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INTERVIEW

EUDORA

2009.07.07UPDATE

2009年07月号掲載

EUDORA

Member:Kevin Connor(Ba) Tim Markel(Gt) Brandon Ball(Vo) Nick DeRosa(Dr)

Interviewer:ムラオカ

-アルバムには11曲(+ボーナス・トラック1曲)収録されていますが、アルバム制作にあたって作ったマテリアルはどのくらいありましたか?

B: 15曲だよ。

-また日本盤にはボーナス・トラックが収録されますが、これは最近録音されたものでしょうか?

B:つい先日作ったニュー・ソングで、この曲は、彼女との関係について歌った曲で、オレの彼女がオレに対して誠実でいられなくなって、苦しい思いをしたことについての曲なんだ。彼女自身だけの問題ではなく、彼女の家族についての問題なんかも含んだ複雑なものなんだ。

-アルバム・ジャケットは草原にガスマスクを着けたたずむ女性というコンストラクトのはっきりした非常にインパクトのあるものですね?個人的には非常に気に入っているのですが、このジャケットとアルバム内容はリンクしたものですか?

B:草原とガスマスクをした女性は、まさに『The Silent Years』と命名した意味合いとマッチしてものなんだよ。これは裏話なんだけどオレは、写真の彼女に惚れていて、「彼女をEUDORAのアルバム・カヴァーにしてあげるよ」という話をきっかけになんとか彼女とデートできないかと真剣にたくらんでたんだよ(笑)。

-最近、カヴァー・ソングをリリースすることが流行っていますが、もしあなた方がカヴァーするとしたら誰のどの曲でしょうか?

B:オレは、個人的にカヴァー・ソングが大好きなんだ。そうだな、カヴァーをやるならEddie Moneyの「Take Me Home Tonight」が良いね。

-プロデューサーにはどなたを起用しているのでしょうか?

B:それは良い質問だね。ちょっと面白い話があるだけど、最初のプロデューサーは、当てにならないやつで、なかなかオレ達が求めているサウンドにならなかったから、最初の2週間のレコーディングで彼を使うのをやめて、ハリウッドにいるBrent Woods をプロデューサーとして迎えてこのアルバムを完成させたんだ。

-またプロデューサーのセレクトはバンド・メンバーで決定したのでしょうか?

B:Brent Woodsは、ミュージシャンでありながら、オレの親父の友人なんだ。親父から彼を推薦されたんだけど、結果的には、非常に良かったね!

-特に思い入れのある曲を解説してもらえますか?

K:オレのお気に入りは、「This is Goodbye」。この曲は、ギターのリフで始まり、インパクトのあるオープニングで、曲を通して、力強いヴォーカルと安定したビートで作られていて、凄くエネルギーを感じることが出来るからライヴでの反応も凄く良いんだ。

B:オレも同感だね。この曲は、エネルギッシュで、ライヴのエンディングにぴったりの曲だよ。

-「Alternative Press Magazine」の09年TOP8インディ・バンドに選ばれたようですが、アメリカでは非常に高い評価を受けているようですね?たくさんのインディ・バンドがひしめくロック・シーンの中で選出されることはなかなか難しいと思いますが、この評価を受けての気持ちを教えてください。

B:「Alternative Press Magazine」 は、オレたちが愛読している雑誌で、連絡を受けた時は、オレの人生の中でももっとも素晴らしい出来事だったね。これはバンドにとってある意味でブレーク・スルーの出来事で、ホント今でも信じられないくらいだよ。今度は、「Alternative Press Magazine」のカヴァーになりたいね。

-Track1「Digging Up the Dead」、Track2「Rehearsing in Hearses」、Track6「Mind Over Murder」などはエモーショナル&キャッチーで疾走感溢れるサウンドが聴いていて非常に心地よいと感じました。エモーショナル&キャッチーで疾走感溢れるサウンドはEUDORAサウンドの中心的部分でもあると思いますが、こだわっている点がありましたら教えてください。

T:Track2「Rehearing in Hearses」は最初に作った曲なんだけど、Track1「Digging up the dead」の作曲からは、期間を置いているから、新しいインフルエンスが入ってサウンドになっているんだよね。Track6「Mind Over Murder」は、もともとエレクトロニカなサウンドにしようとしたんだけど、なかなかしっくりこなくて、一旦白紙に戻して、7ヶ月試行錯誤して作曲したものなんだ。どの曲も歌詞が暗いイメージなんだけど、サウンドはハッピーなフィーリングにしているんだ。まさに『The Silent Years』というアルバムの意味合いを表しているんだ。