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INTERVIEW

PAPA ROACH

2014.12.08UPDATE

PAPA ROACH

Member:Jacoby Shaddix(Vo)

Interviewer:KAORU

-『F.E.A.R.』="恐れ"というテーマについて詳しく教えてください。

俺の中でまず最初に浮かんだ言葉が"Face Everything And Rise"。すべてと向き合って、そこから立ち上がるんだっていうテーマだった。これまで人生、いろいろと悪いこともあったけど、それをすべて受け入れて、改めて自分を問い直した。自分はなんのために生きてるのか、何者なのかっていうことを問うて、人として、父親として、ミュージシャンとして、すべての自分と向き合って、より良い人生を送っていこうということなんだ。

-Jacobyの書く歌詞はとてもリアルですよね。正直で。

うん、すべて真実だから。

-『F.E.A.R.』のサウンドは、全体的にエレクトロな打ち込み要素が増えましたね。

俺は元々インダストリアルなアーティストが大好きなんだ。THE PRODIGYとかNINE INCH NAILSとか。好きなアーティストがたくさんいる。このアルバムでは確かにそういう要素がさらに多くなったね。ただ、あくまでロック・バンドだから、テクスチャーとして、やりすぎない程度に、色合いを添えるという意味でやったんだ。これが次の作品に引き継がれるかどうかはわからないけどね。いきなりギターだけのストレートな曲を書くかもしれないし。

-THE PRODIGY以降の、最近流行のEDMやダブステップの作品に影響を受けたりしましたか?例えば「Falling Apart」にもダブステップの要素が入っていますよね。

俺にとって、ダブステップっていうのは、エレクトロ版へヴィ・メタルのように感じるんだ。キーボードでやってはいるけど、本質的にはヘヴィ・メタル。アグレッシヴでグルーヴィーだから病み付きになるよね。でも、もっとエレクトロが好きなのはベースのTobinなんだ。俺はあくまでロック方面からの聴き方だけど、各メンバー聴き方が違うね。トラップとかも好きだしそういう要素も入ってるんだ。

-「Gravity」ではIN THIS MOMENTのMaria Brinkがゲスト・ヴォーカルとして参加していますし、その他にもヒップホップ・アーティストも迎えているのですか?

それは俺(笑)!

-そうだったんですね! 別人のように聴こえました。

俺の声にはかなりエフェクトがかかっているんだよね。Mariaとはたまたま同じスタジオの隣同士でレコーディングしていたんだ。俺もIN THIS MOMENTが好きだし、彼女もPAPA ROACHが好きだったみたいで快く引き受けてくれたよ。

-Mariaも素晴らしいラップを披露していますよね。

うん。IN THIS MOMENTの新作でもラップしてるみたいだよ。

-Churko親子(Kevin ChurkoとKane Churko)のプロデュースはいかがでしたか?

とてもいい経験だったよ。彼らのレコーディング・アプローチは、すごくモダンなんだ。ギター・アンプを一切通さずにコンピューターに入れたりして、テクノロジーを駆使してる。歌詞も共作した部分もあったんだ。彼が作ってくるものはヒネりが効いてて面白かったね。

-素晴らしい作品なので、リリースが待ち遠しいですね。今日のKNOTFESTに出ているバンドもPAPA ROACHをフェイバリットに挙げているバンドがたくさんいますよ。

ありがとう。嬉しいな!今日のライヴが楽しみだよ。