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INTERVIEW

SUGAR RAY

2010.06.11UPDATE

2010年06月号掲載

SUGAR RAY

Member:Rodney Sheppard(Gt&Vo)

Interviewer:ムラオカ

-「Love Is The Answer」以外に外部のライターを起用した曲はありますか?

Rivers Cuomoの他にはSUGARCULTのTim Pagnottaと共作した「Going Nowhere」。俺達はSUGARCULTのファンだし、彼がある日偶然同じスタジオで作業してたから“一緒にやろうよ”って声をかけたんだ(笑)。「Love 101」ではアメリカで有名なジャマイカ人レゲエDJ兼コンサート・プロモーターのNative Wayneとコラボした。彼とはもう20年近くの付き合いになるけど、数年前に俺達がShaggyとコラボした際に間に入っていたのがこのNative Wayneだったんだ。

-個人的には「Rainbow」が最も気に入りました。悲しくもとても美しい雰囲気の曲ですね。この曲はどんな内容について歌っているのでしょうか?

ありがとう。歌詞に関しては聴き手それぞれの解釈に任せたいから説明は敢えてしたくないけど、これは“希望”について歌っている。外部のソングライターLuke Walkerとコラボして出来上がったバラード・ナンバーだよ。

-あなたがたのサウンドは今も昔も変わらず、夏を連想させますね?
あなたがたにとって“夏”とは一体どのようなものなのですか?

俺達はビーチ・タウンに住んでるから、“夏”の存在は大きいね。“夏”といったら、浜辺のビーチ・ハウスで友人達とツルみ、一日中自転車に乗ったり、あとは海で泳ぎ、プール・サイドで日光浴したり、皆でチーズ・バーガーを食べるんだ(笑)。

-オルタナティヴ・ロック、ポップロック、サーフロック、パンクロック・・あなた方はいろいろなジャンルに括られることがありますが、自分達ではSUGAR RAYをジャンルに例えるとなんだと思いますか?

これまでKORN、THE ROLLING STONESからKISS、SEX PISTOLS、Stevie Wonderまで、様々なジャンルのアーティスト達とツアーしてきたことからもわかるように、俺達の音楽ってジャンル分けするのが難しいんだよね。SUGAR RAYは多様な音楽から影響を受けてきたバンドだから。もし、1つのジャンルに絞るとしたら“ロック”かな。ロックはあらゆる音楽スタイルを取り入れることが可能だから。

-SUGAR RAYと近い時期にデビューしたKORNやlimpbizkit、311などもまだまだ最前線の音楽シーンで活躍していますが、彼らに戦友のような共感を覚えますか?

うん。凄く共感を覚えるね。SUGAR RAYはKORNや311の前座として一緒にツアーしたこともあるし。あと、俺達の前座を務めたMAROON5やINCUBUS等の新人だったバンド達が飛躍を遂げたことも嬉しく思う。これまで一緒にツアーしてきたアーティスト達とは今でもいい友人だよ。

-あなた方は今までメンバー・チェンジをしていませんが、バンドのメンバー同士ずっと仲良くやっていく秘訣は何だと思いますか?

バンド結成以前に“一緒に学校を通った友人だった”ってことが大きいね。趣味が合ったから、友人達のために演奏するパーティ・バンドとして遊びでバンドを始めたのがこのSUGAR RAYだった。その関係がずっと続いただけで(笑)。子供の頃からの仲間だから、別に格好つける必要もなく、いつも自然体でいられるし、お互いを尊敬し合ってるんだ。

-あなた方は2007年にSUMMER SONICで来日していますが、その際に印象に残っていることがありましたら教えてください。

22年間に渡るSUGAR RAYの歴史で、多分あのSUMMER SONICでのライヴはベスト5に入るね!確かビーチ・サイドに設置したステージだったと思うんだけど、俺達の演奏も凄く納得できる内容だったし、特にオーディエンスの反応が実に素晴らしかった。今だにあのライヴについて話すことがあるよ。

-少し気が早いですが、次のアルバムの構想は出来ていますか?

今のところ、まだ構想は立てていないんだよね。というのも、今アメリカではアルバムを購入する人が減り、1曲単位で買う人が増えてきた。だから、次にSUGAR RAYが発表する新作は多分アルバムではなくて映画のサントラ曲、もしくはテレビ番組のテーマ曲等になるだろうなぁ、、、。今回アルバムを完成して物凄く達成感はあったけど、ここ1、2年は恐らくシングル曲のデジタル・リリースなどにシフトしていくと思う。

-最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

SUGAR RAYを長年ずっと応援してくれて本当にありがとう!日本の皆は相手を敬う品格のある人ばかりだから、日本でのライヴを実現させるためなら、俺達何でもするから!あと、日本はライヴ会場のサウンド・システムが最高(笑)!いつも素晴らしいステージになるんだよね。