INTERVIEW
SUGAR RAY
2010.06.11UPDATE
2010年06月号掲載
Member:Rodney Sheppard(Gt&Vo)
Interviewer:ムラオカ
-アメリカでのリリースから1年を経ての日本でのリリースおめでとうございます。
1年開いてのリリースですと不思議な気分ではないでしょうか?
いやいや(笑)。今の音楽業界を考えると、もう何も驚かなくなってきた(笑)。インターネットの台頭も凄いし。1年後のリリースとなったけど、俺たちが大好きな日本でCDが発売されること自体が嬉しいね!日本ではアメリカでのブレイク前からツアーで行ってるけど、日本のファン達は俺達をいつも温かく迎え入れてくれたから。
-『In the Pursuit of Leisure』リリースから約6年(日本盤だと7年)前作からのリリースが開きましたが、久々のアルバム制作で戸惑ったり驚くことはありませんでしたか?
全然なかったよ。まぁ、最初スタジオ入りした際は若干なまった感じだったけど、すぐ勘を取り戻した(笑)。あと、これはアルバム制作でいつも直面することけど、今回も曲作りの段階でフラストレーションは感じたね。勿論、その行き詰まりは打破できて、素晴らしい曲が出来上がったけど。
-6年もアルバムをリリースしていませんでしたが、その間バンド活動はどういう状況だったのでしょうか?
Mark McGrathはテレビ番組『EXTRA』の司会業を始め、他のメンバー達は家庭を築き、子育てしていたんだ。この6年間も新曲は書いていたし、ツアーには出なかったけど毎月1公演のペースでSUGAR RAYのライヴ活動は続けていたよ。
俺には10歳の息子と7歳になる娘がいて、ベースを弾く息子とは一緒にバンドを組んでるんだ(笑)。どうやら、親父の跡を継ぎたいたいみたいで(笑)。
-プロデューサーにはJosh Abrahamを起用していますが、彼の起用はどのようにして決まったのでしょうか?
Josh Abrahamは俺達の旧友なんだよね。もともとは94年に発表したデビュー・アルバム『Lemonade And Brownies』のプロデューサーとJoshが友人だったのがきっかけで、知り合ったんだ。俺達がキャリアを積んでいったように、Joshも様々なバンドとの仕事で仕事の幅を広げていった。彼はハリウッドに自分のスタジオを構えるようになり、音楽以外の付き合いでも仲良くしているマークと話している際に“随分長いことスタジオ・アルバム制作してないし、ちょっとうちのスタジオに遊びに来てレコーディングしてみたら?”なんて気軽に声をかけてくれたのがきっかけで今回一緒に仕事することになったんだ。
-日本盤の「Girls Were Made To Love」には特別に10-FEETのTAKUMAが参加していますがこのバージョンの出来栄えには満足していますか?
とても満足してるよ!俺達の曲に日本語のヴォーカルが入るなんて、凄くクールだと思う。
-もし来日することになりましたら、ぜひ10-FEETとのコラボレーションが見たいと思います。あなたがたの来日の可能性はありますか?
是非ステージでも共演したいね!夏の終盤には来日公演を行いたいと思っているから、楽しみにしているよ。
-Rivers Cuomo書下ろしの「Love Is The Answer」を収録することになった経緯を教えてください。
JoshがWEEZERのマネージャーと友達なんだ。多分Riversは俺達が“WEEZERの大ファン”ってことを雑誌か何かで知ったみたいだけど、WEEZERのマネージャーが“アルバムで使用しなかったWEEZERの楽曲の中で、もしかしたらSUGAR RAYに合う曲があるかもしれない”って、5、6曲聴かせてくれたんだ。その中で一番クールで俺達に合いそうなのが、この「Love Is The Answer」だった。なんとRivers本人がギター参加している上、ブリッジ部分で歌ってくれたんだよ!大好きなWEEZERとコラボできたなんて、俺達にとっては非常に特別な出来事だった。
-またこの曲はWEEZERの去年秋にリリースしたアルバムにも収録されていますが、「Love Is The Answer」のWEEZERバージョンは聴きましたか?
それは知らなかった、、、(笑)。このインタビュー終了後に、急いでその曲をチェックしなきゃ、、、(笑)。
「Going Nowhere」からもWEEZER的な雰囲気を感じ取れるのですが、この曲を制作する際、WEEZERを意識しましたか?
いや、全然意識していなかったし、自然にこういう曲になった。WEEZERとコラボした曲じゃないのにな(笑)。(共作した)SUGARCULTはWEEZERから音楽的影響を受けてきたんじゃないの?!(笑)。