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INTERVIEW

KENAI

2010.02.10UPDATE

2010年02月号掲載

KENAI

Member:Joe Rossi(Ba&Vo)

Interviewer:ムラオカ

-“ポップ・メタル”と自らの音楽性を称しているとのことですが、ポップでエモーショナルな曲からメタリックでアグレッシヴな曲までふり幅が広いということを言わんとしているのでしょうか?

どちらかというと、自分たちの音楽をどうやってカテゴライズしたらいいかわからずに付けた名前なんだ。ヘヴィな曲もあればライトな曲もあって、そのどちらにも最大限のメロディとパッションが詰まってる。そういう意味さ。

-スクリーモと称されることもあると思いますが、スクリーモと呼ばれることについてはどう考えますか?

うーん、実際俺たちはスクリーモ・バンドなのかな?今の時代、スクリーム・パートとライトなパートがあれば自動的にスクリーモと呼ばれるんだろうけどね。個人的にはなんて呼ばれようと気にしないけど、他人が決めたカテゴライズに縛られずに、単純に聴いてみて気に入るか気に入らないかで判断してもらえればいいと思う。俺たちはロック・ミュージックをプレイするただのバンドだよ。

-日本盤にはボーナス・トラックとしてNE-YOの「Closer」が収録されるとのことですが、すでにmyspaceで聴くことができますね? この曲をカヴァーしようと思った理由を教えてください。

自分たちらしさを出せて、やっていて楽しめるようなカヴァーをやりたいと思っていたんだ。キャッチーな部分は残しつつもスタイルを少し変えてね。いくつかアイディアを試してみてこのNE-YOのカヴァーが一番しっくりきたのさ。もともとはライヴとデモ音源のみの予定だったんだけど、今回こうしてボーナス・トラックに収録した。

-THE HIGHERも「Closer」をカヴァーしていますが聴いたことはありますか?
ありましたら感想を聞かせてください。

聴いたことあるよ!なかなか良かった。

-あなたがたはUK出身ですが、UKのバンドはアメリカのバンドに比べると個性的なバンドが多いような気がします。FUNERAL FOR A FRIEND、ENTER SHIKARI、THE BLACKOUTにしてもアメリカのバンドとどこか雰囲気が異なる気がします。
UKのバンドとアメリカのバンドの違いはどこにあると思いますか?

アメリカとUKでは毎日のライフスタイルや街の雰囲気、住んでいる人々の生活などもまったく違うんだ。生まれ育った環境や経験がそのバンドのサウンドに与える影響は大きいと思う。アメリカに比べるとUKはずっと狭い上にバンドをやりたがっている人も多いから、その中で他より抜きに出るためにはあらゆるアイディアを曲作りなりパフォーマンスなりに尽くさなくちゃいけない。そういった部分で違いが出てくるのかもしれないね。

-UKのインディーズ・シーンにはあなたたちやASKING ALEXANDRIAやFIRST SIGNS OF FROSTなど期待の新人バンドが多くいるように思えるのですが、実際にUKのインディーズ・シーンはどのような状況ですか?

相応しい評価を獲得すべく頑張っているバンドはいくつかいるよ。UKのシーンは場所によっていいところもあれば、ほとんど死にかけているような場所もある。そんな中でアルバムをリリースできるステージにまでたどり着くのはなかなか大変なことだから、こうしてそれが実現できていることは純粋に嬉しいよ。

-普段仲良くしているUKのバンドがいましたら教えてください。

FIRST SIGNS OF FROSTとは何度か一緒にプレイしてるけど、最高の連中だし最高のバンドだね。他にも仲の良いバンドはたくさんいるから、いつの日かみんなも目にすることがあると思う。

-最後に日本のリスナーにメッセージをお願いします。

俺たちをチェックしてくれて本当にありがとう。そしてみんなアルバムを気に入ってくれたら嬉しいよ。近いうちにライヴで会おう!