INTERVIEW
VEARA
2010.07.06UPDATE
2010年07月号掲載
Member:Brittany Harrell(Dr)
Interviewer:山本 真由
-はじめまして。日本のラウドロック・マガジン“激ロック”と申します。
今回はじめてのインタビューになりますので、バンドの紹介をお願いします。
こんにちは!VEARAでドラムを叩いているBrittanyよ。VEARAは2009年にジョージア州で結成されたバンドなの。男3人と私(女性)の4人編成のバンドよ。
-最近は、名前の長いバンドが多いですが、VEARA はシンプルで日本人にとっては覚えやすいです。“VEARA”というバンド名には、どういう意味があるのですか?
VEARAというバンド名は、バンドを結成してすぐできたのよ。バンドって言っても、結成当時は友達の誕生日パーティーでカバー曲を披露するぐらいしかしてなかったけど(笑)。バンド名の由来は、私たちの地元(ジョージア州のオーガスタ地方)にVeraという名前の女性が店長をしているJays Musicっていう音楽店があるんだ。彼女はすごく意地悪で、オーディオ機器を試していただけの私たちに店から出て行けと言ってきたこともあるくらいなの。私たちはその時、腹いせにバンド名を彼女の名前からとったらおもしろいんじゃないかって思いついたの。なんでかは、忘れちゃったけど彼女の名前にaの文字を足して、VEARAというバンド名にしたのよ(笑)。
-アルバム『What We Left Behind』のリリースおめでとうございます!本国では5/25に既にリリースされていますが、反響はいかがですか?
これまでもらった反響はすごくいいの!このアルバムを引っさげてツアーに出るのが楽しみで仕方がないわ!
-7/7には日本でのリリースが決定しています。日本という国にはどういうイメージがありますか?
私の日本に対するイメージは「スーパークール」よ!周りの人から聞く日本についての話は全部いいものだしね。日本には前からすごく行ってみたいの。日本は私が個人的にもバンドとしても訪れたい国の1つよ!
-『What We Left Behind』は、ライヴで盛り上がりそうなキャッチーかつパワフルな楽曲が多いですね。特に「We Have A Body Count」などライヴで盛り上がりそうですが、実際のライヴではどうですか?
ライヴでの盛り上がりは半端ないわよ!私たちのライヴに来てくれるキッズは、演奏を始めたと同時に一緒に歌ったり、体を動かしたり、モッシュしだすからね。
-あなたのドラムは女性とは思えないほどパワフルで、ライヴでの演奏が気になります。ところで、女性ドラマーがいるというバンド編成は珍しいと思うのですが、メリットやデメリットはありますか?
うーん、色々あるけど…。みんなは私の見た目と演奏は違うって言うのよ。私はドラムをガンガン叩くからね(笑)。女性ドラマーのバンドは珍しいから、その事実が私たちを他のバンドより目立たせてくれるっていうのは現状としてあるわね。
-最近は、ハードコアの要素のあるパンク・バンドが多いですが、VEARAはNEW FOUND GLORYやBLINK-182のようなメロディの際立ったバンドの影響も伺えます。そういったメロディへのこだわりはあるのでしょうか?
NEW FOUND GLORYとBLINK-182は私の大好きなバンドだから、私自身はもちろん、バンドのメンバー全員が影響されているわ。私たちの楽曲にはハードコアの要素がある部分も少しあるけど、あなたが言ったように、メロディにもっと重点を置いているし、こだわっているわよ。
-楽曲の制作プロセスについてですが、どなたがメインのソング・ライティングを務めているのでしょうか?
ソング・ライティングにはメンバー全員が参加しているから、メインのソング・ライターは特にいないの。ソング・ライティングに関しては、みんなちょうど同じくらい貢献しているんじゃないかな。
-歌詞について、どういったことを主にメッセージとしているのか教えてください。
『What We Left Behind』は、これまで、特に去年、私たちが経験してきたことに基づいているアルバムよ。簡単に言うと、私たちを疑ったり、非難したり、信じなかった人間にミドル・フィンガーを立ててやるっていう気持ちでできているよ。今作では、今までのこういった苦悩や障害を乗り越えるということを表現したの。
-特に“このトラックを聴いて欲しい!”という押し曲があれば(理由も含め)、教えてください。
全曲大好きだから難しいなぁ(笑)。だけどどれか選ぶとしたら、「My B-Side Life」と「Better Off Without You」かな。「My B-Side Life」は、家にいてもつまらないから、早く地元を出たいなっていう気持ちについての曲で、「Better Off Without You」は「君がいない方がうまくいくよ」っていうタイトル通り、私たちにつっかかってきた人に対する曲よ。これら2曲には私たちの強い気持ちとメッセージが込められていて、両方ともすごくクールだと思うの(笑)!