Special Interview about UBiO
KEMURI : 伊藤 ふみお(Vo) 津田 紀昭(Ba) 田中'T'幸彦(Gt)
インタビュアー : 米沢 彰
KEMURI
『ALL FOR THIS!』
KEMURI完全復活の狼煙!昨年のAIR JAM 2012で奇跡の再結成を果たした、国内スカコア・ブームの先駆け的存在KEMURIが2013年、ついに本格始動!!
話題沸騰中の高音質イコライザー搭載の楽曲プレーヤ型アプリ。サウンドサイエンスの音質改善技術を採用しておりクリアで臨場感のある音質を実現。
奥行があるような、広がりが出ますね。 ―― 田中'T'幸彦(Gt)
-今回、UBiOというiPhoneアプリをご用意致しましたので、ニュー・アルバム『ALL FOR THIS!』から「Standing in the rain」の音源を聴いていただいて、率直なところを伺いたいと思います。
田中"T"幸彦(Gt)(以下、T):おお!音が広がった感じがしますね。
-で、オン・オフをしながらいろいろ試していただいて、自分なりにこの曲を聴くならこのポジションという点を探してみて下さい。
T:オッケー。
T:なるほど。奥行があるような、広がりが出ますね。
-結構変わると思いますね。
T:僕はこのへんだったらどこでも良いと思います。嫌な変わり方は全然しないですし、この周辺だったら良いですね。
T:これはオフにするとiTunesで聴いてるのと同じ?
-同じになります。
T:ほぅ。じゃあこれは、別にEQ(イコライザー)でどうにかしてるとかっていうんじゃないんですね。
-そうですね。もうちょっと根元のところで変えてるってことなんですよね。
T:そういうことなのか、なるほど。
伊藤:もうちょっと根元...。
T:だからあれじゃないですか、MacでもiTunesで聴くのとQuicktTimeで聴くのと音が違うじゃないですか。というか、違うんですよ。僕の耳からすると。今回のアルバムもiTunesではテストをしてなくて。QuickTimeのほうでずっと聴いてたんです。これもそういうことなんでしょうね。根元の何かの計算なんでしょうね。おもしろいですね。
元々のミックスの空気感とか、いいね!音! ―― 伊藤 ふみお(Vo)
-続いて、伊藤さんにも試していただいていいですか?
-これがオンの状態ですね。Aメロだと少し分かりにくいと思いますが・・・。
津田:歪みがあまりないですからね。
-そうなんですよね、空間が多いので変化がわかりにくいと思います。
伊藤:元々のオフの状態っていうのはコンポとかと比べるとどこが違うわけ?
T:iPodで聴いてる感じじゃないですか?
伊藤:ちょっと薄い感じってこと?
T:うーん、薄い...。そのへんの感覚はちょっとアレかもしれないけど。いつもiPodで聴いてるような音ってことですか?
伊藤:うん。それにちょっと奥行が出る感じ?
T:そうですね。Macでも違いますもんね、アプリケーションで。
伊藤:俺はこの辺だな。やっぱりローの響きとかで考えると。
伊藤:でも、これはイコライザーじゃないんだろうね。
T:イコライザーじゃこうはならないですよね。
-赤い丸のポジションを動かして、色んなセッティングを試してみて下さい。
伊藤:左と右と上と下でやっぱり違いますね。
伊藤:元々のミックスの空気感とか、いいね!音!
伊藤:おもしろい。これいいね、イコライジングより簡単だね。より視覚的だし、イコライザよりも。数字とかないし、この辺かなみたいな感覚だね。
結構俺はうるさいのが好きだから ―― 津田 紀昭(Ba)
-じゃあ最後に津田さん、試していただいていいですか。
津田:(操作が)わかりますかね(笑)。
-シンプルなボタン配置になっていますので(笑)。では聴いて下さい。
津田:わぁ、ほんとだ。
伊藤:あれ、この真ん中っていうのはあくまでオリジナルに近いっていうこと?
