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INTERVIEW

THE WILDHEARTS

2009.09.11UPDATE

2009年09月号掲載

THE WILDHEARTS

Member:Ginger(Vo&Gt)

Interviewer:KAORU

-「John Of Violence」は子供の声によるクリスマスソングが導入されており、次の「You Are Proof That Not All Women Are Insane」には"ハレルヤ"という神聖な雰囲気のメロディが導入されており、曲自体がハードなので余計にこの2曲の流れが印象的でした。そこから「Tim Smith」のピアノのイントロに流れ込むのも素敵です。

こんなおかしな事はいつも俺のアイデアさ!俺は常に山ほどアイデアがあるんだ。良いか悪いかは分からないけどさ。だから、いつも考え付いた事を提案するんだけど、周りの皆は「イイね」って言ったり、「最悪だよ」って言ったりするけどさ!俺は子供も子供の声も好きだし、ゴスペルミュージックの大ファンなんだ。「ハレルヤ」のセクションは俺が尊敬するバンドCARDIACS(カーディアックス)に敬意を表したんだ。皆にCARDIACSを聴く事を薦めるね。

-「Zeen Repuiem」は日本盤ボーナス・トラックですが、SYSTEM OF A DOWNを彷彿とさせる複雑なリズムでありつつ、METALLICAキッズも喜ぶような必殺リフもあり、最後は雄大にフェードアウトしていくという、実に素晴らしい曲ですね。この曲について、ご自身で解説をお願い致します。

俺が東京の江古田に住んでた時、1996年ごろかな?友達だったDanny Deenってヤツがいて、彼は子供みたいで、俺の友達であり、信頼のおける相談相手だったり、俺にとっては特別な存在だったんだ、でも彼は自殺した。その後、俺はすぐイギリスに戻った。これはその彼の事を書いた曲。だから日本のアルバムのボーナス・トラックとして収録したんだ。数年前に書いた曲なんだけど、この曲が今こうして発表出来るなんて嬉しいことだね。

-THE WILDHEARTSとしては結成17年目の作品ということで、何か特別な感慨はありますか?

俺にとってはいつも通リのTHE WILDHEARTSのアルバムだけどね、でも、聴いてくれる皆が俺達の音の発展性を理解してくれたら嬉しいよ。メインテーマは"ポジティヴ"と"希望"だな。もし君が良い将来を望んで、常に積極的になれる事が出来るなら、君の人生は何でも可能になるんだ。もし君が日々を消極的なものにするなら、ネガティヴな人生になっちまうぜ。幸せはただ笑う事だけじゃないだろ?まあそれは重要だけど。俺にとって幸せとは、己を理解する事なんだ。

-ところで少し話は遡りますが、ソロツアーはいかがでしたか?

とても大変だったけど、素晴らしいプレイヤー達と一緒にやれたツアーは凄く楽しかったよ。ソロツアーでは酔ってないぜ!パーティーはやらないんだ、音楽が全てさ。
俺はソロバンドとして日本に彼等を連れて行きたいと思ってるんだけど、俺達のレーベルは、今年はTHE WILDHEARTSのツアー有るから難しいって言うんだ。まあ、仕方ないと思うけど・・・。 でもいつか必ず、俺のソロバンドの仲間達を日本に連れて行きたいと思ってる。ベースのDeskは日本が好きで、日本語でメモを書いてる様なヤツさ。ドラムのDenzilはロープ無しで恐ろしい橋をよじ登る様な猿みたいなヤツで、ギターのJaseは素晴らしいプレイヤーだよ。本当にいつか彼等と一緒に、日本に行きたいね。

-メンバー交代などTHE WILDHEARTSを続けていくにあたっては色々と大変なことが多いのでしょうが、これだけ長くひとつのバンドを続けてきた秘訣というのはなんだと思いますか?
また、例えばTHE ROLLING STONESのように、50年間同じバンドを続けられるのならば、続けたいと思いますか?

俺達が長く続けてこられたのは、100%ファンのおかげさ。それが無ければ、俺達は何も出来ないし、ここにもいないと思う。俺にとってはファンが一番大事で、ファンが望む様な事は何でもやってみたいと思う。でも、この立場を決して当然の事だとは思って無いね。常に幸せだと思ってる。うん。ずっとこんな感じで続けて行けたらいいなと思ってるよ。

-さて、10月には日本の東名阪ツアーが控えていますね。日本には何度も来日していますが、日本についてどのような印象をお持ちですか?

俺はいつも日本のツアーを楽しみにしてるんだ!好きな食べ物もあるし、好きな人達にも会える。もちろん、好きなファンの皆に会えることも凄く楽しみ。もうずっと長い間、日本の虜になってる。また日本に行けて光栄に思うよ。

-最後に、日本のファンにメッセージをお願いします!

ずっと俺達の事をサポートし続けてくれて感謝してる。熱烈なロックンロールで君達にお返しするつもりだぜ。俺達がバンドをやってる理由は、ファンである君達さ。心から感謝してるよ!!!