイアーは彼の子供を身ごもる使命を与えられているんだけど、身ごもると彼は殺されてしまうんだ。ビデオクリップを観て欲しいんだけど、ビデオクリップでは彼が殺されてしまうところも映っているんだ。そういうストーリーがちゃんとあるんだ。

-IRON MAIDENのEddieのようにこのキャラクターたちは今後もHTVのキャラクターとして現れるのでしょうか?

それはないよ。これはこのアルバムのキャラクターであってバンドのキャラクターではないんだ。

-94年結成から16年を経てのファースト・アルバム・リリースとかなりここに到るまで時間がかかりましたね?インディーズでもアルバムをリリースしていなかったのでしょうか?

94年結成じゃないよ。03年だよ。

-CD解説に94年と書いていますが・・(困)

それは間違っているんじゃないかな。94年って言うのは俺が音楽を作り始めた年なんだ。

-そうですよね。ファースト・アルバムのリリースまで16年っていうのはあまりにも時間がかかりすぎていておかしいなと思っていたんです(笑)

ははは!!
以前にやっていたバンドでは一応自主制作という形でアルバムをリリースしたことはあるよ。だけどHTVになってからはデモを作ってレコード会社に持っていくといったことはしなかったよ。

-なるほど。ROADRUNNER RECORDSと契約に至った経緯を教えてもらえますか?

もともとコミックブックのアイデアがあってそれをカナダのWARNER MUSICが気に入ってくれて契約したんだ。それからショウケース・ライヴを行ったんだけどそれをROADRUNNER RECORDSのスタッフが観に来てて契約に至ったんだ。カナダ以外はROADRUNNERと契約しているよ。

-映画化はできそうな感じですか?

一曲一曲ずつあって最終的にまとめて映画にする予定なんだ。すでに一曲目の「Take Back the Fear」と二曲目の「My Reward」のコミックはもうできてるんだ。次に三曲目の「Runaway」がビデオになってシングルにもなるんだ。そうやってどんどん映像化を進めていって最終的に映画になるんだ。