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INTERVIEW

THE OPERATION M.D.

2008.06.22UPDATE

THE OPERATION M.D.

Member:Cone McCaslin

Interviewer:吉野将志

-お二人が初めて出会ったのはいつごろなのですか?またそのときのお互いの印象を教えてください。

Cone McCaslin(以下/Cone): Toddと最初に会ったのは2001年のWarped Tourだよ。俺はSUM41で、あいつはH2Oのメンバーで参加していたんだ。6週間にもわたるツアーだから、毎日顔を合わせてショウを運営していくうちに友達になった。その後2002年に数週間のSUM41のUSツアーにH2Oが前座として参加したんだ。その時により仲良くなって一緒にサイドプロジェクトをやらないかって言うアイデアが浮かんできたんだよ。

-「THE OPERATION M.D.」というバンドは、お二人の初めての出会いからどのように結成されていったのでしょうか?

Cone: 2002年にただノリで曲を書き始めてしばらく一緒にやってたんだ。で、曲を作ったりしてた。しばらくお互いツアーが入っていてアルバムを制作する時間がなかったから、2006年になってようやく"We Have An Emergency"をレコーディングしたんだ。

-「THE OPERATION M.D.」というバンド名の由来を教えてください。また「M.D.」は何を表しているのでしょうか?

Cone: 2006年まではバンド名って言うのはなかったんだ。で、いっぱい候補はあったんだけど、結局"The Operation"というバンド名に決定した。それから"The Operation"って名前ということで、医者の格好をしてライブをやったり写真を撮ろうってアイデアが出てきたんだよ。しばらくして"Medical Doctor"(外科医)って意味の"M.D."をバンド名に加えて"THE OPERATION M.D."が誕生した訳。

-白衣に聴診器、ゼブラ柄のメガネなどを身につけた医者に扮していますね。とっても面白いなと感じたのですが、これは誰のアイディアなのでしょうか?またこれはバンドのコンセプトを衣装で表しているのでしょうか?

Cone: カナダのトロントで最初のバンド写真を撮る時に、医者の衣装を買いにコスチュームストアに行ったんだ。もう医者になろうってアイデアはあったからね。お店を見渡してチェックのサングラスを見つけた時に、"これはヤバい!"って思ってその日はそのサングラスを買って撮影に使い、サングラスは今もずっとバンドの必需品のままさ。

-「We Have An Emergency」を聴かせていただきました。
JULIETTE & THE LICKSやTHE HIVESなどの息遣いを感じさせるガレージ・ロックサウンド満載のアルバムで、とても気にいっております。そのアルバムが日本においても4月18日にリリースされましたが、今の気持ちを教えてください。

Cone: 最初にこのアルバムをリリースしたのは2007年1月のカナダで、その後オンラインで買えるようになった。バンドとしては世界中でリリースしたかったんだけど、時間が限られていて...。で、SUM41もH2OもJULIETTE AND THE LICKSも日本にたくさんのファンがいるって事を思い、日本のみんなはきっとのこのサイドプロジェクトを気に入ってくれるんじゃないかなって!だから日本でリリースできた事は本当に嬉しいよ!

-今作は、「SUM41×H2O」という図式からリスナーのイメージする音楽性とかなり異なるサウンドになっていると思うのですが、最初からこのような作品を意図していたのでしょうか?

Cone: まず最初に俺たち2人がこのアルバムを作る時に決めた基本的な唯一のルールは、SUM41、H2Oとは全く違った音楽にする事だった。これはサイドプロジェクトであり、SUM41やH2Oのような音にする意味が全くないから。そこからは全く何も決めずに曲作りに入って、やりたいようにやった。2人とも往年のガレージパンクが好きだったから、制作する曲がそういう方向に行くのは自然な事だったと思うよ。アルバムはすぐ出来上がったし、他のアイデアは出てこなかった。あんまり深く考える事もなかったよ。出来上がった曲を凄く気に入ったし、ホントにやりたいようにやっただけ。"完璧な"曲調を作るのに無駄に時間を費やすなんて事は全然しなかったけど、全曲凄くいい出来だった。何にも分析とかしなかった結果、このアルバムは本当に特別な個性も持った作品に仕上がったんだよ。

-製作過程において、お互いにインスピレーションを受け合うということはあったのでしょうか?

Cone: もちろん!スタジオでの共同作業はホントすばらしかった。なんか本当に医者の兄弟みたいに快適に仕事ができたし、要所要所でのアイデアも共有できたし、お互いに本当の事を言い合えたしね。凄く良かったよ。