MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

CITY ESCAPE

2009.08.10UPDATE

2009年08月号掲載

CITY ESCAPE

Member:Jarrod(Vo & Gt)

Interviewer:MAY-E

-『Avalanches』のリリースおめでとうございます。本作で日本デビューも飾るわけですが、日本にどんな印象を持っていますか?

日本にはまだ行ったこと無いけど、凄く良いイメージがある国だし、いつか行ってみたい国の一つだよ。国自体も魅力的だけど、これまでに会った事がある日本人はみんな良い人だったし、文化にも魅力を凄く感じている。EPが日本で売れたら、是非ツアーも考えてみたいな。

-メンバー皆さん、CITY ESCAPEが初めてのバンドなのですか?バンド結成までの経緯を教えて下さい。

CITY ESCAPE以前にもみんな何かしらバンドをやっていたけど、これといって特筆すべき実績は残せていないんだ。元々全員知り合い同士だったから、以前のバンドが解散した後に自然と集まって、みんなのアイデアを出し合ってジャムったことがCITY ESCAPEの始まりかな。本当に、凄く自然な形でバンドはスタートしているんだ。

-CITY ESCAPEというバンド名の由来は?

「ソニック・ザ・ヘッジホグ」っていうSEGAの名作ゲームがあるだろ?あのゲームに出てくるステージ名から拝借したんだ。バンド名をみんなで考えていた頃、ベースのMattがちょうどそのゲームにはまってて、彼がこの名前をみんなに提案したんだ。なんとなくその響きが気に入って、そのままバンド名にしちゃった(笑)

-バンドを始めるきっかけとなった影響を受けたアーティストを挙げて下さい。

THRICE、THE RECEIVING END OF SIRENS、ELORA DANANとかね。それ以外にもたくさんいるけど書ききれないな。

-デモ・トラックが国内で高い注目を集めていたこともあり、本作を楽しみにしていたファンも多いでしょう。地元でのファンの反応はいかがですか?

うん、素晴らしくボジティヴなリアクションが多いよ。今年は殆どツアーに専念するつもりだけど、EPリリース後のライヴは確実に動員も伸びているし、話しかけてくるキッズの中には、興奮気味にEPの論評をしてくれる子もいるんだ(笑)だから、予想していた以上に好評価を得ているんだと思うな。

-『Avalanches』というタイトルとアートワークの関連性は?

難しい質問だね。言葉では上手く表現できない部分もあるけど、ジャケのアートワークとAvalanchesというタイトルの関連性は隠喩というか・・・。 生きていくことにはストレスが常に付きまとうし、ストレスは雪崩(avalanche)のように俺たちに襲い掛かってくることもあるわけだ。今回のEPの歌詞の内容は、そういうストレスが溜まる状況から一歩身を引いて、本当に重要なものを見極めようというコンセプトを元に書いたんだけど、アートワークが表しているのは、不必要だと判断したものを捨て去り、新たに人生をリ・スタートさせることなんだ。言っている意味が分かるかな?上手く伝わっているかは自信が無いけど、関連性はそんなところさ。

-ソングライティングのプロセスを教えて下さい。

曲によりけりだよ。自宅でくつろいでいる時に、パッと思いついたフレーズやアイデアを宅録して取っておいて、後々それをみんなで仕上げたり、みんなでジャムって作ることもあるし。だから一概には言えないね。

-スクリーモにカテゴライズされることもあるでしょうけど、そう呼ばれることに抵抗はありますか?

俺たちがやっている音楽は「スクリーモ」っていうシンプルな括りじゃ納まらないと思うんだ。「スクリーモ・バンド」にカテゴライズされるのが嫌だって言っているわけじゃないけど、俺たちは一般的なスクリーモよりもアンビエントだったり、展開がダイナミックだったり、ちょっとエクスペリメンタルな要素も取り入れているだろ?だから「スクリーモ・バンド」っていうシンプルなカテゴライズとは、ちょっとかけ離れた存在だと思うね。

-オリジナルメンバーにキーボーディストはおりませんが、ピアノやシンセサイザー、サンプリングが各所で効果的に働いていますね。レコーディングでは誰が担当しているのですか?

EPのレコーディング時は、俺がシンセやサンプリングなんかを全部やったよ。ライヴではドラムのAndyがバック・トラックを予め打ち込んでおいて、それを流しながら演奏している感じだね。

-日本盤のボーナス・トラックである「The Evidence And The Tide」のリミックスは誰が手掛けているのですか?

あれは俺とAndyの二人が、やつのベッドルームでベーシック・トラックを作ってからスタジオに持ち込んで、昔馴染みのエンジニアと一緒に最終的に仕上げたんだ。原曲とはだいぶ表情が変わってムーディーな仕上がりになって、かなり気に入っているんだ。