―セカンドEP「AH!」がスマートパンクで長期間に渡りトップ10内にランクインするなど異例のヒットを飛ばしていますが、あなた達自身これをどう捉えていますか？

D:すごく嬉しかったよ。自分達が一生懸命力を注いだものが良く受け入れられるのは、いつでもいいもんだよ。

―模範的なエモーショナルなメロディーからは逸脱し、CLICK FIVEやROONEYなどのポップ・ロック・バンドを思い浮かべてしまうほどなのですが、このあたりは意識したのでしょうか？

D:正直に言うと、アルバムを作ってた時に僕等が考えてたのは、僕等みんなが好きな音楽を作ろうってことだけだったんだ。僕等全員がポップミュージックと強いメロディが大好きだから、それが自然にアルバムに出たって感じなのかな。

―ギタリストとベーシストの３人がバックアップ・ヴォーカルを努めていることもあり、ハーモニーとコーラスがとても美しいですね。このあたりも、EPと比べて強化されたところだと思うのですが、いかがでしょうか。

D:そうだね。このアルバムでハーモニーは強化したよ。ボーナストラックの"Fame and （Mis）Fortune"を聴いてもらえばわかると思うよ。

―眩い青春時代のようなきらきらとしたサウンドで、どの曲がラジオから流れてきてもおかしくない仕上がりですね。楽曲のテーマとなるのは、やはり青春時代ですか？

D:僕等は、人生経験から歌詞を作ることが多いんだけど、みんな大人への移り変わりを経験しながらだから、それが音楽にも出てるんじゃないかな。

―落ち込んでいても聴けば笑顔になれるようなハッピーな曲が多いですが、あなた方自身がネガティヴになってしまったときは、どんな風に気分転換していますか？

D:音楽は、ムードを完全に変えれる力を持っているから。僕が落ち込んでる時は、アコースティックギターを手にとってそれを曲にしてしまうよ。それが感情を表現する最高の手段だからね。

―アメリカでは既にアルバム「Shh.Just Go With It」はリリースされていますが、本国のファンの反応はいかがでしょう？

D:反応はかなりいいよ。ライブでキッズが新曲をシンガロングしてくれるのがうれしいね。

―Zack OdomとKenneth Mount（ALL TIME LOW、MAYDAY PARADE、THE CARTEL等）をプロデューサーに起用していますが、彼らとの仕事はいかがですか？

D:一緒に仕事ができて最高だったよ。音楽的な洞察力がかなりあって、初日から僕等と同じ場所に立ってくれたからね。

―今作のアルバムのアートワークの「ピンク」と「水色」はエヴリ・アヴェニューのイメージにぴったりだと思いました。あなた方自身、バンドのイメージカラーは何色だと思いますか？

D:ピンクとスカイブルーかな。僕等は鮮やかな色が好きで、CDのジャケットも８０'ｓっぽい何かにしたかったんだ。

―メイン・ヴォーカルのデイヴィッドがピアノも兼任していますが、デイヴィッドはライブの時は座っているですか？

D:現段階では、ライブでピアノはやってないんだ。でもこれからやるかもね。

―THE AUDITIONとツアーをまわる機会が多いようですが、彼らとも仲が良いのですか？

D:THE AUDITIONとはかなり仲が良いよ。ツアーメイトとしても最高のやつらさ。

―そして、５月には来日が決定しましたね！最後に、日本のファンに向けてメッセージをお願いします。

D:やっと日本でライブができてうれしいよ。本当にそれまで待ち遠しいよ。絶対ライブに来て、僕等をチェックしてくれよ！！みんなに会えるのが楽しみだよ。