-特にどこを強調するでもなく、ストレートに音質を良くしたっていうイメージですね。
津田:なるほどね。どうなんだろう!?(大声)
伊藤:声がでかいよ。(笑)
津田:この辺ですかね!?(大声)
伊藤:またデカいよ。(笑)
津田:結構俺はうるさいのが好きだからこのへんですかね。高音重視でシャリっとした。
伊藤:でもね、予測はしてた。
津田:うるさいほうが好きだから。
T:予想通りだった(笑)。
伊藤:でもさ、他人の耳がどう聴こえてるかなんてわからないからね。
-それぞれ違いますもんね。
-普段、プライベートではどのような環境で音楽を聴いていますか?
T:僕はMacでインターフェースを繋いでいます。曲も作ったりするので、同じ環境なんですけど。音楽のモニターを両側に置いて聴くか、後はiPhoneですね。
-みなさんどうですか?
伊藤:僕はPowerBook、PCとあとは車!カー・オーディオ。車が多いかな。
-じゃあ運転しながら聴くことが多いんですね。
伊藤:そう。基本的にヘッド・フォンはしないで聴くタイプですね。イヤホンとかも。
津田:自分はもう、普通です。CDラジカセとかコンポとか。せいぜいiPodくらいですね。
-車は普通の状態ですか?それとも、いろいろ積んでいるのでしょうか?
伊藤:基本的にフラットで、手を加えないで聴いてるね。
-プロのミュージシャンの視点でUBiOのここをもっと変えられたらとか改善案とか提案ってありませんか?こういう機能がついていたらいいのに、とか。
伊藤:このアプリに例えばだけど、ピッチコントローラーとか、テンポが変わるとか、プラスアルファがあったら便利だろうね。プレイヤー向けにね。
T:今の段階だと音質をよく再生するっていう感じですよね。
伊藤:ソロとかコードとか耳コピするときに、これ使ってテンポを落としてゆっくり聴くとか。音を良くするプラス・アルファでそういう機能がついていれば良いよね。
-すごくミュージシャン的な意見ですね。
津田:需要はありますよね。単に音がいいっていうだけじゃなくてね。
-プラス・アルファがあったほうが良いですね。
伊藤:しないけどね、そんな耳コピとか(笑)。
一同:(笑)
津田:俺は機会が絶対あるね。カバーするってなったらね。
伊藤:昔一緒にバンドやってた奴でCharlie Parkerのソロが速すぎて分かんないから4トラックのMTRに入れて、それでテンポ落として耳コピしたってのもいたよ。実際そういう、微妙なこだわり方をする人は居るよね。でも、音が変わるっていうのはわかるよ、だいぶ。
Other Interview
2013.06.06 UPDATE
伊藤 ふみお(Vo)
津田 紀昭(Ba)
田中'T'幸彦(Gt)
"自分たちでも、ここまでのアルバムができるとは思ってなかった"
KEMURI 復活のアルバム『ALL FOR THIS!』をリリース!
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『ALL FOR THIS!』ディスクレビュー
KEMURI完全復活の狼煙!昨年のAIR JAM 2012で奇跡の再結成を果たした、国内スカコア・ブームの先駆け的存在KEMURIが2013年、ついに本格始動した。AIR JAMへの出演やその後のツアーは、期限的なファン・サービスだと思っていたので、まさか新作を発表することになるとは。本当に感激の一言に尽きる。楽曲自体は、基本的には何も変わらず......という印象だが、一度KEMURIというブランドを脱ぎ捨てて、それぞれの道を模索し、色々乗り越えて来た彼らだからこそ奏でることが出来る、色褪せることのないPMA (Positive Mental Attitude)の精神と、揺ぎない音楽への情熱が詰まった彼らの再出発にワクワクしているのは私だけではない筈! 山本 真由
話題沸騰中の高音質イコライザー搭載の楽曲プレーヤ型アプリ。サウンドサイエンスの音質改善技術を採用しておりクリアで臨場感のある音質を実現。