INTERVIEW
36 CRAZYFISTS
2009.04.06UPDATE
Member:http://gekirock.com/interview/2009/04/36crazyfists-interview-top.jpg
Interviewer:MAY-E
-そうでしたか。ぜひ一度激ロックに遊びに来てほしいですね。「The End of August」「The Heart and the Shape」はもちろん、最新アルバム『The Tide And Its Takers』のリード曲「All Night Lights」などに合わせてキッズがヘッドバンキングしてるんですから。
ナイス(笑)ぜひ遊びに行くよ!(笑)
-新作「The Tide and Its Takers」は特に、ヘヴィな面もメロウな面も持ち合わせていて、アルバム一枚の中でもムードの変化に富んだアルバムだと思いますが、ライヴでプレイする際に特に気を使っていることはありますか。
確かにヘヴィな楽曲やメロディックな楽曲もあるんだけど、俺たちはライヴで表現できないものは絶対にレコーディングをしないようにしているんだ。だから、どの曲もライヴでは表現出来るし、その点について苦労したこともないな。
-アグレッシヴなヘヴィ・ロック・バンドですが、アルバムによってNU-METAL、ハードコア、メタルと型にはまらないサウンドですよね。そして、それぞれの時代のシーンの良い部分を自らのサウンドにもきちんと反映させることができる、バランス感覚に優れたバンドだという印象を持っています。世界的な音楽シーンやムーヴメントには意外と敏感だったりもするのかなと思うのですがいかがでしょうか。
どうもありがとう。見ての通り、俺たちはかっこいいヘアスタイルでもないし、タイトなジーンズを履いてもいない。だけど、流行りのファッションに文句を言うつもりは全くないよ。ただ、俺たちがそのシーンの中に入っていくことは出来ないけれど、それでもこのシーンについて俺たちは確かによく知っている。
-では最近注目しているバンドならびにムーヴメントはありますか?
シーンはよく知っているけど、今のシーンのバンドは実際はあまり聞かないんだ。俺たちはメタルをやっているから、俺たちが実際に一番よく聴いているのは昔のメタル・バンドだったりする。他には、シンガーソングライター系のものをよく聞くよ。今はACID BATHというバンドをやっていたDax Riggsに注目している。あとはKINGS OF LEONの新作なんかも好きだね。俺たちは煩い音楽をやっているけど、いつもそういう音楽を聴いているわけじゃなくて、どちらかというと静かな音楽を聴くことが多いかな。
-意外なセレクトですね。
そうだろうね。バンドのメンバーも皆、四六時中メタルを聴いているわけじゃないんだ。本当に色んな音楽を聴いているんだよね。
-では、ルーツと呼べるアーティストは?
色んなバンドに影響を受けているけど、一番と言われたらMETALLICAになるかな。昔から好きだし、今でもすごく好きなバンドだ。他にはDEFTONES、FAITH NO MORE、SOUNDGARDENなんかに影響を受けたよ。
-前回のインタビューで、合衆国で一番近い大都市はシアトルに行くのに車で3-5日はかかるというツアーの苦労話を聞かせて頂きましたが、逆に、アラスカにライヴに来るバンドはいるんでしょうか?
ワシントン州のシアトルでライヴをしたついでにアラスカに寄っていくバンドは、昔はいくつかあったよ。それでもMETALLICAみたいなビッグ・バンドばかりだったけどね。俺たちが大人になる頃には、アラスカまでライヴに来るバンドなんて全くいなくなった。最近になってようやく俺たちの友人でもあるKILLSWITCH ENGAGEやEVERY TIME I DIE、UNEARTHなんかがアラスカまでライヴをしに来たけど、アラスカのキッズはハングリーだから、皆すげー良いショーをしていくんだ。
-それではアラスカのキッズも大変ですね。
そうだね。オズ・フェスやワープト・ツアーなんかの移動するフェスがシアトルに来るのを待って、2時間くらいかけて飛行機でいっているみたいだ。だから、アラスカのキッズはライヴを見るのにたくさんのお金を貯めなきゃならないんだよ。