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INTERVIEW

4LYN

2009.04.06UPDATE

4LYN

Member:Ron Cazzato(Vo)

Interviewer:MAY-E


-楽曲制作のプロセスは以前と変わりましたか?

そう言えるかもしれないな。昔は皆で集まって曲を作ったけど、当時は皆それぞれの意見がある中で曲を作るのが大変だったよ。でもインターネットができて、曲作りが凄くやりやすくなったんだよ。自分の音楽のアイデアを自宅のスタジオで録音して、ネットで他のメンバーに送り、他のメンバーはそれを聞いて判断していくのさ。そしてそれぞれのアイデアを組み合わせて、音楽を作っていくんだ。21世紀はいいね!

-リードソングである「Hello(for you I’m dying)」もダイナミックで、特にサビ部の高揚感がたまりません。アルバムを代表して、この曲の背景を教えて下さい。

この曲は、自分の苦痛から救うため、愛する人を敢えて自分から離れさせたことについての歌なんだ。それをするのは、大変なことで、大変な決断が必要だ。そう、それは俺自身の人生にあった出来事についてのことなんだよ。

-「Hello(for you I’m dying)」のヴィデオ・クリップを拝見しました。楽曲同様にスケール感があって、力強くて、30SECONDS TO MARSを髣髴とさせるような仕上がりですね。あの広大な土地と町は、ドイツ国内ですか?撮影時のエピソードなどを教えて下さい。

このPVはアメリカ・カルフォルニア州にあるジョシュアツリー国立公園で撮ったものだよ。この広々とした場所をPVに取り入れたのは、よい判断だったと言えるね。この場所は、映画「Terminator 3」でも使われたところさ。ゴーストタウンは不気味な感じだったな。家、庭、電柱があるけど、誰も住んでいないんだからさ。ほんと不気味だけど「目がある丘」をその数週間前に見たよ(笑)

-ボーナストラックに収録される予定の4曲は「Hello」以前の楽曲ですが、セレクトはメンバー皆さんによるものですか?

そう、このボーナストラックはメンバー全員で選んだものさ。これらは今のメンバーが作った曲で、俺たちのお気に入りの曲なんだ。

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-ドイツであなた方のようなエモーショナルなロック・サウンドを鳴らすバンドはあまりいないと思うのですが、ドイツにはあなた方が活動しやすいロック・コミュニティはありますか?

そう、4LYNのような音の特定のシーンはないんだよ。4LYNのライブを見に来るファンはRock、Skater、Emo、Hip Hop、Punkキッズで、ポップ・ミュージックのファンも来たりする。スローな曲も激しい曲でも、その曲に全身の力を込めてライブする俺たちが好きで皆ライブを見に来るんだ。だからさっきのコメントのように、俺たちの音楽は色々なカラーが付いている。その多様性がより多くの人達を見慮しているんだろう。でも、それは意図的にしているのではなく、単に俺たちはそういった音が好きで、それをファンも凄く気に入っているという話さ。

-また、世界的に見てNU-METAL~HEAVY ROCK人気が00年前後と比べ低迷しています。特にラップ・パートを取り入れているバンドの数は極端に減りました。この音楽シーンの移り変わりが、あなた方の活動を制限するなど何か影響はありましたか?

俺たちは音楽シーンのトレンドを気にしたことは全然ないよ。メディアの人達が勝手に作り上げて、壊していくものだからさ。トレンドなんて単純に「かっこいい」とか「もうかっこよくない」とかという言葉で表現されるだけだろう。人々に一時的なトレンドで表面的に俺たちの曲を好きになってもらうんじゃなくて、俺たちは俺たちの音楽を通じてトレンドとは関係なく人々の心に触れていきたい。4LYNのライブを見てもらえれば、その意味が分かるだろうな。そして、トレンドに振り回されている音楽の趣向についての発想が変わるだろう。ファンもメディアも、俺たちのライブを見ると考え方が変わっていくんだ。しつこいようだけど、NU-METAL x HEAVY ROCKのシーンのトレンドは、俺たちの音楽活動に全然影響を受けていないよ。

-最近、共感を得たバンドや、親交の深いバンドを教えて下さい。

DONOTS、INSOLENCEはとにかく素晴らしいね。他にはTHE EMIL BULLS、ラッパーのCurse、 Die Happy、IO、オーストラリア出身のTHE BUTTERFLY EFFECT、あとはDREDGなんかと親交が深いよ。沢山ありすぎるな。

-来日の予定はありますか?

もちろん是非とも日本へ行きたいと思っているよ。時期はまだ分からないけど、期待していてほしいな。4LYNは日本でも既に知っている人がいて、ファンがいるって話を聞いているよ。ファンがいるだけで日本に行く十分の理由があるよね。俺たちの友人であるINSOLENCEは日本についてのクレイジーな話を沢山教えてくれたから、日本へ行くのが待ちきれないんだ。